異常なこと・・・個人情報の管理は日米でこんなにも違っている
「黄色いリボン」をDVDで見ている。書庫のパソコンである。DVDそのものは348円でショッピングセンターに売っていたので買った。ありがたいことである。こんなに安価で。リタイア組のことをよく考えてくださっている。(合掌 チ~ン・・・)
なんでこのDVDを見ているかというと、その大舞台を実際に見てきたからである。今回のカナダ・アメリカ漫遊で。やはり、見ると聞くとは大違い。実際に行って見て初めてよくわかったこともたくさんあるからである。なにがよくわかったかというと、「黄色いリボン」のストーリー展開からして、人間世界のつまらない出来事が多すぎるからである。しかし、大自然はあたかもそういうつまらない出来事をせせら笑っているように、で~んと構えている。しかもその規模が半端ではない。デカイのだ。なんでもデカイ。あれじゃぁ、モノの考え方や、感じ方なんていうことを日米で比較する方がおかしいということになる。
第一、ああいう世界に飛び込んで行った白人の開拓者という人々の精神状態はどうなっているのだろうかと思ってしまう。圧倒的にガンマンをはじめ、戦いのタフガイが多く、先住民族との闘争ばかり描かれている。それがとてつもなく楽しい。どうせ物語だから。先住民族の哀しみは、まったく描かれていないのが致命的だけれども。ほんとはそっちの方を知りたいのであるが。
そうだとすると村上春樹の小説なんか実にせせこましく感じてしまう。実にわかりやすい、まるで英文をたどたどしく直訳したような文体でもって、若者の愛だの・恋だの・sexだの・挫折だの・文学だの・・・と書いている。わかりやすいと言えば、こんなにわかりやすい小説もない。とりかかりという点では。
それでも繰り返し読んでいるのだから、ワシも病気である。なぜか。青春期そのものの異常性を気取った設定でもって見事に描いているからである。
そういう異常性を扱っているのが、文学ではないのだろうか。
今読んでいる堤中納言物語の古文書も、登場する人物の異常性を描いているからおもしろい。
しかし、そもそも異常性というのならその基準というのがあるはずである。なにが基準となっているのだろうか。常識というものであろうか。普通・・・・とか言って、常識を語る人々も多いが、何が普通なのだろうか。なにが、人間の考え方や感じ方の基準になっているのだろうか。
経済なのだろうか。メリットとか、デメリットとかいう用語だけで扱われるようなことだけだろうか。
私は、人間行動の基準なんてないと思っている。
法律に書いてあるというのだろうか。そんなことがあるわけもない。
ついでに言えば、ブログの基準というのもあるんだろうけど(他者批判を極端にしないとか)、これもまたどうなっているんだかねぇ。もっとも私は他人のブログをどうのこうのと言えない。言う資格もない。変わっているブログだと言われるから、そうなんだろう。ユニークだから見てみないかと先日もTwitterに書かれていたからそうなんだろう。ユニークというと、それは変わっているってぇいうことだろうから。
こっちは実にまじめに書いているつもりである。マジにである。それに惚け防止のためにやっていることでもある。生涯学習をやっているつもりだから、それなりに伝達手段としての意味もある。
そういうことである。
ささやかなことでしかない。リタイアしたジジイのせせこましい日常を書いているだけである。こんなことでもやっていないと、ますます惚けるからだ。
しかし、どんなにつまらないことでも、それをどうやって受け止めて、どう感じたのかということを「考える」ことだけはできる。それを文章にしてみて、日々反省するわけである。だからかなり自分語りがある。
でも用意周到に書いている。なかなか私の個人情報は明らかにしていない。ぼ~っとは、書いてあるが。電話番号も書いていない。あたりまえである。
それに実名でも書いていない。あくまで仮名である。「と~ま君」である。もっとも友人知人は知っているけど。アッシのことなんか。またバカなことをやっていらぁってなワケだ。
バカはどこまでいってもバカだから、許されよ。わはははっはははっははははである。
しかしである。
今回アメリカに行って初めてわかったのだが、普通の旅券とは別の形で入国許可証が必要だった。これはこれは。個人情報丸出しである。入国審査も世界で一番厳しいのではないか。飛行場での入国審査では全員靴を脱げと言われるし。
これにはびっくりした。
テロに狙われているからだろう。
そりゃそうだ。あれだけミリタリー国家的な傾向があるのだから、狙われる可能性は高いだろう。
それよりも、そういう個人情報が、ビッグデータとなってアメリカのしかるべきところにしまい込まれているのだろうと感じた。かえって恐ろしい。
日本の入国審査なんて、まるで幼稚園である。簡単明瞭である。これでいいのかね。どっかで事件が起きないだろうかと思う。事件事故が起こってからでは、しょうもないとジジイとしは感じているのだが。杞憂に終わってほしいと思うだけである。
アメリカがあんな風であったら、日本の個人情報保護なんてクソの役にもたっていないとも思ったのだ。異常と言われるほど個人情報を管理しているつもりでも、アメリカはそれ以上に個人情報をすでに知っているではないか。
もうバレバレではないか。異常なほど。
そういうことである。
そういうこと。
今日も塾に行く。
それまで、教材研究をやる。国語以外のを。数学英語をやらんといかん。自信がないから(^0^)。
(^_^)ノ””””