今日は校内スポーツ大会。
楽しく一日過ごさせていただきました。
PTAの皆様に作っていただいた豚汁を感謝しながら食させていただきました。ありがとうございます。大変美味しかったです。
表彰式の後、関東大会に出る陸上部女子三段跳びの選手の壮行式。
うれしいものです。
結果を出すということは、その前提条件があるからです。Aがあるから、Bがあるんです。Bがいきなりあるわけではありません。
そのAとは以下の三つです。
一つ目は、選手自身の潜在能力。
スポーツ選手は極言すればこれにつきます。潜在能力の発掘こそが全てです。それを見つけるために教育はある。
二つ目は、指導者の指導技術。それが秀抜であればあるほど結果が出る。
三つ目が、本人の努力です。もっともこれが一番でしょう。これこそ本当は最初に来るべきことであるかもしれません。
以上のようなことを体育館で言わせていただきました。わたくしは高校時代、硬派の応援団も柔道部と一緒にやっていました。華の応援団という劇画がありましたが、あれとそっくりでした。江戸時代から続いている創立300年の日本一古い高校で、旧制中学以来の伝統校でした。
いわゆるバンカラを気取った応援団ですから、デカイ声なら誰にも負けない自信があります。いっそのこと、ステージの上でかつての硬派応援団スタイルで一回やってやろうかと思いましたが、断念しました。今は痩せていますが、昔は重量級でしたので、びっくりさせてもいけないと思ったものですから。なにしろベンチプレス140キロを平気で上げていたんですよ、現役時代は。
体育館でわたくしの言った三点のことは、実は勉強にも言えることです。全て当てはまります。
このブログでもリンクさせていただいていますが、京都の堀川高校は、潜在能力の高い生徒を集めることに成功して、あの大奇跡を実現したのです。つまり、旧制の女学校からスーパー進学高への変身です。
地域的にはまだまだ本物のスーパー進学高に乏しい状況ですので、県銚も是非その大奇跡のお仲間入りをさせていただきたいと思っています。これは本当にそう思っています。そのためにも、今日在校生に申し上げた三点こそ重要なファクターだということです。
それにしても、関東大会以上でないとわたくしも応援にはいけませんから、本当によかった。
体育館でも言いましたが、これで全国大会でもなんでも応援に行ける。可能ならば五輪でも行きますよって言ったら在校生諸君は笑っていましたね。
その後、今年のインターハイの柔道100キロ級Best8になったわが柔道教室の生徒の話をしました。幕総の生徒の話。始発電車で幕張まで2時間かけて通学している。それで県チャンプ。全国Best8。それでいて理系大学に行きたいと。本当なのですよ。文武一貫というのはこういうのを言うのです。結果も出さずに文武両道などと簡単に言わないで欲しいのです。
近場から通っていて結果の出ない人には是非見習って欲しいくらいです。
上には上があるんです。
自己満足しないでがんばりましょう。
25日、朝4時頃こちらを出発して応援してきます。自分勝手に行くので、自腹です。当たり前です。学校会計に迷惑はかけられません。清らかな在校生の晴れの姿をこころから礼賛させていただきます。なんの計算もない、そういう姿が尊いのです。運動をやってなんらかのメリットを得ようというのを、それが「卑」であるという点で、わたくしは一番嫌いますから。
楽しみです。本当に。