と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

善根を持っている生徒

2009年01月30日 05時28分30秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日、学校のすぐ近くにお住まいの方から下記のような投稿メールをいただきました。
 謹んでご紹介申し上げます。
 (昨日の記事「チェンジ」のComment欄に掲載してあります)

>先日お返事どうもありがとうございました。
>今日家の子供に県立銚子高校の女の生徒さんが小さな時に読んでた絵本やおもちゃをくれました。

>すごく優しい高校生ですね家の子供は大喜びでした。
>県立銚子高校は女子校の時よりだいぶ変わりましたね


 ありがたい限りです。
 ほんとうにありがたい限りです。

 このような善根を持っている生徒がおることに。
 感動しました。

 そして、それをあたたかく見守ってくださっておられる地域の方々。
 
 メールをくださった方にも、当該の生徒にも共通の人間観があるような気がしてなりません。

 それは人間を善と見るという感性です。
 もう一つは、おさなごへの慈愛です。
 非常に大切なことであると思っております。

 当該生徒の保護者にも思いを致しました。
 家庭教育が、しつけが本当に素晴らしいのだろうと思ったのです。
 言葉の教育も素晴らしいのだろうなぁ、夕食の団らんでは、隣の悪口など出ないのだろうなぁとかとも。
 どのようなご家庭なのでしょう。

 保護者の方も、かなりの見識の方とお見受けいたしました。
 この親にしてこの子あり、であります。

 わたくしも自省させていただきました。
 もう成人してしまいましたから、慚愧の思いであります。

 親の人物の程度が、子に映るのです。
 鏡のようなものです。
 神社に行くと、奥殿にはたいてい銅鏡があります。あれは我が身を映しているわけです。親子関係のようなものだとずっと思ってきました。子どもに小言を言ったら、それはそっくりそのまま自分に返ってくるわけです。鏡とはそういうことです。
 あまり、そういう場所に行くこともありませんが。歴史的建造物以外は。
 宗教的なことは書いてはなりませんので、これくらいにしておきます。



 生徒の無償の行為をこのままそっとしておきたいと思います。
 誰だって、他人に知られるために、計算尽くで善行をする人はおりません。
 人の目につくところでこれ見よがしに、ということではないですし。
 当該生徒の気持ちを大切にして上げたいと思います。

 逆だったら、違って参ります。
 世間にはそういう方もおられます。
 皮肉、嘲笑、欠点しか見ないとか。
 それもいいでしょう。
 真理ならばです。
 
 時事問題に発展しそうですからこれくらいにしますが、なかなか良いことは人間話の種にはいたしません。

 悪口を好むのが良い例ですよね。
 他人の悪口を言ってるソバから、今度は自分はどんな悪口を言われているかを気にする人もかなり多い。



 今回の例は、生き方教育として実にいいと考えました。

 学習指導要領が改訂されて、文科省は高校にも道徳教育をと考えています。
 生き方教育として、いろいろな場面で展開が可能です。
 小中学校と違って、特設道徳教育の時間が高校にはありません。
 かつて、そちらの世界でその展開方法を研究させていただき、研究紀要を書かせていただき、京都で全国発表・・・・とかを経験させていただきました。
 若気の至り。

 しかし、そんな手練手管ではないもの、つまり根本にある人間観というものをもっと問題にしていかなくてはならんと思った次第です。

 また明日。 


 
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チェンジ

2009年01月29日 05時23分04秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 コンピュータが壊れてしまって、新しく格安で購入しました。
 これがすこぶるいい。
 
 メモリが1ギガとなりましたし、余裕のハードディスク。

 なにが変化したかと言うと、動画処理が抜群に楽になりました。
 (笑)

 日本語暗唱教室の様子もこれで県銚の先生にお見せすることができます。
 一安心です。

 壊れたからできませんというのではあまりに申し訳ないですから。

 ☆

 昨日も動画から戦前の政治家とか、有名な歴史的な人物の演説を紹介しているサイトで感嘆をしていました。
 
 東郷平八郎まであったのには驚きました。

 YouTubeです。

 凄い時代になったものです。
 それにしても、歴史上の人物たちのスピーチのなんと上手なことか。
 ため息が出ました。
 とてもとてもまねすらできません。
 当たり前です。
 器が違います。

 最初は静かにスタートして、盛り上がりは感動的にいく。
 そんなことを感じてしまいました。
 新しいアメリカ大統領のスピーチも感心しましたが。
 彼の名演説の中にあったのが、「チェンジ」でしたね。



 コンピュータも新しくなったし、わたくしも変化しなくちゃ。
 あ、思い出しました。
 今日、わたくしは一つ年を取りました。
 いくつになったかというと、それは恥ずかしくて言えません。
 無為無策で生きてきたことが限りなく恥ずかしいと思います。
 気取っている場合ではありませんね。
 チェンジしなくちゃ。

 ・・・・・・

 また明日。

 
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コンピュータが壊れて

2009年01月28日 22時56分09秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 コンピュータの好きな中学生も多いのでしょうね。

 県銚もすばらしいマシーンが待っていますよ。

 先生方も熱心です。
 もっとも全ての教科で面倒見の良い授業を展開していますが。
 それが県銚の特長です。

 
 ☆

 
 コンピュータを複数持っていますので、今日は別のメーカーのでいろいろやっていました。昨日壊れましたので。

 マルチメディア系を好みますので、なかなかこれでも結構うるさいのです(笑)

 凝り性なのかな?と思ったりするのですが、ダメな部分もありました。凝り性で英単語の一つでも覚えていくとよかったのですけれども。
 興味のある分野をずっとやり続けるのが好きだったんですね。
 それって幸せだったのかなぁと思います。

 自分の好きな道、興味を感じる道を選んで集中して勉強する。
 それは高校時代に決まるのでしょう。
 そう思っています。

 本当にがんばってください。


 ☆


 別に今、ここでやりたいことを決めなくてもいいと思います。
 高校に入ってきて、先生方との出会いで方向性が決まる場合もあるでしょう。

 焦る必要はまったくありません。

 ただし、目の前の入試を解決しないとならんでしょうけれども。



 県銚の3年生は卒業試験の真っ最中です。
 全員卒業できるように、祈るばかりです。

 また明日。 
 
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気がつく

2009年01月27日 22時49分09秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 だんだんこのブログの傾向がはっきりしてきました。

 学校の日常をお知らせしているのと、なんというか不遜にも読書記録みたいなものに。

 縛りがありますから、あまり好き勝手には書けません。
 不自由と言えば言えます。読書内容も相当セレクトしないといかんですし。

 今日は学校に来るまでに、銚子駅から生徒たちとともに登校してきました。電車のときは銚子電鉄の観音駅まで乗るのですが、今日は歩こうと。
 気がつく生徒がいるのかなと思いつつ。
 そしたら、男子生徒にすぐ発見されました。元気の良い挨拶があって、わたくしも負けないくらい強くて、大きな声で挨拶。いがぐり頭のさわやか集団でした。
 
 元気な生徒たちです。
 実にいい。

 こっちまで元気になります。

 わたくしは歩くのが早いですから、追い抜いてバンバン歩いてきました。

 体調維持にはちょうどいい距離です。
 これは県銚のセールスポイントだなぁと思ったしだいです。

 そんなことをすぐ思うようでは、相当入れ込んでおるなと笑われそうですが。


 ☆

 コンピュータが壊れてしまいました。
 デスクトップタイプの気に入っていたマシーンです。 
 自己満足ですが、けっこう性能もいいと思っていたのです。
 もっとも、これで新聞や、CDや、カレンダー、最近ではDVDまで全部製作していましたから、お疲れになってしまったのかな?と思わずコンピュータさんにお詫びをしました。
 
 データは二台のハードディスクに毎日コピーをしていましたから、こちらはなんの心配もないのですが、かわいそうでかわいそうで。

 わたくしに買われなければこんなに早く壊れることもなかったろうにと思いました。

 ブーバーの書籍を読むようになってから、こんな機械でも、かわいくてなりません(笑)

 我とソレという関係ではなく、我と汝の関係でありたいものだとしみじみ思うのであります。

 朝、生徒たちに気がつかれて、そして、機械に気がつかされて。

 ありがたいものです。


 また明日。

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感謝すること

2009年01月27日 22時18分41秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 最近よくこのBLOGで話題にしているのが、ブーバーの「我と汝」です。

 これは岩波文庫で購入できますが、本当に難しい本です。
 なぁに簡単だという人がいたら是非、ご講義を拝聴させていただきたいくらいです。
 それほどわたくしのような鈍物には今でも難物です。
 毎日読んでいますが、まだまだ理解不足です。

 それで今日は何を感じたかというと、関係性への感謝です。
 自分と最も関係性の深いのが親子関係です。
 すくなくともわたくしにはそうでした。
 有形無形で。

 言いたいことは、保護者の方の愛なくしては、今はないということです。
 一人ででかくなったと思ってはなりませんぞ。
 まったくそうです。

 今日はある高校を訪問させていただきました。会議のためです。
 成田線で行きました。
 孟子の文庫本を携えて。

 「敬」ということが出ていました。

 孟子もやはり関係性の哲学です。吉田松陰が獄中で講義をしたのも孟子です。
 かなり過激な部分もあって、陽明学の基礎をなしています。
 しかし、孟子もまた感謝の書物だとわたくしは理解させていただいています。

 ☆

 途中からいろいろな高校の生徒が乗車してきました。

 それぞれ勉強をするもの、また別行動をとるもの。
 いろいろでありました。
 わたくしはそれらの高校生を見て、わが県銚の生徒は如何?と思ったのです。

 育てていただいたことを、まだ一人で風呂にも入れなかったことを、おむつを取り替えていただいたことを忘れてしまっているだろうなぁと。

 「敬」ということはそういうことです。
 神仏に感謝できても、保護者に感謝できなくては本物ではありません。

 ありがとうございます。
 この言葉は全世界共通の「敬」の言葉だと心から思っております。

 また明日。

 
 

 
 
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テレビからの話題

2009年01月26日 23時12分26秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日のNHKテレビの大河ドラマ「天地人」を見ていたら、びっくりしました。

 あの織田信長が上杉謙信に贈ったといわれる、洛中洛外図屏風 の中に将軍の家に入らんとする謙信の姿が描いてあって、しかもそれは信長の挑戦状だと言われる。天下のNHKだから間違いないのでしょうけれども。実際、実物を拝見させていただいていましたから、ははぁあれがそんな重大なものだったかと感じたしだいです。

 現在米沢市の上杉博物館にあります。
 昨日のNHKの放送でも最後にやっていました。

 現在受験勉強中の中学生の方では、見ている暇などないでしょう。
 当たり前ですね。

 高校に入学したら、思い切り戦国の歴史でも勉強してみてください。それもまた楽しいものです。

 さて、テレビばかり話題にします。

 やはりNHKの日曜日朝の小さな旅というのを拝見させていただいていました。
 そうしたら、水戸の東武館という剣道場のことでした。
 少年剣士たちが、寒稽古をしている姿が出ていました。
 寒い中、兄弟姉妹たちといっしょになって稽古をしていました。
 まさに寒風吹きすさぶ中を防具を担いで道場に通っている。

 まるっきり孫のようなわらしべたちの姿に、とてもあたたかな気持ちになりました。

 一生懸命になって、なにかをやるというのはまことにいい。
 無為無策が一番よくない。
 閑を楽しむというのが、漢文にはよく出てきますが、そうしたゆとりと裏腹な鍛え方がないと年少の者は成長しません。
 真綿で包んで育てたとて、険しい山岳の道を辿ることができましょうや?

 そして、感動したのが、道場にある額。
 「文武不岐」とあったのです。

 水戸の弘道館という藩校では、文武を分けないという意味で、一体化された建て方をしていると聞きます。

 建物が真中の正庁を挟んで文館と武館に分かれています。「弘道館記」に「文武不岐」(文武岐<わか>れず)とあります。

 また、文館では儒学、天文、数学、和歌、音楽まで教えられたということです。 「文」が数学や音楽まで含んでいることを注目しましょう。更にこの文館とは別に医学館があり、ここでは医学や薬学が教えられました。ついでに武館の方では剣術、柔術、槍術、馬術、砲術更に水泳(水府流は有名)や兵学が教えられました。

 凄いものです。

 今、このような教育をしたらいかがなものでしょうか。誰も志願者がいなくなってしまいますかな?

 そしてその後このブログでもお世話になっておりますYouTubeで三島由紀夫という作家の動画を見ていました。武道について、いろいろ話をしておりました。彼はスーパー知識人ですから、なまなかのことでは攻略の難しい作家です。作品だけはずっと読んできましたが。

 で、剣道の話になって、彼も武道を愛好していましたから、まさに文武不岐のようなことを言っていました。

 優れた人はやはりどこまでも優れているのです。わたくしの周囲の方々のように。少しは見習いたい、と。

 そんなことを思ってしまいました。

 また明日。

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書き慣れノート

2009年01月23日 19時43分25秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 国立山形大学の講師をされている関根正明先生の文章を拝読させていただいて、校長自身も「書き慣れノート」を書きなさいとありました。関根先生は、教育界の大先輩ですから、これまでの御著書も多く、だいたい入手して読ませていただいておりました。

 この小生のブログもまた書き慣れノートみたいなものなのではないかとはっとなったわけです。日記でも、実践記録でもありませんし、かなり制約はありますが大体において自由に学校のことや、思っておることを書かせていただいております。広報活動の一環として始めさせていただいたものですけれども。

 先行している校長先生のブログも世の中にはたくさんあって、たいへん参考にさせていただいております。
 
 感謝です。
 まことにありがたいものです。

 そしてアクセス数が相当数になってまいりました。志望校を選ぶ段階でかなりの手助けになったのかな?と思っております。動画も、ご兄弟で見られる方があるようです。つまり妹が県銚の動画を話題にしていたから見てやったと書いておられる方もあったのです。無視されていたわけでもなかったのだなと思っております。

 ゆったりと焦らないで書いていたのが継続の原因だったなと思っています。
 血眼になって努力するのもいいのでしょうけれども、そしてそれは一時期は必要なことなのでしょうけれども、執念になってはいけないと思っておるのです。

 万事、囚われるということがよろしくないと思ってきました。
 本質を明らかにし、表面的な事象にきりきり舞いさせられないようにしましょうと。

 何を言っているのか中学生の皆さんにはよくわからないでしょう。入学していただいたらお話をさせていただきます。わたくしが在校する限りは。来年のことを言ったら鬼が笑うのだそうですから(笑)

 今日は出張させていただきます。学校には午後からおりません。

 明日は武道関係の大学に行かなくちゃなりません。夜は稽古です。

 血眼になって仕事をしている?
 そんなことはありません。

 わたくしの意思と、本質は無関係だからです。

 静かで、平安に、こころ豊かに勉強されますように。

 ご自愛くさだいね。

   
 
 
  
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気の長い話

2009年01月23日 13時22分24秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 先日、このブログで取り上げた「名経営者はなぜ失敗するか」という本は、日本を代表する大企業の社長さんも読んでおられたということを知り、びっくりしました。実はわたくし、この本は例の古本チェーンで安く買って、たいした本でもないのかなと思っていたものです。読了してから一変しましたが。

 経済雑誌もいくつか定期購読して読んでいますので、そういう一流の方々は何を読んでいるのだろうかと思ってちょっと見たわけです。さすがに違います。

 いつも使っているA6の豆ノートにそういう経済人の読書傾向をメモしました。1935年生まれの某生命保険会社の会長さんは、これからバルザックの研究をやるのだと言われている。もう全集を1/3ほど読了したとまで言われる。凄いものです。本当に凄いものです。

 同氏は幸田露伴の五重塔もいいと仰る。
 全うな仕事を真剣に仕上げていく、「能力」や「精神」がここには書かれています。たしかにそうです。のっそり十兵衛と言われる主人公が五重塔を建てて、暴風雨のときに、建てた五重塔とともに死なんと思って一晩過ごした後、五重塔だけが残っていたというような映画にもなった作品です。ここに仕事に賭けた男の真髄を見ると言うものです。

 同感です。

 詳細は作品を読んでいただいて、後は何を感じるかということでしょう。

 本は、さっと読む「速読」が最初でしょう。
 あくまでも情報を得るためのもの。この読み方では論理的思考力のアップはありません。一次的な情報収集です。

 次に通読レベル。最初から最後まで読み通す。あるいはメモをしたり、線を引いたり、気合を入れて読むレベルです。教科書読みと言ってもいいでしょうか。まだまだこれでは不足ですけれども。

 その次に熟読レベル。じっくり考えて丁寧に読む。これがいちばん頭を鍛えます。意識して考えます。論理的な思考力をここで鍛えます。でないと、いつまでも変化のない頭でしかありません。大学を出てからの勝負はここにありとつくづく感じます。

 最後が、重読レベル。同一の書籍を繰り返し毎日読む。一日3ページくらい。古典が多くなります。わたくしには論語、孟子、ドラッカーがそうです。他にもいろいろあって実に楽しいのです。

 毎日毎日自堕落な生活を送っているより、無駄であってもいい、知りたいという願いを満たしていくことがこれからのわたくしのテーマになるでしょう。

 こんな程度のものならば、愚鈍なわたくしでもできそうな気がするのです。

 気の長い話ですが。
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孔子先生

2009年01月22日 23時01分14秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 論語について、時々読むのですが、意味についてはなかなか難しいものです。

 学者ではありませんから、好き勝手にいろいろな先生の本を買っては読み散らしていたものです。

 昭和62年12月26日読了としてあるわたくしの読書ノートを、分厚いメタノートにテーマごとまとめながら手書きをしていました。

 そしたら、理想的人間像として、四人ほどあげてあって、周公、子産は有名にしても遽伯玉(きょはくぎょく:衛の大夫。呉の季札より君子と称されている。孔子が衛に立ち寄った時には、遽伯玉の家に滞在していた)という人物を取り上げている学者がおられて、その先生の行年五十にして四十九年の非を知る、六十にして六十化す、そういうような人物であったというような解説があったわけです。
 この人は六十にして新規まき直しができた人だ、と。

 凄いものです。
 たいていは自分のやってきたことに拘り、いっぱしの指導者にでもなったつもりでいるのが、普通の人間だと自覚しているからです。
 どんな組織にも老害といわれる部分もあって、自分が一番気がつかないわけです。
 自省の念を込めて書いていますが。

 人の豊かさは、面よりも肩に現れる。肩肘を張るのは小人のやること。
 こんなノートへの書き込みも気になりました。
 どうしてもどうしても肩肘を張って生きてしまいがちです。
 実力も無いのに。
 (わたくしのことですよ)

 「ゆうゆうとしておる閑を作れ」ともノートにある。
 あれもこれもと多忙なのを自慢して、どうだい俺はこんなに忙しいんだとスケジュールを見せてくれた友人がいましたが、そんなことを自慢して何になるのだろうと思っておりましたら、今から20年以上前にノートにとってあったのですね。
 「君子多能を恥づ」とも論語にはありますから。

 いつ読んでも論語は新たな発見を与えてくれます。

 祖父から素読を授けられてから、もう五十数年。
 嫌で嫌でしょうもなかったのですが、なんとかここまで育つことができたのも祖父の愛情だったのでしょう。

 こういう読書は、一気に速読してはなりませぬ。

 じわじわと
 じわじわと
 熟読すべきです。

 わたくしは毎日寝る前にちょとだけ読みます。
 3頁と決めてあります。

 ところが、昨日、面白くてとうとう50頁になり、なかなか寝付けなくて困ってしまいました。

 年齢相応の行動もまた大切だということです。
 
 また明日。
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学校紹介動画変更

2009年01月21日 22時01分36秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 学校紹介スライドショーを変更しました。

 お気づきですか?

 トップページも違っています。
 BGMも変更しました。
 学校らしくピアノにしてみました。

 楽しんでいただきたいと思います。



 千葉科学大学の先生が来校されて、仕事の面でお世話になっておりますので、打ち合わせをしておりました。先生方の免許更新でお世話になりますので。

 大学でもいろいろな試みをなさっているのです。

 たいしたものです。


 それに比べれば、わたくしのやっていることなど稚気の極まりです。
 
 どこかにマネジメント意識の欠如があるのでしょう。

 いわゆる親方日の丸意識。

 これではいけません。

 

 どうしてもいい学校にしたいと思っているのです。
 それが空転しないようにしないといけません。

 幾多の本校卒業生の皆様に顔向けできませんし。


 

 先日の大学センター試験の日に、ジムでエアロバイクをこいでいました。
 テレビつきのエアロバイクですから、イヤーフォンをつけてニュースを見ておりました。見ながらペダルを踏めるようになっておりますから、唯一のテレビ鑑賞時間です。夜のニュースをやっていて、その中でわが故郷の後輩たちが、受験でインタービューを受けていました。

 で、笑ったのが「必勝」という鉢巻を巻いていたのです。何人もでした。
 まさか、テレビに映ることを意識して?と思いましたが。いや、たぶんそうでしょう。会場内ではできませんからね。うかれていたのかもしれません。

 稚気です、そういうのも。
 かわいいというかなんというか。
 それで合格したならそれでもいいのでしょうけれども。

 どうもそういう稚気を表看板にして遊んでいたような気がします。
 よく言えばバンカラ。
 悪く言えば猿真似。

 表面と実力は違うとでもいうのでしょうか。
 しかし、あまり奇抜なのはいかがなものですかな?

 また明日。
 
 

 
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雄々しく

2009年01月20日 23時52分36秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 中学生の皆さんの高校受検時期ですね。

 あなたがたのプロフも時々訪問させていただいております。県銚で検索すると相当数ヒットします。
 受検を意識しておられる姿がそこにはあります。 
 ありがたいことに、県銚のことが書いてあります。
 絶対受かりたいと。
 ほんとうに大変だなと思います。
 全員、がんばってくださいと申し上げるしかありません。

 あまりここには書きたくなかったのですが、*崎県の今の県知事さんの勉強方法に限って言えば、たいへん参考になる部分があります。

 英単語の覚え方についても、速解シリーズで、単語と英文が並んでいるのがあります。知事はそれを活用されたと書いています。

 出色なのがノートの取り方です。チャート式と言う参考書がありますが、あれとほぼ同様の考え方で整理されていました。実物を公開している雑誌もありますので、わたくしは購入して見てみたのです。大変に参考になりました。ボールペンで小さな字で書いておられる。しかも、それは二度三度と書かれていくのです。

 さらに、早大で知事のノートを仲間の学生に貸し出すことを禁じられたということでありました。

 勉強について工夫されている方はたくさんおられます。

 お茶大の外山元教授は何度もこのブログで紹介させていただいておりますが、本当に何度も何度も反復していくしかないようです。

 もっとも大秀才ならばそれはそれでいいのでしょうけれども。


 わたくしのような鈍才は、繰り返しと反復練習以外にはありません。
 覚えた端から忘れていくんですから、どうしようもない。
 普通の人間ですから。

 
 しかしです。
 やると決めたら、やるしかありません。
 ダメだったら、なんて考える必要も無い。
 あらかじめ退路を決めて勝負してはなりませんぞ。

 逃げ道を考えながら戦うのは最初から逃げている。
 雄雄しくあれ。
 ライオンのように、雄雄しく。

 そんなことを思いました。
 
 がんばりましょう!
 
  
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センター試験終了しました

2009年01月19日 22時08分31秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 大学入試センター試験のことを書こうと思っていました。
 終了しましたから、県銚からの受験生も数は少なかったですが、安堵の思いをしているでしょう。
 来年はこの試験の県銚からの受験生も増えると思います。
 楽しみです。

 さて、昨日は柔道の昇段試験がありましたので、応援に行っておりました。
 大人の受験生がわたくしの協会からいましたので。(3段)

 結果は合格。
 さいさきのいいスタートになりました。

 本校を受検される方もさいさきのいい結果になるといいですね。

 

 一昨日、柔道の稽古をしていて、握力がなくなっているのに愕然としました。
 柔道着を握ってもいわゆる「切られる」状態になってしまうのです。

 体力が衰えているなぁとつくづく思ってしまいました。

 で、何をしたかというと、素振り用の櫂で前腕部を鍛えなおそうと思ったわけであります。ま、いつまで続くかわかりませんが。購入はしました。1.3メートルもあるものです。

 勉強も同じで、鍛えるという観点がないと、衰えます。
 わたくしなど日々その戦いです。

 鍛えましょう。

 おおいに。

 また明日。 
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他の学校のHP

2009年01月19日 20時03分16秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 他の高等学校のホームページをかなり参考にさせていただいています。

 気のせいか、東葛地区のが素晴らしいと感じます。
 もっとも、このBLOGもそういう学校の影響で作成させていただいていることもあって、さすがだなと感じています。

 情報教育部会に関係させていただいた時もあったので、知っている先生が作成されているのかもしれないという興味もあります。

 楽しいものです。
 
 もっとも、そんな風に思うのはわたくしだけでしょうか。




 新聞に志願者数が発表されました。

 なかなかシビアです。

 県銚は広報活動をかなり積極的にやってきたつもりですが、難しいものです。

 時代性もあるのでしょう。
 
 校内の先生方にいろいろと聞いています。

 そうすることによって対応策で間違わないという確信がありますから。それと学校評価。いろいろな方々の評価をお聞きして、参考にさせていただいております。ありがたい限りです。

 しかし、ほぼ骨格は定まったようです。

 これもひとえに前任校長先生の創業の功績であります。

 そんな風に感じるのです。




 今日は、ある先生とお話をさせていただいて、感じることがありました。

 それは文武両道ということです。

 両道というとそれは対立概念でしかありません。
 一方だけ一生懸命にやるというのはいいようで悪い。
 偏屈になる可能性があります。

 調和ある文武の学習でありたいものです。
 まさか夜の八時、九時まで部活をやっていたらどうなりましょうか。
 いつ食事をして、勉強をするのでしょうか。

 基本は勉強にあります。
 そして、心技体育成としての教育課程外の種々の活動があります。
 一筋の道を歩みたいとは思います。
 要はバランス感覚です。
 調和のとれた、バランス感覚の優れた人間教育を行っていきたいものだと、こころから思った次第です。

 また明日。

 
 

 
 

 
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我と汝

2009年01月16日 22時11分53秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 ブーバーという哲学者の書いた「我と汝」という名著があります。
 
 ずっと書きたくてたまりませんでした。

 しかし、わたくしの理解度が・・・・というわけでしたから、なかなか書く機会を失っていました。

 思えば、TBSテレビでやっていた漫画日本昔話という番組があって、その男性声優をやっていらした常田富士雄氏が30年近く前にこの地に来られて、わたくしは市教委の職員をやっていたものですからいろいろ雑用をやっていたのです。そして、講演をいただいて、講演の後に当時の市の教育長が御礼を申し上げながら、「愛読書は?」とお尋ねいたしたわけです。

 その時に、あの独特の優しい風貌の常田先生が、ぼそっと「ブーバーの我と汝」と言われたのでした。

 全員がメモをしたのを映像として記憶しております。

 なかなか手に入らない岩波文庫でした。しかも神田まで行ってようやく手にした貴重な文庫。今は、それなりの値段で入手できますが。

 当時わたくしはそれを持っておったのです。

 しかし、恥ずかしながら、ブーバーの思想はまったく理解できませんでした。
 
 歯が立たないというのが正直なところでした。

 

 で、今日、千葉市に出張でしたので、その文庫を持って電車に乗っていたのです。退屈しのぎに読んでおりました。
 
 そしたら驚くことに、太陽がさすように、わたくしの目に文章が飛び込んでくるではありませんか。

 なんと、30年近く呻吟していた文章がすっとこころに入ってくる。

 なんということでしょうか。

 齢を重ねなくてはわからないことが現実に起きてきました。

 我と、汝の間に関係性がある、しかもそれは愛だということをしかと理解出来たのです。関係性の障害こそが、最も問題となるのだということが。つまり、自分の内側に愛があるとかそういうのではなく、我と相手の間にあるということがすんなりと理解できたのです。だから、理念としての愛は理解できても、わかったソバから行動面で違っていたわけです。ボランティアの方の活躍に感動しても、それを離れると忘れてしまうとか、そういうことの繰り返しであったわけです。

 ブーバーも言っておりますが、我と汝よりも、我とソレという自分とモノとしての関係性というものはちょっといけない。人をモノ扱いして、利害関係が終わるとその人間関係は終わりでは、孤独になってしまいます。そういう人は多いけれども。親子関係でも、利害で釣る人もいる。成績が上がれば愛してやるというような具合に。それではどうかというワケです。

 他にもいろいろ理解できたのです。なぜ戦争が起きるのかとか、人間というのはなぜ憎しみをいだきがちになるのかとか。

 まだまだ尽きせぬ部分がたくさんあって、これから何度も繰り返し読むしかありません。一部しか理解できていませんし。楽しみのひとつです。

 しかし、非常に嬉しかったのです。
 
 ずっと抱えていた課題でした。

 さっそく、豆ノートにメモをしました。

 これは二冊目、三冊目のメタノートになるのでしょうけれども。

 このブーバーという人のことはこれからも思い出したら、ここにカキコしていきたいことの一つです。

 学校に朝しかおりませんでしたので、ちょっと寂しい気分でおりました。

 これこそまさに我と汝の関係なのかなと思いました。
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見える化

2009年01月15日 21時50分24秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 早大の遠藤功先生の「見える化」という書籍を楽しみながら読了させていただきました。ある校長先生の御講演を拝聴して、教えていただきましたので早速購入させていただきました。ありがたいことであります。心から感謝申し上げます。

 経済界でこのようなことが言われて久しいのだそうです。
 不勉強で知りませんでした。

 そして思ったのは学校もこれがあてはまるなぁということでした。

 問題はどのような組織にもありえます。
 これから発生してくることもありえます。
 防ぐことが最大の優先課題です。
 そんな事故があったら信用を失ってしまいます。

 完全な学校だとか、不遜なことを言うつもりはありません。

 もしそうだと思うなら、それはわたくしが見えていないということです。あるいは教職員が見せていないということです。自律的問題解決組織でありたいものです。

 問題を隠そうとするとその組織は確実に崩壊します。

 全職員と面接をしながら、先生方の教育実践家としての矜持と、生徒たちや学校への願いにただただ感謝しておるところです。

 学校のことが見えているか、いないか。

 その一点に絞って考えていきたいと思いました。
 しかし、まだまだです。
 反省をしています。

 これからも永遠に継続していかなくてはならないのかも知れません。

 学校ばかりでなく、家庭にあっても。

 否、あらゆる組織にあっても。


 また明日。 
コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/