ハーメルンの笛吹き男というのがある。
一橋大学学長の阿部謹也先生の著作集の1でその価値を知ったのだが、学術研究の対象になるのだそうだ。知らなかったですなぁ。
先生が、留学した西ドイツのゲッチンゲン市の図書館で一四,五世紀のドイツ古文書を分析していた時代のことである。
ゲッチンゲン市から八〇キロくらいのところに、サッセン地方というのがあり、そこにハーメルンの笛吹き男に引き連れられた子ども達が入植した可能性があるというのである。
愚生は、直感でこれはおもしろい!と思ったのである。
哲学者のライプニッツが「何か隠されている」と思ったという作品である。
130人の子ども達が1284年6月26日にハーメルンの町で行方不明になったという歴史的事実である。
阿部先生は、このことを当時のヨーロッパ社会における庶民の生活のあり方という観点からいろいろと説いておられる。
一つには差別の問題もある。
だから興味を持っているのである。
また、遍歴芸人達の社会的地位という観点からも書いておられる。
能楽源流と一致するではないか。
楽しいものである。
まったく。
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