と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

さみしい人生だけは送らない方が

2013年08月07日 17時11分55秒 | 大学院博士ごっこ2012年から2015年

[土佐源氏を読んでいて]

 

 

 もう7日になっている。夏休みはまだ来ない。明日、教えている方の大学で学生に試験をしなくちゃならない。学生もたいへんである。けっこう成果を残している大学であるから、教えさせていただいているこっちも真剣である。教員採用試験も順調に進んでいるようだし。ま、ここには書けないことなので、これくらいにするが。

 これだから、大学の評価も上がっていくのであろう。でないと、なかなか苦しいことになってしまうのだろうから。定年で退職したオレにはあまり関係のないことであるが。

 関係がないといえば、民俗学でのことを今日はTwitterでいろいろとつぶやいていた。ダイレクトにFacebookにコピーされていってしまうが、Twitterでつぶやいたのは一日遅れで、明日拙ブログには掲載される。そこで読んでいただきたいと思うが、なにをつぶやいたかというと、若手研究者というのはやることにバイアスがかかってしまって、自由奔放に研究なんてできないのだろうということを書いたのだ。その点、オレは退職してしまったし、将来もなにもあったもんじゃないから、気ままなものだ。書きたいことを、書いているだけである。むろん、まったくバイアスをかけていないということではない。それはそれで、失礼のないように配慮はしているつもりである。

 そう見えないだろうけれども。

 けっこう、ご迷惑をおかけしてはならないというものだけはオレでもあるのである。当たり前だ。何年生きてきたのだ。存在そのものがご迷惑ではどうしようもないから、ひっそりと陰に隠れて生きているつもりである。わはははははは。

 

 つまり、仕事とか、立場とか、あるいは将来の立身出世のためとか自称して、家庭を犠牲にして奥様を寂しがらせたという事例の書いてある名著「土佐源氏」を材料に、つらつらつぶやいていたのである。男は仕事だという人は多いし、それもまた真理であろうから、別に否定はしない。本人がそう思っているんだったら、それでいいのだ。なにも、オレのようなつまらんじじいがクチを挟むものではない。

 しかしだ。そこに隙が生じるのだ。自尊心があまりに高いと、足下がぐらつくのだ。間違いなくそうなる。高い鼻は、根本から折れてしまうのだよ。

 世の中には、さみしい人生を送っておられる方もいるからである。あまり、自信満々で生きていると、必ず隙が生じる。悪党の思うつぼである。家庭をごちゃごちゃにされてしまう。そこのところなのだ。土佐源氏の云っていることは。

 こういうのは、民俗学にいくらでも散見されて、実におもしろいものである。田舎にある宗教行事でも、祀りでも、なんでも庶民の生きるための智慧というのは、実におもしろいものである。可能性としてはなんでもあるからだ。筑波山の歌垣だって、楽しいし、生きるための活力になる。ああやって我が祖先達は、生きるための力をみなぎらせていたのだと思うと、好ましくなってくる。しかも、オレは、房総半島に住んでいるから、筑波山まではあっという間に行くことができるのだ。しかも,文献によると、なんと西方から片道300キロをテクテク歩いて筑波山まで歌垣をやりに来ていた人々が多くいたのだそうだ。さらに、親が、娘に今でいうところの結納金めいたものをいくらもらっていたのかと確認をとったという文献まで、あるのだそうだ。さっきそのことを書いている学者様の本を読んでいて、大笑いをしていた。

 あまり昼間から大笑いをしていると、あ、とうとうおかしくなったか、と~ま君はと疑われる。ほどほどにしておいたが。わはははは。

 要するに楽しんで学問というか、勉強というかやっていればいいのである。

 あまり将来のためとか、立身のためとか(ちょっとは考えたほうがいいケド)それだけをやっていると「さみしい人生」になっちまうのだよん。

 資格試験のために、結婚もしない。彼氏も、彼女も作らない。子どもも、自分の立身のためには邪魔だから、作らない。そういう生き方でいいんだろうか?

 じじいとしては素直に疑問に思うからである。政府が悪いとか、経済界が悪いとかいろいろ犯人捜しはできるのだろう。それはそれで、オレのような愚人でも理解できる。

 しかしだ。それでも尚且つ、オレは、「さみしい人生」だけは送らない方がいいとご忠告申しあげたいのだ。資格とか、将来の出世とか、地位とか名誉とか・・・・それって泡沫なんではないのか。うるせぇ、おめぇのような人生の敗残者に云われたくねぇって云われるのなら、もう何もいいませんが。

 

 じゃぁ。

 

 また明日!

 

 (^_-)-☆

 

 

 

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