朝からずっと大学の院生室にいる。そして他に誰もいない。
ずっと駄文書きをやっていられることを感謝しつつ、こんな老後が待っているとは思ってもみなかったというのが正直なところである。だから、周囲の人々すべてに感謝しているのだが。
午前中は、主として慶応大学の大学院から出ている民俗学論文を印刷して読んでいた。さすがである。日本の知性である。書きっぷりが美しい。NHKの神の数式でも、式が美しいということを取り上げていたが、まさに美しい論文が多い。
それに引き替え、オレの駄文はまさしく駄文である。話にならない。ブログを書いているから、文体が乱れるのだと云われたことがあったが、そうではないだろう。要するに才能が無いのだ。一番良くないのが、構成ができない。論文形式というのはある程度形式が決まっていて、それを遵守できないとアカンのである。そんなこともわからんのか?って叱られてしまうなぁ。
ふううううううう。
最初から出直しだな、出直し。イチからやり直し。
しかし、コンテンツというか、材料には事欠かないのだなぁ、オレは。そこら中にあるもので書けてしまう。だから文が乱れるのだ。この傾向のあることはわかっていた。修士論文を書く時も、ずいぶん恩師の先生にご指導をいただいた。つまり、研究者向きではないのだ。オレの駄文は。駄文は駄文であってそれ以外のなにものでもないからだ。さらにオレは書き流す傾向がある。いけない傾向だ。
ま、苦しんで、苦しんで、やっとこさこしらえるというのが一番いいんだろうよ。それでなくちゃぁ、やった甲斐がないっていうもんだ。
なんでもそんな簡単にやれるわけがないからだ。
苦労してこそナンボの世界である。
それでいいのだよ、それで。
午後からまたずっと、籠もりっきりで論文を読む。
これくらいのことはしなくちゃならないのだ。
メモをとりながらである。地道な作業を経てやっていかなくちゃならないのだ。人生なめたらアカンのである。言い訳のきかない世界に突入してしまったのだから。
趣味で勉強するっていうのも、またつらいもんですな。趣味だからつらいのかもしれないけどね。
外は雨が降っている。
なかなか涼しくなってきたと思ったら、そうでもないようだ。今朝電車で学校に来る途中は、じめじめしていた。中国語の録音を聞きながら電車に乗っているので、あまり感じなかったが。結構集中して聞いているので。(^0^)
それでも、オレはえっちらこっちらと学校に来る。
好きなんだな、学校が。
他にやることもないし、ほんとうに。
わはははははは。
(^_-)-☆