今日の午後1時から5時まで、FBの友達の方が、癌の手術をされている。癌であることを公表されて、闘病生活をされておられたのだ。若い方である。モデルも経験されたとのことであった。お酒が大好きで、糖尿病を若くして発症されて、今度は大腸癌になってしまったのだ。
今、手術室で闘っておられる最中であろう。なんという悲壮なことだろうか。愚生も人ごとではないから、FBで応援を差し上げていたのだ。FBでは多くの方々が、応援をしていた。
こういう闘病の仕方もあるのだ。ともかくである。ともかく無事に手術室から出てきてほしいものだ。若いのに、なんという苦しみを味わわせるのであろうか。神がいるのなら、あまりにも不公平である。
今日も電車の中で、中上健次の「枯木灘」を読みながら、学校に来た。明らかに独特の文体である。さらに、圧倒的な生活感がある。主人公は、つるはしを握っている土方の親分だ。そして、生きるためのいろいろなろくでもない事柄が描かれていく。紀伊半島の狭い土地で、暴力や、性、脅し、血縁の闘い等々。大学生の甘ったるい青春をさも美しい事柄のように、書いている現代小説なんかにはない、盛大なパワーである。
今朝の新聞に、渡辺淳一の新作小説の広告があった。駅前の本屋で売っていた。山積みになっていた。むろん買う気にもならない。七〇歳になった主人公の女遍歴を書いたものだそうだ。フン!
いい気なものだ。
冒頭の手術中の方に比較すると、どうなるんだい?って思ってしまう。
厳しいものだよ、厳しい。
頑張れ!
若い人よ。