”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

オリジナルみそ汁を作ろう!

2016-11-06 16:01:45 | だし

袋井市ふれあい夢市場が開催されました。

その中で、浅羽保健センターが食育イベントの会場となっており、

私は、だしソムリエとして

「オリジナルみそ汁を作ろう!」というブースを

担当させていただきました。

  

以前から、サラダバーならぬ、みそ汁バーがあったらおもしろいだろうなぁ

と考えており、そのミニ版を実現させていただきました。

  

まず、わかめを入れた容器を用意します。

 

  

 

お客様にその容器と割りばしを持ってもらい、

みそのコーナーに進んでもらいます。

みそは3種類用意し、好きなものを選んでもらうのです。

  

麦みそ

 

   

米みそ

 

   

豆みそ

 

  

  

次は、いよいよだしのコーナーです。

こちらも3種類用意しました。

  

昆布だし(真昆布使用)

 

  

 

煮干しだし(瀬戸内産白口煮干し使用)

 

  

 

かつおだし(荒節 厚削り使用)

 

   

だしもお好きなものを、150mlずつ選んでもらいます。

そして、お箸でよくおみそを溶いて飲んでもらいました。

 

    

おみそ汁は150人分と告知してありましたが、

それぞれのだしやおみそが均等になくなるとは限らないので、

各80食分用意しました。

150ml×80食×3種類ということで

全部で36リットルの準備することになったのです。

  

だしも150ml正確に測れるように、

目盛り付きのお玉を購入。(ダイソーで売っています。)

だしごとに、お玉の柄の色を変えました。

 

   

お客様の様子をご覧ください。

 

   

   

   

   

面白かったのは、皆さん

「普段飲んだことのないお味噌汁にしたい。」ということで、

静岡では珍しい麦みそや豆みそを選ぶ方が多かったです。

麦みそが、真っ先になくなりました。

 

だしも、「いつもはかつおだしだから、他のだしにしよう。」と言って、

昆布だしや煮干しだしを選ぶ人が目立ちました。

 

中には、「さっきとは違うだしと味噌にしてみよう。」と

何度も並んでくださる方や、

ご家族で組み合わせを変えて、飲み比べをなさる方々も…。

 

また、それぞれのだしをブレンドされる方も!!

 

とにかく皆さん、ずっと笑顔で、

だしとみその体験をしていただけました。

喜んでもらえたこと、新しい味を知ってもらえたこと、

本当にうれしく思います。

  

今回、この素晴らしい機会を与えてくださった上に

12リットルの水が入る大鍋を貸してくださった

袋井保健センターの栄養士の皆さま、

そして当日、お手伝いくださった

袋井市健康づくり食生活推進協議会の皆さま、

本当にありがとうございました。 (*^-^*)

 

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短い秋

2016-11-05 09:01:14 | 果物

昨日、ご近所さんの畑でこんな木を見つけました。

 

 

野球のボールくらいの赤茶色の実が付いています。

   

     

地面には、そのまま落ちてしまった実が・・・。(?_?)

  

   

この先っぽのとがり具合でもうおわかりでしょうか?

 

そう、これはザクロです。

  

普通は、10月になって風が冷たくなると、実が熟してきます。

そして、少しはぜると、中から透き通った赤い実が

たくさん顔をのぞかせます。

  

ところが今年は、10月に入っても気温の高い日が続き、

10月末になって急に気温が下がりました。

気温の低下とともに、実が熟していくのに、

今年はその時間がなかったのです。

この1本の木で、実がはぜたものはたった3つだったそうです。

  

色々なところから、「今年は秋が短かった。」という声が聞こえてきます。

このザクロの木もそうつぶやいているようです。

 

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干すだけ、凍らせるだけでは・・・。

2016-11-04 11:00:32 | 干し野菜

これは、1400gのもやしを干したものです。

 

 

一番大きなジップロック1袋分、重さで77gになりました。

  

今月の干し野菜ワークショップ用なので、大量です。(^^;

お天気を見ながら、干しています。

今朝からは、ブナシメジを7パック分干しています。

 

   

先日、ある講座に参加した時、近くに座られた方が隣の席の方と

こんなことを話されていました。

「野菜の保存、困るよね。

 干し野菜もやってみたけど、結局干すだけじゃない?。

 だから、やめちゃった!!」

   

この方は、私が干し野菜講座をやっているなんていうことは

全く知らずに、お話をしていました。

   

また、先日、スーパーで会ったご近所さんは、

「ピーマンがたくさん採れたから、干しているんだけど、

 売っている干し野菜みたいにパリッとならないんだよね。

 途中で色もオレンジ色に変わっちゃって…。

 だから、捨てちゃった!!」

  

まあ、もったいない。

干しているうちに、ピーマンがオレンジ色に変化するのは

当たり前のことで、もちろん食べられます。

  

干し野菜でも、切り干し大根や乾しいたけは、

商品になっているお手本があるので

それを目指して干せばいいのですが、

これまでになかったものを干す時、悩まれる方が多いですね。

  

それに加えて、最近は直売所などで

切り干し大根や乾しいたけ以外の干し野菜も売るようになってきたので、

今度は、それをお手本に干そうとするのですが、

先ほどの干しピーマンのようにうまくいかない・・・。

  

直売所などで売られている干し野菜は、機械乾燥です。

高額な乾燥機を導入し、野菜や果物ごとに干す温度や時間を変えて、

何度も実験を繰り返し、

きれいな干し野菜を作っていらっしゃいます。

機械の中に放り込めば、はいおしまい…ではありません。

 

機械乾燥でも、それだけの努力をなさっています。

それを、お日様の力だけでやろうとするのですから、

失敗もあります。

いつも、同じように仕上がるとは限りません。

 

それも含めて、干し野菜を楽しんでいただけたらと思います。

そして、決して保存のためだけに干しているのではありません。

その先には「料理に利用する」ということが待っています。

 

料理に利用しなければ、干し野菜は干すだけ、

冷凍保存した食材は、冷凍しただけで終わってしまいますから…。

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我が家はどこへ向かうのだ?

2016-11-03 13:00:31 | ブログ

野菜ソムリエとして仕事をしている時も、

色々なものが増えていきました。

例えば、大量の野菜を運ぶためのコンテナとか、

調理道具を運ぶのに使う透明の衣装ケースとか…。

  

さらに、だしソムリエの活動も加わり、

今まで公民館でしか見たことなかったような

大きな鍋(黄金色の)なども使うようになりました。

  

今年の夏、ついにだしテイスティング用のトレーを

20枚購入しました。

結局、それでは足りなくて5枚買い足しました。

 

この段ボールが届いた時から、

我が家は、ますます作業場というか

物置小屋化が進んだ気がします。

   

そして、今、我が家の玄関には、

今週末のイベント用のだし素材などが置かれています。

 

    

お鍋も、今、家にある黄金色のものでは間に合わないので、

栄養士さんにお願いして、市のものをお借りしました。

2つ並べると大きさの違いがわかりますね。

 

   

さらに寸胴鍋もお借りしていますので、

玄関には大きな鍋が3つ・・・。

 

   

で、今、玄関を入るとこんな感じ・・・。

 

   

本当に、物置小屋です。(ノД`)・゜・。

 

よく、ご商売をされているお宅で、

階段脇に商品の入った箱が積んである…

なんていうのは見たことありますが、

我が家は、普通のサラリーマンの家庭です。

  

仕事で疲れて帰ってきて、玄関がこんなだと

うんざりするだろうなぁ…などと考えます。(-_-;)

そういえば、一昨日も帰宅するなり、

「玄関が切り干し大根の匂いになっているよ。」

と言われました。

乾物ヨーグルト講座の前の日で、

小分けした切り干し大根が置かれてたのです。

  

もうすぐ、昨日の講座で使った荷物が戻ってきます。

玄関に段ボールがもうひとつ、増えてしまうので、

こちらは届いたらすぐに片付けます。

 

あぁ~~、我が家はどこへ向かっているのでしょうか?

普通の家に住みたいなぁ…。

 

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恐がらないで、乾物ヨーグルト

2016-11-02 18:23:59 | 食育

NHK文化センター 豊橋教室で

「~腸内フローラも大喜び~ 乾物ヨーグルトを使ってみよう!!」

という講座をやらせていただきました。

 

  

乾物ヨーグルトというのは、

乾しいたけや切り干し大根のような乾物をヨーグルトで戻して、

ヨーグルトごと料理に使おうというものです。

 

普通、講座には実際にそれをやっている人がご参加くださいます。

例えば、干し野菜講座なら、

ご自分で野菜を干したことのある方がご参加くださいます。

 

ところが、今回おもしろかったのは、11名の受講生の内、

実際に乾物をヨーグルトで戻したことのある人は

たった1名でした。

そう、皆さん、興味はあるけれど、どんな味になるのかわからない。

おいしかったら、自分でもやってみようか?

と、恐る恐る参加されたのでした。(*^-^*)

  

そこで、まず、乾物をヨーグルトで戻すことは、

腸内環境を整えることにつながるというお話をしました。

  

そして、私が作ってきた乾しいたけヨーグルト、煮干しヨーグルト、

切り干し大根ヨーグルト、高野豆腐ヨーグルトを見ていただきました。

  

さあ、いよいよ受講生さんたちにも作ってもらう番です。

ヨーグルトと切り干し大根を用意し、

ジッパー付きポリ袋の中で、よく混ぜてもらいました。

 

 

これで8時間後には、お料理に使えますよ。

    

でも、皆さんが心配されるのは、

どんなお料理に使ったらいいの?

ヨーグルトなら洋風のお料理にしか使えないんじゃないの?

ということ。

   

そこで、高野豆腐ヨーグルトを使った「けんちん炒め」のデモを

見ていただき、和風の料理にも合うことをご理解いただきました。

   

とにかく、実際に食べてみなきゃ、わからないですね。

試食のお時間です。

 

●切り干し大根なます(切り干し大根ヨーグルト使用)

 

おせち料理にも使えそうですね。

 

   

●高野豆腐のけんちん炒め(高野豆腐ヨーグルト使用)

●煮干しハンバーグ(煮干しヨーグルト使用)

●乾しいたけのココナッツミルクカレー(乾しいたけヨーグルト使用)

 

    

「煮干しがイワシに戻っている!!」

「乾しいたけとナンプラーとココナッツミルクって合うんですね。」

「和食にも使えることが驚き!!」

と、うれしい感想をいただきました。

  

   

恐る恐る参加された方々も、講座が終わる頃には、

「こんな使い方もできそう!!」と

ご自分から色々なアイデアを出すようになりました。

  

講座中に作った切り干し大根ヨーグルトと

私が作っていった乾物ヨーグルトが、

受講生の皆さんへのお土産です。

 

8時間後にどんなお料理になったのでしょうか?

また、お話を伺う楽しみが増えました。

 

ご参加くださった皆さま、

楽しい時間をありがとうございました。 (^o^)丿

 

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