【厚揚げとこんにゃくのスタッフド手羽先・
昆布の恵み・カレー醤(カレージャン)】
岩佐優 昆布大使(京都府)
こんにちは!
日本が成し遂げた社会の自由化と個性の尊重、
家族の日常の中で子供達に無言で伝えてきたことが
二つの旋律のように重なり合って、大きく響きあいます。
京都の昆布大使、岩佐優です。
父さんは嬉しいぞ!
明るい色の瞳には直な好奇心が見え隠れする。
この子は真珠色。タンポポの綿毛。ひこうき雲。
人生をはげましてくれるものは、日々のよろこびです。
数多くの過去のよろこびを思い出としてたくさんためこんでいる人は幸せです。
くり返し思い出しても、それはすりへるどころか、歳月とともにますます輝かしく感じられるにちがいない。
年老いていく私たちだけではなく、子どもたちも同じです。
寂しかったこと、腹が立ったこと、悔しかったことなど嫌なことは歳月がたつにつれてだんだんと薄れていきます。
反面、「よろこびの思い出」は歳月とともにますます増幅し輝きを増していくのでしょう。
子どもたちの心に「よろこびの思い出」という輝く宝物をつくってやれるのは親でしかありません。
同時にそれが親にとっても大切な人生の宝物になるのではないかと思います。
私は漁師の村で育ちました。そして海の宝物をいっぱい食べて育ちました。
子供たちと一緒に食卓を囲み、私が作る食事で笑顔が楽しさに変わる
家族であることを確認できればと願います。
息子に食べてほしい「昆布が黒子」のカレー料理を考えました。
子どもたちの心に「よろこびの思い出」という
輝く宝物をつくってやれるのは親でしかありません。
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【厚揚げとこんにゃくのスタッフド手羽先・
昆布の恵み・カレー醤(カレージャン)】
材料 4人前
A 昆布酢の材料
だし汁用の昆布 30グラム
米酢 250ミリリットル
水 250ミリリットル
プチトマト 8個
にんにく 4片小指大
B 昆布水の材料
だし汁用の昆布 10g
水 500ミリリットル
C スタッフド手羽先の材料
とり手羽先 8本(500グラム程度)
こんにゃく 1/4枚(50グラム程度)
厚揚げ 1枚(45グラム程度)
玉葱 小1個
万願寺唐辛子 2本
ヘッド、オリーブ油 各大匙2
にんにく 1片
生姜 親指大1
黒胡椒 10粒
ベイリーフ 2枚
カレー粉 大匙1
醤油 100cc
昆布酢 100cc
昆布水 200cc
D カレー醤の材料
九条葱 5本(150グラム程度)
だし汁がら昆布 50グラム(乾燥昆布10グラム分)
すりおろしにんにく 大匙2(20グラム)
すりおろし生姜 大匙1(10グラム)
カレー粉 大匙3(21グラム)
クミン 大匙1/2(4グラム)
ガラムマサラ 小匙1
味噌 大匙3(54グラム)
オリーブオイル 大匙2
塩 小匙1/4
白ワイン 大匙4
ヨーグルト 大匙4(60グラム)
昆布水 150CC
スタッフド手羽先の残りスープ 100CC
醤油 30CC
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白ごはん 4杯分
作り方
A 昆布酢の作り方
1.だし汁用の昆布の表面を軽く拭く。
2.ハサミで4センチ角に切り米酢250ミリリットル水250ミリリットルに漬ける。
3.一晩から三日後から使える。
4.プチトマト8個とにんにく4片も一緒に漬ける。
B 昆布水(水出しによる昆布だし)の作り方
1.昆布10g(4×5cmの昆布約4枚程度)を、キッチン用はさみで1~2ミリ幅に切る。
2.適当なポットに昆布を入れて、水を500ミリリットル注ぐ。
3.最低3時間、出来れば一晩冷蔵庫に置いておく。
4.水出しだけで昆布のエキスが出て「昆布水」の出来上がり。
C スタッフド手羽先の作り方
1.手羽先に塩(分量外)を振り、軽く揉み、流水で洗う。
2.水気をとり、手羽先の骨を抜く。
3.煮込み鍋にヘッド、オリーブ油を入れ、にんにく1片、生姜親指大1、黒胡椒10粒、
ベイリーフ2枚、カレー粉大匙3を加え、炒める。
4醤油 100cc.、昆布酢100cc、昆布水200ccを注ぎ加熱する。
5.こんにゃくと厚揚げを親指大の大きさにそろえる。それぞれ4個づつ用意する。
6.こんにゃくは湯通しする。
7.こんにゃくの粗熱をとり、骨を抜いた手羽先に詰める。厚揚げも同様にする。
8.仕込みをした手羽先と四つ割りにした玉葱を4.の煮汁に入れ、
蓋をして弱火で15分ほど煮る。途中で上下を返す。
9.半分に縦割りした万願寺唐辛子を8.の鍋に加え3分程度火をとおす。
D カレー醤の作り方
1.九条葱3本をみじん切り、昆布水から取り出しただし汁がら昆布を用意する。
2.フライパンにオリーブオイルをいれ1.の材料とすりおろしにんにくとすりおろし生姜を加えてサッと炒める。
3.塩とワインを加え蓋をして10分程度蒸し煮にする。
4.カレー粉とクミンとガラムマサラを加え、全体にからめる。
5.火を止めてヨーグルトを合わせてから、味噌を加え撹拌する。
6.昆布水150CCとスタッフド手羽先の残りスープ100CC、醤油 30CCを加える。
7.盛り付けの前にしゃもじでかき混ぜながら弱火で加熱する。
E 盛り付け
1.昆布酢から取り出した昆布は半分に切る。
2.にんにくは薄くスライス、プチトマトは取り出しておく。
3.器に白ごはんを盛り、Cのスタッフド手羽先と玉葱と万願寺唐辛子を形よく盛り付ける。
4.Dのカレー醤を手前にかけ、プチトマトとにんにくと昆布を添える。
<残った昆布酢と昆布水の使い方>
これは昆布酢と昆布水を使った旬の野菜の、ピクルスです。
材料
大根 適量
人参 適量
胡瓜 適量
パプリカ2種類 適量
昆布酢 100cc
昆布水 100cc
蜂蜜・塩 お好み
作り方
野菜を耐熱容器に合う様に、長さ・太さを切りそろえる。
電子レンジで2~3分、加熱します。
昆布水・お酢は同量。
蜂蜜・塩でお好きな味付けにして下さい。
加熱容器の野菜いっぱいまで液を入れて粗熱が取れたら、冷蔵庫で保管して下さい。
また昆布水は使い切ったら、昆布だけ取り出し、もう一度水を注いで、昆布水を作ります。
10gの昆布で、倍のだしが取れるのです。
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【こんぶろぐ】
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