このところ購入するCDは、ジャズとクラシックが中心となっています。そしてジャズのほどんどが、いわゆるハードバップと称される1950年代後半から60年代にかけてのジャズです。全般にメロディラインが分かりやすく、入門者の私でも入りやすかったです。この時代は個性的なアーティストが多く、それらアーティストの組み合わせの妙も楽しんでいます。今ではネットでも情報が得られますが、一度、全体観を掴んでおきたかったので書籍も参考にしています。
前回のジャズの記事ではピアノのWynton Kellyを取り上げましたが、ハードバップの華はやはりホーンセクションです。トランペット、サックス、トロンボーン、それぞれの音色を皆さんはどう捉えますか?私の場合、トランペットに翳りを、サックスには洗練を、トロンボーンには素朴さを感じます。勿論、これにプレイヤーの個性が加わりますから、単純ではありませんが。
ハードバップの中では後発ですがFreddie Hubbardは好きなトランペッターの一人です。写真の『Open Sesame』は初のリーダー作品ですとは思えない堂々の吹きっぷりです。フロントを組むTina Brooksから提供された「Open Sesame」「Gypsy Blue」は、メロディよしクールな演奏よしで気にいっています。私の場合、熱いハードバップより、やや控えめのそれを好むようです。
Freddie Hubbardを聴くきっかけになったのは、Tina Brooksのリーダー作品『True Blue』です。ハンコックさんのブログで存在を知り、東芝EMI盤ですが中古CDを入手しました。フロント2人は『Open Sesame』と同じで、録音日も近いです。6曲中5曲がTina Brooks作曲で、渋さ・深みを求めるならこちらです。2管がハモる場面は、オーディオ的快感がグッと増します。
50年代後半から60年代と言えば、巨匠と呼ばれるMiles Davis、John Coltrane、Bill Evansが活躍した時代とも重なります。前者2人にはハードバップの名盤がありますし、かすりもしないと思ったBill EvansにもFreddie Hubbardらと組んだ5人編成の『Interplay』があります。私は勝手にハードバップをジャズの臍だと捉えていて、まずはどっぷり浸かろうと思っています。そこから時代を遡るのもよし、下るのもよしです。この先、ハードバップ像がどう変わるのか、変わらないのかも楽しみたいと思っています。
前回のジャズの記事ではピアノのWynton Kellyを取り上げましたが、ハードバップの華はやはりホーンセクションです。トランペット、サックス、トロンボーン、それぞれの音色を皆さんはどう捉えますか?私の場合、トランペットに翳りを、サックスには洗練を、トロンボーンには素朴さを感じます。勿論、これにプレイヤーの個性が加わりますから、単純ではありませんが。
ハードバップの中では後発ですがFreddie Hubbardは好きなトランペッターの一人です。写真の『Open Sesame』は初のリーダー作品ですとは思えない堂々の吹きっぷりです。フロントを組むTina Brooksから提供された「Open Sesame」「Gypsy Blue」は、メロディよしクールな演奏よしで気にいっています。私の場合、熱いハードバップより、やや控えめのそれを好むようです。
Freddie Hubbardを聴くきっかけになったのは、Tina Brooksのリーダー作品『True Blue』です。ハンコックさんのブログで存在を知り、東芝EMI盤ですが中古CDを入手しました。フロント2人は『Open Sesame』と同じで、録音日も近いです。6曲中5曲がTina Brooks作曲で、渋さ・深みを求めるならこちらです。2管がハモる場面は、オーディオ的快感がグッと増します。
50年代後半から60年代と言えば、巨匠と呼ばれるMiles Davis、John Coltrane、Bill Evansが活躍した時代とも重なります。前者2人にはハードバップの名盤がありますし、かすりもしないと思ったBill EvansにもFreddie Hubbardらと組んだ5人編成の『Interplay』があります。私は勝手にハードバップをジャズの臍だと捉えていて、まずはどっぷり浸かろうと思っています。そこから時代を遡るのもよし、下るのもよしです。この先、ハードバップ像がどう変わるのか、変わらないのかも楽しみたいと思っています。