珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

サンフラワーさん宅訪問

2024-11-24 11:50:37 | オフ会
11月17日の日曜日、千葉のサンフラワーさんのお宅を訪問しました。ご一緒はishiiさん、横浜にお住いのSさんです。Sさんとは初対面でした。今回のメンバーはfacebookでつながったメンバーとなります。サンフラワーさんには、7月のオフ会で拙宅にお越しいただきました。当日は11月中旬とは思えない、暖かな日でした。乗り換えの錦糸町駅で一旦、外に出たのですが、小春日和と言うより、夏を思わせるような暑さでした。待ち合わせ場所にて、私もサンフラワーさんの車に乗り込み、お宅へと向かいました。

サンフラワーさんのオーディオシステムは、リビングルームと一続きになっていて広大、かつ天井がとても高いのが特徴です。オーディオ部屋と向かい合うリビングルームも同様に天井が高いです。戸建てでこれだけエア・ボリュームのある空間を持てる方には、そうそうお目にかかれません。内壁は漆喰だそうです。私のオーディオ熱が上がったのは、家を建てた後でした。つまり、オーディオ部屋をゼロから設計する楽しみは、私にはありませんでした。その点、サンフラワーさんは、満を持してオーディオ機器を、こちらの部屋に迎え入れたと言えます。

その大空間で使用されているSPが、米国製のリディーマーです。実際に音を聴くのは今回が初めてでした。フロントに置かれたサテライトSPと後方のウーファー部から構成されています。もっと高さがあるイメージを持っていたのですが、思ったより小ぶりで意外でした。SPの配置と大きな空間から想像されるように、再生時にはSPの存在が消えます。サンフラワーさんは、リディーマーのSPを30年に亘って使用されてきました。新築時にこれだけの空間を用意されたのは、このSPを活かすためだったとも言えそうです。


SPに限らず、上流から下流までユニークな機器ばかりでした。アナログは、
 プレイヤー:Basis debut gold turntabe
 アーム:Grado signature arm
 カートリッジ:Thorence MCH-Ⅱ
です。トーレンスのカートリッジはEMTのTSD15がベースになっているようです。いずれも聴くのは初めてです。


この日はファイル再生、アナログ、CDを聴かせていただきました。ファイル再生の方はプリ機能を持つSMSLのDAC Do-200 Proで、アナログとCDはMBL 6010 Preで増幅します。MBLというと、ストーブの形をした全方向放射型 のスピーカーの印象が強いですが、プリアンプもあったのですね。プレイヤーの黒ともよくマッチしています。手前に置かれているのは、リディーマーのウーファー部です。


デジタルの再生は、ストリーミング(Amazon Music HD)、MFPC、CDプレイヤーの3種です。サンフラワーさんは、今年、MFPCを導入されましたので、当方とはMFPCユーザーつながりでもあります。プロセスカットの下、Analyzed形式のファイルで聴かせていただきました。ishiiさんが持ち込まれたCDは、CECの5連奏可能なCDプレイヤーCH 5000Rで再生しました。


最下流のパワーアンプは、Aura のVA-50です。本来はプリメインアンプですが、パワーアンプとして使用されています。天板は外されています。こうして機器を俯瞰すると、リディ―マー、MBL 6010 Pre、CH 5000R、そしてVA-50と、90年代から同じ機器を使い続けていることに気付きます。当時、私も総額30万程度のシステムを組み、いわゆるオーディオを始めた頃でした。ステレオサウンドを買って、溜息をついていた時代でもあります。サンフラワーさんの音への拘り、オーディオ経験の長さを、目の当たりした次第です。


デジタル、アナログの順で再生いただき、途中、参加者の持ち込み音源を聴く流れとなりました。冒頭のAmazon Musicの再生時点で、右側の音が大きく、音像が右に寄っていた点が気になりました。アナログは全く問題が無かったのですが、 その場で原因を切り分けることができませんでした。オフ会後、デジタル系のRCAケーブルに問題があったことが判ったそうです。そのような状況でしたが、ストリーミングからMFPCに変えたとたん、グッとノイズフロアが下がりました。後は、左右揃っている音を想像しながら聴いてました。

MFPCに私が持ち込んだ音源を取り込むところで、少々が手間がかかってしまったのですが、その間にかけていただいたアナログ(鈴木勲トリオ)が素晴らしかったです。この日、初めて左右のバランスが揃ったこともあり、目(耳?)が覚めるような音でした。これが本来のサウンドなのでしょうね。とても立体的で、音の濃さもあります。しかもサウンドステージが広いので、心地よいです。持ち込み音源のデジタルファイルも芯のある音でした。空間表現に長けたクラシック向きのイメージは、いい意味で裏切られました。


Sさんが途中で退席されたあと、終了までアナログレコード、ishiiさん持参のクラシック音源を聴きました。リクエストしたアンバートンの『Ballad And Burton』はオランダ盤のオリジナルでした。お馴染みの「A Lovely Way to Spend An Evening」の染み入るヴォーカルに浸りました。山下達郎の「Big Wave」懐かしかったです。ishiiさんが持ち込まれたオーケストラの再生も広がり十分でした。結局、ジャンルを問わないシステムであることを確認した次第です。MFPCをベストコンディションで聴くことは、次回の楽しみにしておきます。



終了後、ご近所の中華料理店に軽い夕飯をとり、感想戦としました。一つとして同じシステム、同じ音が無いオーディオですが、サンフラワーさんのシステムは類を見ないと言えるでしょう。実際の音に加えて、これまでの取り組み経緯も伺えてよかったです。サンフラワーさん、ishiiさん、Sさん、楽しい日曜の午後を、ありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (サンフラワー)
2024-11-24 21:47:58
先日は、遠い所ご訪問ありがとうございました。
てっきりいつもの接触不良だと思って居たら最後まで原因特定出来ず大変お聴き苦しく申し訳ありませんでした。
あれからケーブル変更、電源変更、PCも設定変更と
バランス調整と1週間でガラッと変わりました。
ベストの状態ではありませんでしたがシステムの片鱗は感じていただけたのかなと思います。
30年も同じシステム使って続けていますがまだ上があると思っていますので今後も精進して参ります。
また定期的な相互訪問よろしくお願いします。
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Unknown (横浜のvafan)
2024-11-25 07:09:20
サンフラワーさん、お早うございます。

先日は、お世話になりました。オフ会当日の不具合は焦りますよね。アナログを聴けましたので、デジタルの方は、想像で埋めて聴いていました。MFPCが本領を発揮するとデジタルの風景もまた変わるものと思います。次は40年、50年目指されるわけですね。是非、今後も相互訪問、よろしくお願いします。
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