四国遠征の翌週は、日吉にお住いのLotus Rootsさん宅を訪問しました。もう2か月前のイベントですが・・・。Lotus Rootsさんとは、同じウィーンアコースティック仲間で、昨年10月に拙宅にもお越しいただきました。以後、相互交流の話があったのですが、諸事情が重なり2、3度延期になりました。結局、最初の設定から半年遅れでの実現となりました。ご一緒したのはHarubaruさんです。GWのマラソンオフ会で気になっていた出水電器のアイソレーショントランスの自宅試聴を快諾いただきました。ハンドキャリーで1台を持ってきていただいたのですが、結果的には6月半ばに導入済となりました。
慶大があるためか、日吉は街全体が若々しい印象があります。お昼は、その慶大とは反対側の商業地区にある洋食店「プクプク亭」となりました。Harubaruさんと私は迷わずお薦めの特製ハンバーグにしました。途中、バーチ素材のウェルフロートを中年組の高倉健さんが持ってこられました。滞在時間は10分くらいだったでしょうか?近況話の後、東京方面へのオーディオイベントに慌ただしく去って行かれました。日頃のフットワーク溢れる、オーディオ交流が功を奏したのか、健さんは大分スリム化されたようでした。ともあれ、ボードがオフ会に間に合ってよかったです。
川崎市と横浜市の境目にあるお宅までは、荷物も多かったこともありタクシーで移動しました。到着して早速、オーディオ部屋に通していただきました。Lotus Rootsさんは8畳ほどの洋室をオーディオルームに使われています。普段はロードバイク2台が壁に掛けられているのですが(男の城感満載ですね!)は別の部屋へ移動されていました。お部屋の寸法の関係でシステムは短辺配置となっています。私は長辺配置を好む傾向がありますが、お部屋のアスペクト比やSPの奥行を考えるとどうしても短辺配置になりますね。フローリングはむき出しですが、さほどライブ感はありませんでした。
上流の機器です。この日の再生の主役はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-03でした。バーチのウェルフロートボードや新バズケロメソッドの実験が盛り上がり、結局、アナログプレイヤーVICTOR QL-Y5の出番はありませんでした。次の交流では是非、聴かせてください。
アンプ群です。プリアンプはトライゴンの小型アンプSNOW WHITE、パワーアンプはEAR 861です。EARを訪問先で聴くのは初めてかも知れません。球が特殊だったり、球の寿命が短めだったり、使いこなしは大変そうですが、存在感のあるアンプですね。オフ会が伸びた理由の一つがEARのアンプの調子でした。
ウィーンアコースティック使い同志の交流は、昨年秋のデーンちゃんさん訪問以来になります。Lotus Rootsさんのご住所は川崎市ですので、Philewebミーティングin Tokyoでは「川崎のvafan」なんでハンドルネームの話題も出ました(笑)。Beethoven Concert Grandは私のSPの兄貴分に相当します。背と奥行きの違い、何よりウーハー3発に存在感を感じます。Beethoven Concert Grandはその後、SEバージョンが出て、私もショップで試聴しました。上位のクリムトシリーズでの蓄積もつぎ込まれたようで、気になる存在であることは確かです。SPの足元のボードはARTEのSEISIS 65/55です。
電源対策は皆さんやれていますね。私もHarubaru邸でのノイズモニタリングのデモに驚き、意識が高まりました。Lotus Rootsさんは既に中村製作所のアイソレーショントランスを使われていました。Harubaruさんが持ち込んだトランスの出番は不要でしたが、ノイズ感が抑えられた音を聴いての、判断でした。
後半戦は音を磨く、オーディオ実験でした。こちらはHarubaruさんのバーチのウェルフロートボードです。近くで見ると2種類の板が積層されていることが判ります。プレイヤーがぎりぎり上部の天板と干渉するため、急遽アナログプレイヤーを別の場所に退避しての実験となりました。ポン置きでも効果が顕著でした。
話題の新バズケロメソッドの全体観です。前方の黒い受けが防振ゴムで内部にマグネシウムが入っています。Haurubaruさん曰く、これで響きを創るとか。残りの一つはタオックの金属製のスパイク受けで、メカニカル1点アースになっています。1点は固く、残りはソフトにが基本とのことです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、実演していただきよく理解できました。それにしても、皆さん、理想の音を求めて弄ってますね。そう言えば、最近はコルクも話題になってます(笑)。
Lotus Rootsさんのお気に入りのCDから主に女性ヴォーカルとクラシックを中心に聴かせていただきました。ここは女性ヴォーカルだけを並べたつもりでしたが、ムターが入ってしまいました(苦笑)。アデルは最新の25です。私は21を持ってますが年齢相応の大人のアデルですね。
シャーリー・ホーンはジャズヴォーカルの大御所ではありませんが、渋いですねぇ。「Yesterday」をかけていただきました。ヴォーカル系は、ほぼ女性ヴォーカルでしたが、ニールヤングのライブが録音の良さもあって会場の雰囲気が出ていました。
Lotus Rootsさんはクラシックも以前から聴かれていました。買った当時は良さが分からなかった盤も、年を重ねて聴けるようになったそうです。ベートーヴェンの弦楽四重奏は依然私には難しいのですが・・・。ベルチャ四重奏団はLotus Rootsさんのお気に入りです。クレーメルのシューベルトの作品集はメロディーが綺麗ですね。これは近々買うつもりです。それぞれの盤には皆さんの思い入れがあります。そのお裾分けをいただけるのが、オフ会の魅力ですね。
SPのメーカー、そして平行配置と、拙宅と共通する点がありますが、印象に残った点を記します。まず心地よかったのはヴォーカルで、さすがに「耳を○○」と表現されるだけのヴォイスを楽しませていただきました。弦よし、ピアノよしでウィーンアコースティックがジャンルを選ばないことを再確認しました。あと、私がウィーンアコースティックのファンであることも・・・(笑)。音には、兄貴分のモデル相応の余裕も感じられました。左右の広がりも、お部屋のコンパクトさの割に出ていると思います。その後、ベルウッドさんの訪問時に、セッティング面の追い込みがあり、上積みがあった模様です。
バーチのウェルフロートボードをK-03の下に敷いた時、3人の顔が緩みました。これはとても分かりやすい変化で、音楽が活き活きします。クラドラスパイアのラックは決して悪くはないはずなのですが、回転系プレイヤーも使いこなしで随分と変わることを実感しました。1曲聴いただけで直ぐに新バズケロメソッドに移行したため、メソッドの効果をじっくり確認することができませんでしたが、その後も素晴らしい音を堪能させていただきました。
オフ会後は感想戦です。初夏の日吉の街に繰り出し、居酒屋「横浜串工房」にて、ビールや黒糖焼酎を片手に談義を楽しみました。開催が延びた分、実のある1日となりましたね。オーディオや音楽の話だけでなく美術の話も出ました。Lotus Rootsさんとの初対面は、昨年のHarubaru邸マラソンオフでした。以後、交流の輪が広がっているようで、私も嬉しく思います。酔った身には、出水電器のアイソレーショントランスのハンドキャリーは少々辛かったですが、まあ、これも音のためです。Lotus Rootsさん、Harubaruさん、濃い1日をどうもありがとうございました。
慶大があるためか、日吉は街全体が若々しい印象があります。お昼は、その慶大とは反対側の商業地区にある洋食店「プクプク亭」となりました。Harubaruさんと私は迷わずお薦めの特製ハンバーグにしました。途中、バーチ素材のウェルフロートを中年組の高倉健さんが持ってこられました。滞在時間は10分くらいだったでしょうか?近況話の後、東京方面へのオーディオイベントに慌ただしく去って行かれました。日頃のフットワーク溢れる、オーディオ交流が功を奏したのか、健さんは大分スリム化されたようでした。ともあれ、ボードがオフ会に間に合ってよかったです。
川崎市と横浜市の境目にあるお宅までは、荷物も多かったこともありタクシーで移動しました。到着して早速、オーディオ部屋に通していただきました。Lotus Rootsさんは8畳ほどの洋室をオーディオルームに使われています。普段はロードバイク2台が壁に掛けられているのですが(男の城感満載ですね!)は別の部屋へ移動されていました。お部屋の寸法の関係でシステムは短辺配置となっています。私は長辺配置を好む傾向がありますが、お部屋のアスペクト比やSPの奥行を考えるとどうしても短辺配置になりますね。フローリングはむき出しですが、さほどライブ感はありませんでした。
上流の機器です。この日の再生の主役はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-03でした。バーチのウェルフロートボードや新バズケロメソッドの実験が盛り上がり、結局、アナログプレイヤーVICTOR QL-Y5の出番はありませんでした。次の交流では是非、聴かせてください。
アンプ群です。プリアンプはトライゴンの小型アンプSNOW WHITE、パワーアンプはEAR 861です。EARを訪問先で聴くのは初めてかも知れません。球が特殊だったり、球の寿命が短めだったり、使いこなしは大変そうですが、存在感のあるアンプですね。オフ会が伸びた理由の一つがEARのアンプの調子でした。
ウィーンアコースティック使い同志の交流は、昨年秋のデーンちゃんさん訪問以来になります。Lotus Rootsさんのご住所は川崎市ですので、Philewebミーティングin Tokyoでは「川崎のvafan」なんでハンドルネームの話題も出ました(笑)。Beethoven Concert Grandは私のSPの兄貴分に相当します。背と奥行きの違い、何よりウーハー3発に存在感を感じます。Beethoven Concert Grandはその後、SEバージョンが出て、私もショップで試聴しました。上位のクリムトシリーズでの蓄積もつぎ込まれたようで、気になる存在であることは確かです。SPの足元のボードはARTEのSEISIS 65/55です。
電源対策は皆さんやれていますね。私もHarubaru邸でのノイズモニタリングのデモに驚き、意識が高まりました。Lotus Rootsさんは既に中村製作所のアイソレーショントランスを使われていました。Harubaruさんが持ち込んだトランスの出番は不要でしたが、ノイズ感が抑えられた音を聴いての、判断でした。
後半戦は音を磨く、オーディオ実験でした。こちらはHarubaruさんのバーチのウェルフロートボードです。近くで見ると2種類の板が積層されていることが判ります。プレイヤーがぎりぎり上部の天板と干渉するため、急遽アナログプレイヤーを別の場所に退避しての実験となりました。ポン置きでも効果が顕著でした。
話題の新バズケロメソッドの全体観です。前方の黒い受けが防振ゴムで内部にマグネシウムが入っています。Haurubaruさん曰く、これで響きを創るとか。残りの一つはタオックの金属製のスパイク受けで、メカニカル1点アースになっています。1点は固く、残りはソフトにが基本とのことです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、実演していただきよく理解できました。それにしても、皆さん、理想の音を求めて弄ってますね。そう言えば、最近はコルクも話題になってます(笑)。
Lotus Rootsさんのお気に入りのCDから主に女性ヴォーカルとクラシックを中心に聴かせていただきました。ここは女性ヴォーカルだけを並べたつもりでしたが、ムターが入ってしまいました(苦笑)。アデルは最新の25です。私は21を持ってますが年齢相応の大人のアデルですね。
シャーリー・ホーンはジャズヴォーカルの大御所ではありませんが、渋いですねぇ。「Yesterday」をかけていただきました。ヴォーカル系は、ほぼ女性ヴォーカルでしたが、ニールヤングのライブが録音の良さもあって会場の雰囲気が出ていました。
Lotus Rootsさんはクラシックも以前から聴かれていました。買った当時は良さが分からなかった盤も、年を重ねて聴けるようになったそうです。ベートーヴェンの弦楽四重奏は依然私には難しいのですが・・・。ベルチャ四重奏団はLotus Rootsさんのお気に入りです。クレーメルのシューベルトの作品集はメロディーが綺麗ですね。これは近々買うつもりです。それぞれの盤には皆さんの思い入れがあります。そのお裾分けをいただけるのが、オフ会の魅力ですね。
SPのメーカー、そして平行配置と、拙宅と共通する点がありますが、印象に残った点を記します。まず心地よかったのはヴォーカルで、さすがに「耳を○○」と表現されるだけのヴォイスを楽しませていただきました。弦よし、ピアノよしでウィーンアコースティックがジャンルを選ばないことを再確認しました。あと、私がウィーンアコースティックのファンであることも・・・(笑)。音には、兄貴分のモデル相応の余裕も感じられました。左右の広がりも、お部屋のコンパクトさの割に出ていると思います。その後、ベルウッドさんの訪問時に、セッティング面の追い込みがあり、上積みがあった模様です。
バーチのウェルフロートボードをK-03の下に敷いた時、3人の顔が緩みました。これはとても分かりやすい変化で、音楽が活き活きします。クラドラスパイアのラックは決して悪くはないはずなのですが、回転系プレイヤーも使いこなしで随分と変わることを実感しました。1曲聴いただけで直ぐに新バズケロメソッドに移行したため、メソッドの効果をじっくり確認することができませんでしたが、その後も素晴らしい音を堪能させていただきました。
オフ会後は感想戦です。初夏の日吉の街に繰り出し、居酒屋「横浜串工房」にて、ビールや黒糖焼酎を片手に談義を楽しみました。開催が延びた分、実のある1日となりましたね。オーディオや音楽の話だけでなく美術の話も出ました。Lotus Rootsさんとの初対面は、昨年のHarubaru邸マラソンオフでした。以後、交流の輪が広がっているようで、私も嬉しく思います。酔った身には、出水電器のアイソレーショントランスのハンドキャリーは少々辛かったですが、まあ、これも音のためです。Lotus Rootsさん、Harubaruさん、濃い1日をどうもありがとうございました。