寒の戻りで桜も足踏みだった4月1日、K&Kさんのお宅を訪問してきました。K&Kさんとは先日の丹沢縦走をはじめ、何度か丹沢山塊での登山をご一緒させていただいてますが、オーディオ訪問の方は間が空いてしまいました。3年強ぶりの訪問です。前回訪問の直後、私自身は社内で異動があり、西日本方面への出張が増えました。この3年間、実に多くのオーディオファンの方と交流を持てましたが、いざ振り返るとあっという間ですね。丹沢下山後の神奈中バスでオーディオの話をする中で、相互訪問の流れとなり漸くの訪問となりました。K&Kさんに本厚木にてピックアップいただきお宅へ向かいました。
K&Kさんのオーディオ部屋は奥様のピアノ部屋とも共通で、音楽部屋と呼ぶのが相応しいです。石井式で作られたお部屋の雰囲気、会話が聞きやすい静寂さは、当時のままでした。ただしオーディオの方は、3年間いろいろと取り組まれたようです。philewebでの交流の様子は直接あるいは間接に伺っていました。
K&Kさんと言えば仮想同軸でしょう。日立の往年のSP、HS-500を上下対称に積んで、タンノイのような同軸SPの効果を狙います。前回も使われていたスーパーツィータの位置が上下のSPの間に収まったのが一番の変化点でしょうか。K&Kさん曰く仮想同軸の完成形です。
そのスーパーツィーターです。上下のSPの間にスペースを作るべく木材をスタックしています。合計6本の柱で上のSPを支える構造となっています。SPと木材の接点にはゲル状のスペーサーが配されています。詳細は聞きませんでしたがこれも音作りの一環かと想像します。
SPの最下部にはウェルフロートQuad Ringが入っていました。サブウーハー直下にもウェルフロートリングが収まっていましたが、これはご近所のHarubaruさんとの交流の成果ですね。当初はお試しだったそうですが、結果的には落ち着くことになったそうです。分かるような気がします。
送り出し側にも変化がありました。OPPOのブルーレイプレイヤーBDP-105D JAPAN LIMITED導入です。SACDマルチchへの拘りから選ばれました。CD音源はリッピング(その際、96kHz/24bitへアップサンプリング)してNASに格納し、NAS上のソフトで再生します。
上の写真でBDP-105Dに繋いでいる白いHDは拙宅から持ち込んだものです。無事、認識されました。K&Kさんのコメントにあるように認識されませんでしたが、NASへつないで解決しました。こちらは再生指示用の画面です。ファイルを指定して再生しますが、出だしがカットされないよう、ちょっとした工夫が必要とのことでした。
前半はデジタルファイル再生、SACDマルチch再生、休憩を挟んだ後半は、拙宅からの持ち込み音源とアナログという流れでした。ジャンルはクラシックが半分、残りはポップス、ジャズといった構成です。写真はパットメセニーとポーランドの女性ヴォーカリスト、アナ・マリア・ヨペックのコラボレーション作品です。
K&Kさんの拘りのSACDマルチ盤です。RCOのショスタコーヴィチ交響曲第15番もSACDマルチだと知り、2chとの違いを比較させていただきました。全般に2chの方が音場が後ろに形成される感じでしたが、奥行感は2chでも維持されている印象です。
かつて設計にも関わっていたというYAMAHAGT-2000、健在でした。普段は登板する機会はなく久しぶりの出番だったようです。K&Kさん、ご配慮ありがとうございます。この日はかけていただいたのは70~80年代の音源3枚です。やまがたすみこ、山崎ハコは世代的には私より上です。以前から私が知っているのは「風に吹かれて行こう」「織江の歌」くらいです。皆さん、それぞれに思い入れのある作品を聴けるのも、オーディオ訪問の楽しみです。ローズマリークルーニーは80年録音のジャズアルバムです。選曲はカジュアルですが、演奏にスコット・ハミルトンが入っています。CD盤での収集をしたいでところです。
3年ぶりのK&Kさんのサウンド、随分と変わった印象です。その場では解像度が上がったと申し上げましたが、音の数が増え、粒立ちが良くなったように思います。ショスタコ15番の最初のチーンも実に伸びやかでした。一方で持ち込んだパイプオルガンの作品(パッハベル、シャコンヌ)でも低域が醸し出す重厚感、うごめき感にも感心した次第です。前回気になったヴォーカルの高さ方向の定位ですが、こちらもスーパーツィーターの高さで安定しています。うーん、隙がないですね。仮想同軸完成、頷けます。K&Kさんの想いとオーディオ交流の成果を実聴する半日となりました。
最後は近所のお寿司屋さんで軽く感想戦です。ビールに美味しいお寿司と天ぷらの盛り合わせで本日の締めとしました。なかなか評判のお店だと伺いました。2月の丹沢の際にも、お誘いをいただいていたのですが、下山後その日の内に名古屋入りする必要があったため断念しました。この日の午前は、大山登山を目論んでいましたが、こちらは天候悪化で取り下げました。いつでも行ける近さですが、この春~初夏あたりで思案中です。K&Kさん、3年ぶりのサウンド交流ありがとうございました。次回の拙宅も同じく3年ぶりとなりますが、お気楽に聴いていただければ幸いです。
K&Kさんのオーディオ部屋は奥様のピアノ部屋とも共通で、音楽部屋と呼ぶのが相応しいです。石井式で作られたお部屋の雰囲気、会話が聞きやすい静寂さは、当時のままでした。ただしオーディオの方は、3年間いろいろと取り組まれたようです。philewebでの交流の様子は直接あるいは間接に伺っていました。
K&Kさんと言えば仮想同軸でしょう。日立の往年のSP、HS-500を上下対称に積んで、タンノイのような同軸SPの効果を狙います。前回も使われていたスーパーツィータの位置が上下のSPの間に収まったのが一番の変化点でしょうか。K&Kさん曰く仮想同軸の完成形です。
そのスーパーツィーターです。上下のSPの間にスペースを作るべく木材をスタックしています。合計6本の柱で上のSPを支える構造となっています。SPと木材の接点にはゲル状のスペーサーが配されています。詳細は聞きませんでしたがこれも音作りの一環かと想像します。
SPの最下部にはウェルフロートQuad Ringが入っていました。サブウーハー直下にもウェルフロートリングが収まっていましたが、これはご近所のHarubaruさんとの交流の成果ですね。当初はお試しだったそうですが、結果的には落ち着くことになったそうです。分かるような気がします。
送り出し側にも変化がありました。OPPOのブルーレイプレイヤーBDP-105D JAPAN LIMITED導入です。SACDマルチchへの拘りから選ばれました。CD音源はリッピング(その際、96kHz/24bitへアップサンプリング)してNASに格納し、NAS上のソフトで再生します。
上の写真でBDP-105Dに繋いでいる白いHDは拙宅から持ち込んだものです。
前半はデジタルファイル再生、SACDマルチch再生、休憩を挟んだ後半は、拙宅からの持ち込み音源とアナログという流れでした。ジャンルはクラシックが半分、残りはポップス、ジャズといった構成です。写真はパットメセニーとポーランドの女性ヴォーカリスト、アナ・マリア・ヨペックのコラボレーション作品です。
K&Kさんの拘りのSACDマルチ盤です。RCOのショスタコーヴィチ交響曲第15番もSACDマルチだと知り、2chとの違いを比較させていただきました。全般に2chの方が音場が後ろに形成される感じでしたが、奥行感は2chでも維持されている印象です。
かつて設計にも関わっていたというYAMAHAGT-2000、健在でした。普段は登板する機会はなく久しぶりの出番だったようです。K&Kさん、ご配慮ありがとうございます。この日はかけていただいたのは70~80年代の音源3枚です。やまがたすみこ、山崎ハコは世代的には私より上です。以前から私が知っているのは「風に吹かれて行こう」「織江の歌」くらいです。皆さん、それぞれに思い入れのある作品を聴けるのも、オーディオ訪問の楽しみです。ローズマリークルーニーは80年録音のジャズアルバムです。選曲はカジュアルですが、演奏にスコット・ハミルトンが入っています。CD盤での収集をしたいでところです。
3年ぶりのK&Kさんのサウンド、随分と変わった印象です。その場では解像度が上がったと申し上げましたが、音の数が増え、粒立ちが良くなったように思います。ショスタコ15番の最初のチーンも実に伸びやかでした。一方で持ち込んだパイプオルガンの作品(パッハベル、シャコンヌ)でも低域が醸し出す重厚感、うごめき感にも感心した次第です。前回気になったヴォーカルの高さ方向の定位ですが、こちらもスーパーツィーターの高さで安定しています。うーん、隙がないですね。仮想同軸完成、頷けます。K&Kさんの想いとオーディオ交流の成果を実聴する半日となりました。
最後は近所のお寿司屋さんで軽く感想戦です。ビールに美味しいお寿司と天ぷらの盛り合わせで本日の締めとしました。なかなか評判のお店だと伺いました。2月の丹沢の際にも、お誘いをいただいていたのですが、下山後その日の内に名古屋入りする必要があったため断念しました。この日の午前は、大山登山を目論んでいましたが、こちらは天候悪化で取り下げました。いつでも行ける近さですが、この春~初夏あたりで思案中です。K&Kさん、3年ぶりのサウンド交流ありがとうございました。次回の拙宅も同じく3年ぶりとなりますが、お気楽に聴いていただければ幸いです。