珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

薩摩、山三昧~開聞岳編

2017-11-18 08:01:55 | その他
山旅の最終日は薩摩半島先端の開聞岳でした。開聞岳は標高は1000m未満ながら、日本百名山に選ばれています。薩摩富士と称される円錐形の見事な山容に加え、海から立ち上がっている点も魅力の山です。登山中、眼下に広がる大海原を楽しみにしていました。私は未だ想像するしかありませんが、フェリー上からの眺めも格別なことでしょう。過去にこのブログで記事にした利尻岳(利尻富士)も海と山を楽しめる山でした。両山は独立した火山である点で共通しています。シルエットの美しい南北の秀峰に、やっと登ることができました。前日の砂風呂が効いたのか、清々しい気分で登り始めです。


開聞岳の登山ルートは一気に頂上を目指しません。螺旋状に巻くルートになっています。従って、登るに連れて見える方向が変化します。しばらく進むと長崎鼻と呼ばれる岬が見えてきました。この岬からの開聞岳の姿も見事と言われています。


更に高度を上げると海が広がってきました。遠くに見える陸地は大隅半島です。開聞岳のある薩摩半島との間の湾が、錦江湾となります。登りの大半は樹林帯で、実際、このような展望は所々でしか見れません。先を急ぎます。


7、8合目辺りから岩場となり、所々ハシゴやロープのお世話になりながら歩を進めました。登り始めて2時間くらいでしょうか、頂上へ到着です。流石に3連休の好天で、山頂は登山客、ハイカーで賑わっていました。我々もここで小休止をとり、昼食としました。


開聞岳の北側に位置する池田湖です。九州最大の湖です。カルデラ湖ながら、開聞岳の噴火とは直接は関係ないようです。不思議です。


その池田湖の遠方を見ると、前日、前々日に登った霧島連山が見えます。右から左へ高千穂峰、新燃岳、そして韓国岳です。


さらに目を左に転じると、桜島が見えました。白いのは噴煙でしょうか?


私が翌日が仕事だったため夕方の羽田行に乗る必要がありました。そこそこに山頂を切り上げて、下山です。とても絵になる撮像スポットがありました。枕崎方面へ向かう海岸線が美しいです。宮崎駿の映画に出てきそうなシーンです。


個人的に気になっていた種子島と屋久島の遠望です。島の形が対照的です。屋久島とは約30年ぶりの再会です。屋久島には宮之浦岳という最南の百名山があります。当時の登山、縄文杉、トロッコ(の線路)の記憶は今でもしっかり残っています。


この3日間、穏やかな天候で秋らしらを忘れる場面がありました。チョウには春~夏のイメージがありますが、奇麗なアゲハが目に留まりました。一番驚いたのが蝉の無き声です。ツクツクボウシの声を11月に聞けるとは・・・やはり薩摩は南国なんですね。


登山口でもある、かいもん山麓ふれあい公園に戻ってきました。午後の陽光が眩しいです。飛行機のチェックイン、お土産を買う時間が気になり始めました。着替えもそこそこに開聞岳を後にしました。鹿児島空港は霧島連山が近くUターンする形となりました。


友人夫妻はもう1泊温泉旅行を楽しむということで、空港で散会となりました。焼酎、薩摩揚げ、かるかん等をお土産に買いました。出発ロビーから霧島連山の見納めです。高千穂峰がいい感じで西日を浴びています。あらためて、良き山旅だったと思います。企画ありがとうございました。


この翌週は高山・白川郷への旅行でした。一気に晩秋~初冬へと時計が進むこととなります。
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