GWオフ、第3弾は半年ぶりのGRF邸訪問でした。ご一緒は同じく横浜にお住いのpat_mthny7205さんです。私自身の訪問は昨年9月の昭和歌謡オフ以来、約半年ぶりとなります。pat_mthny7205さんと一緒に訪問するのは、約2年3か月ぶりです。これまでpat_mthny7205さんの車で、阿佐ヶ谷方面を目指すことが多かったのですが、今回は電車を使われるとのことでした。この理由は、お昼のお蕎麦屋さんで判明しました。一時期、お酒を控えていたpat_mthny7205さんですが、体が戻って飲める、とのことでした。この日のオフ会は、日本酒の祝杯で始まった次第です。
Harubaruさんに変わって、今年はGRFさんがマラソンオフ会?を開催されています(笑)。連日のオフ会はエネルギーを使われることでしょう。冒頭の一杯は、この日が緩いモードであることの、宣言だったかも知れません。いつものように、和室の部屋からスタートです。

この日の和室のラインナップです。最上流より、SONY/MS-1→Mitner/ma 1dac→工藤さんのプリ→是枝さんのパワーアンプでした。機器は入れ替わっていますが、過去の訪問から機器配置の考え方が変わっていませんね。気になる方は過去記事を追ってみて下さい。

GWオフの目玉というべき、PCオーディオシステムです。MFさん製作のシステムです。PC3台による分担体制は理解できますが、詳細までは把握できませんでした。GRFさん監修の下、行きついたシステムです。ファイル再生派として、参考になることが多かったです。

ジャック・ルーシェの鮮度の高いピアノが、酔い覚ましの起点となりました。GRFさんとボサノバの組み合わせは意外な気もしました。シルビア・テリスを選んでいただきました。ダイアナクラール、テレサテンなどカジュアルな音楽を聴いているうちに素面に戻りました。

CD再生においても相変わらずの鮮度の高さ、ノイズ感の少なさのため息が出ましたが、この日の圧巻は、やはりPC再生です。蕎麦屋さんで低音再生におけるレコードとテープの違いについて解説がありました。DSD5.6MHzで漸く、テープに肉薄できる再生が可能になったとのことです。実際、ベルリンフィル/アバドを複数音源で聴かせていただきましたが、ティンパニの沈み込み、力強さ、切れが違います。和室システムの更なる進化を実感しました。ワルターのアイネ・クライネ・ナハトムジークは、モーツァルト観が崩れるような低音でした。
後半は、GRFのある部屋へ移動です。前回は和室での昭和歌謡に終始しましたので、こちらでの鑑賞は2年ぶりになります。大きな変化という意味では、後方のデコラが無くなっています。間接音重視の再生において、この影響は大きいと想像します。

この日は使用しませんでしたが、後方にTroubadour40の姿も見えます。既に2年前において、Troubadour80+TW3で完成形と伺っていましたが、更なる高みへのトライはされているようでした。尽きない探求心は、全ての大前提ということでしょうか。

お馴染みのMola Molaのプリアンプです。こちらもバージョンアップ版を試聴されているとのことでした。内蔵のDACを使うか、お隣のemmのDACを使うかで、随分と傾向が変わります。前者は濃密さ、後者に開放感を感じました。この日は内蔵DACで聴かせていただきました。

これだけの大空間をGRFさんの満足する音で鳴らすとなると、パワーアンプへの要求は高くなります。是枝さんのパワーアンプは健在でした。

2015年末のオフ会で「皇帝」なら何がいいか?が話題になったことを憶えています。その際、GRFさんから紹介いただいたのがアラウでした。時間と空間をワープできるのはオーディオの醍醐味ですね。個人的にはこちらが本日のハイライトだったかも知れません。

例によって棚から一掴み形式で、CDを選ばさせていただきました。昨年の昭和歌謡オフでは、平淑恵さんが歌い上げる「別れの朝」が好印象でしたので、再リクエストしました。竹内まりやの「駅」は、中森明菜が本家だったのですね。ずっとカバー曲だと思っていました。

毎度、訪問する度に気づきが多いGRF邸訪問ですが、今回は感じたことは、システムと人の相乗効果で音が決まる/良くなるという、ある意味当たり前のことでした。PCオーディオが条件次第で音が変わる様子をデモしていただきましたが、その違いを的確に表現できる下流のシステムがあればこそ、の話です。同じ機器を持ち込んでも同じ音がしないとはよく言われますが、PCオーディオも然りだと思います。最初の訪問時(もう8年前になります)、GRFさんがテープ音源のデジタル化に勤しまれていたことを思い出しました。ブレず、慌てず・・・ですね。
オフ会終了後、TV部屋に場所を変えて、感想戦となりました。ワインや日本酒、最後はウイスキーまでいただき、ご馳走様でした。有機ELのTVで登山の番組を見ているうちに、北アルプスの話題となりました。GRFさんのブログを最初に知ったのは2010年頃です。オーディオや音楽の記事以外では、北アルプスの古いカラー写真が目に留まりました。人生最初のオフ会ゲストがGRFさんだったとは、今思うと清水の舞台から飛び降りた感じですが、それはそれで、良かったと思っています。扉を開けていただいたことに感謝です。
GRFさん、pat_mthny7205さん、連休中の楽しい1日をありがとうございました。