珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

50年の時を越えて

2019-08-18 10:45:01 | その他
前回の槍ヶ岳登山記にGRFさんよりコメントいただきました。GRFさんが50年以上も前に槍ヶ岳に登られた様子が、2007年のブログに記載されています。私がGRFさんのブログを読むようになったのは、2010年頃だったと記憶しています。オーディオの日記の合間に、その他の話題もあり、併せて興味深く読ませていただいていました。学生時代の登山に関する思い出もその一つです。以前、写真の転用の許可をいただいてましたので、50年を隔てた、アルプスのbefore、afterを比較してみたいと思います。

槍ヶ岳に登る途中のからのショットでしょうか?大喰岳、中岳、南岳と続く稜線の先に穂高の最高峰、奥穂高岳が見えます。(before)


先日の、槍ヶ岳頂上からの眺めです。稜線付近の雪の付き方も何となく似ていますね。豪雪地帯であることは変わりませんし、山の地形も変わらないので当然かも知れません。(after)


50年前の東鎌尾根(東側から槍ヶ岳を目指すルート)です。右側に見える雪渓を抱えた沢が、槍沢になります。ルート上には、今回我々が泊まった、ヒュッテ大槍が確認できるではありませんか!(before)


槍の肩から見下ろす槍沢です。赤い屋根が目立つ小屋は殺生ヒュッテです。ヒュッテ大槍は、左上方の山の頂にあります。(after)


常念岳から蝶ヶ岳に続く稜線です。夏山ならではの、雲の湧き具合です。(before)


形が美しいと称される常念岳をズームで。私が最初に北アルプスで登った懐かしい山です。あれから、もう35年も経過しました。(after)


先日、ヒュッテ大槍に泊まった際の夕食のシーンより。通常の夕食にグラスワインにパスタ付でした。30年前、山小屋の食事はとても質素だったはず。隔世の感があります。半世紀前となれば尚更のことでしょう。(こちらはafterのみ)


最後に、GRFさんの記事で驚いた事がもう一つ。使われているカメラがオリンパスペン、ということでした。私もオリンパスペン(勿論デジタルです)を、オフ会や登山に持ち出しています。当時はデジタルで無尽蔵に撮るなんて想像できなかったと思われます。その分、1枚1枚の撮像が真剣だったのでしょうね。50年経っていますので、当然、モノは進化しますが、写真から浮かび上がってくる夏山の雰囲気に、何ら遜色を感じません。オーディオの再生にも通ずることなのかも知れません。
コメント (4)
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