珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

天塩岳、ニセイカウシュッペ山

2020-09-20 15:09:12 | その他
9月12日から14日、北海道へ山登りに行ってきました。都内の友人の移動自粛が無くなり、ツアーが成立しました。北海道在住のサークル仲間も加わり、懐かしい登山となりました。向かったのは旭川の先の愛別町です。協和温泉という温泉宿を起点に天塩岳、ニセイカウシュッペ山に登りました。最高気温が20℃を下回り、連日の猛暑に慣れた体には少々応えましたが、山自体は素晴らしかったです。今年はコロナの影響でオフ会同様、山の企画も総崩れ。3月の笹子雁ヶ腹摺山以来、半年ぶりの登山となりました。北海道入りは7年ぶりです。

スタートは天塩岳ヒュッテです。駐車場の車を見ると北海道のナンバーばかりでした。我々レンター組が最も遅いスタートだったようです。


しばらくは沢沿いを進みます。傾斜も緩やかだったのですが、沢を離れてからの登りは一直線の急登となりました。後半は息が速くなり、半年間のブランクを実感しました。



それでも森林限界を超えるとこの景色です。登りのキツさを忘れさせてくれる瞬間です。北海道は緯度が高いので、森林限界となる標高が低いのが嬉しいです。


北方に独立峰が見えます。利尻島にある利尻岳です。2011年の6月に登りました。まさか利尻岳が見えるとは思ってはいなかったので、望外の喜びとなりました。北海道滞在中、北方の天候はずっと安定していました。


急登一直線は、結局、最初のピークである前天塩岳まで続きました。しばし休憩して大展望を楽しみます。


前天塩岳を一旦下り、本日のメイン天塩岳を目指します。頂上はもうすぐそこです。


天塩岳に到着しました。最初に登った前天塩岳を振り返ります。なかなか登り応えのある山でした。頂上は風が強かったため、少し下って風の弱いところで昼食としました。


昼食もそこそこにして、あとは下るのみです。笹やハイマツの群生の中をこれから通る下山道が続いています。アルペンムード溢れるこのような光景は、私のツボです。


再び森林限界を跨ぎます。間もなく見えなくなってしまう天塩岳を振り返ります。この山は見る位置によって随分と表情が変化します。この後、天塩岳ヒュッテに一気に下りました。


翌日、今度はニセイカウシュッペ山を目指しました。北海道在住の友人は仕事のため、前日中に札幌へ戻りました。残り2名での登山です。愛別町から一旦高速道路を使って上川町に行き、更に奥深い登山口まで進みました。ニセイカウシュッペとはアイヌ語です。「断崖絶壁の上にある山」 という意味だそうです。


コース自体はしっかり整備されていて危険な個所はありませんでした。全体的に傾斜が緩やかで登り易かったです。前日同様に森林限界を超えると、素晴らしい光景が待っていました。大雪山の全貌が見えました。


さらに歩を進めてニセイカウシュッペ山頂に到着です。標高は1883mで、これより北にはニセイカウシュッペ山より高い山はありません。


昨日登った天塩岳方面です。天塩岳が1558mですから、ニセイカウシュッペ山からは見下ろす形となります。昨日歩いているので山の同定は楽にできました。


再び、大雪山です。左奥にはトムラウシ岳も見れます。これらの山にはいつか登らねばと思いました。北海道の友人曰く、まもなく紅葉の季節が始まるそうです。初冠雪の声もさほど遠くない時期に届きそうです。前日同様に風の強い山頂を避けて、昼食をとりました。体感温度では10℃未満と思えるくらいの寒さでした。


この3日間、北海道は一気に気温が下がったようです。とても半袖ではいられませんでした。最終日の車の中では暖房をつけさせていただきました。秋を感じるどころか、冬を感じた次第です。千歳空港で一通りお土産を物色した後、ジンギスカンで締めました。癖の無いラム肉にビールがよく合いました。この半年間、自宅周りで長めの散歩を続けてきましたが、アップダウンを伴う登山とは使う筋肉が異なります。トレーニング不足を感じました。15分程度の足腰の強化を、再開することにしました。
コメント
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