珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

編笠山・権現岳

2024-09-15 08:59:29 | その他
9月の最初の週末、メンバー3名で八ヶ岳の編笠山と権現岳に登ってきました。まだまだ、残暑の厳しい横浜方面ですが、標高2500mを超える山々であれば、少しは涼めるだろうという期待がありました。小淵沢駅で集合後、登山口である観音平に入り、まずは編笠山を目指しました。編笠山に登るのは、今回で2回目です。前回は日帰りピストンでしたが、今回は1泊2日コースで、権現岳がメインです。権現岳は山梨に行った際に、その姿をあちらこちらから眺めるのみでしたが、初登頂となりました。

この時期の山は季節を先取りできます。既にススキの花ががあちらこちら咲いていました。都心からの移動もあって登り始めが遅かったので、先を急ぎます。


標高2524mの編笠山の山頂に到着です。頂上直下で不覚にも足を吊ったのは、反省点でした。今年の夏はあまり登り込みができていませんでした。


編笠山を下った先に、この日の宿、青年小屋があります。水汲みを済ませた後、缶ビールで乾杯としました。晴れ間も広がり、翌日登る権現岳も姿を現しました。


青年小屋は別名「遠い飲み屋」と呼ばれていて、食事とお酒が充実していました。特に夕飯でいただいた豚汁が、美味しかったです。山梨ですからデザートのブドウ類も充実、そして最後は日本酒です。こちらでは、小屋のオーナーのお眼鏡にかかった各地の日本酒が楽しめます。私は秋田の「雪の茅舎」にしました。コップになみなみ注いでいただき、ありがとうございました。オーナー(エベレスト登頂、山岳ガイド)、スタッフ、パトロール、常連さんを囲む歓談の輪に、我々も入れていただきました。


翌日、天気は更に良くなりました。青年小屋から一気に高度上げ権現岳を目指します。振り返ると編笠山を見下ろせるようになりました。名前の通りの山容です。遠景は南アルプスです。


森林限界を越え、アルペンムードが漂ってきました。この付近には、旧武田軍ののろし場もありました。確かに眼下に、小淵沢から諏訪湖に続く盆地を見下ろせます。


今回のメイン、権現岳が見えてきました。岩場が出てきたので、途中でヘルメットを装着し、落石に備えました。ここまで来れば頂上は近いです。


この日の後半、天気の崩れが予想されましたが、崩れる時間帯が後ろにずれたようです。阿弥陀岳の向こうに、北八ヶ岳の名峰、蓼科山が見えています。


標高2715mの権現岳のピークに到着です。この道標は正確にはピークではなく、ザックを置いて登ってきました。


なかなか八ヶ岳の盟主、赤岳の頂上が見えなかったのですが、下山間際にしっかりと見ることができました。赤岳と阿弥陀岳を結ぶ稜線の向こうには、横岳、さらには硫黄岳が覗いています。1時間もしないうちに、雲が湧いてきましたので、早めの行動が功を奏したと言えます。下山後、小淵沢インター近くの「延命の湯」で汗を流し、小淵沢駅で散会となりました。今年の夏はアルプスに行く機会がありませんでしたが、遅い夏山を満喫することができました。ありがとうございました。


コメント (2)
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