4月20日の土曜日、久しぶりにニッキーさんのお宅にお邪魔しました。ご一緒はLotus Rootsさんです。前回訪問は、コロナ前の2019年6月でした。それまで使っていたB&Wの805Dから、モニターオーディオのPL300Ⅱ へ買い替えたタイミングでした。オフ会に向かう途中に買い替えを知り、サプライズだったことを憶えています。あれから5年経過しています。鳴らし込まれたSPの音を聴くのが楽しみでした。長崎ラーメンでお昼にした後、お宅にお邪魔し、システムのあるリビングルームに通していただきました。
拙宅のSPもトールボーイですが、PL300Ⅱの 幅は倍以上あり、存在感があります。モニターオーディオは、以前、キタサンさんのお宅でも聴いたことがあります。とても整理された丁寧な音、という印象がありました。ある意味味付けの無いサウンドですが、今回は、加えて重厚感が素晴らしかったです。SPの足元にはインシュレータも入っていました。一方、背後にあったヤマハの音調パネルは撤去されていました。拙宅では部屋の響きを抑える役割で使っていますが、システム全体を弄る中でのご判断だったと思います。
前回からの一番の変化は、アンプの更新かも知れません。長らく使用していたオンキョーのセパレートアンプから、SOULNOTEのモノラルパワーアンプM-3に更新されています。PL300Ⅱを相手にするとなると、役者が要るということでしょうか。M-3の下のボードは、この日に配送された新品です。特段、オーディオ用ではないそうです。ボードを挟むにしても一人では難しいです。3人がかりで差し込みました。重心下がりつつも、音の広がりも出て好ましいように感じました。読みが当たってよかったですね。
上流機器も大きく変わっていました。前回、SOULNOTEのフォノイコライザーE-2は、ご披露いただいていました。今回は、SACD/CDプレイヤーがS-3、プリアンプがP-3、パワーアンプがM-3と、一気にSOULNOTE化が進んでいました。コロナ禍で皆さんのオーディオが進化する様子を、見聞きしてきましたが、潔さは随一かも知れません。ニッキーさんのSOULNOTE愛を、目の当たりにしました。結局、デジタル系はSOULNOTE+モニターオーディオというシンプルな構成になりました。
アナログプも充実してました。前回紹介いただいたSL-1000R 他、テクニクスのプレイヤーが4台(1台はサブシステム)に増えていました。MM、MC、光とカートリッジ3種を使い分けています。いろいろと設定を弄れるE-2の選択も納得です。プレイヤーの差もあるので、一概に言えないですが、個人的にはMC+SL-1000Rの組み合わせが、濃度感があって好みでした。世代的には、Lotus Rootsさんや私の方が、アナログ熱高いはずなのですが、若いニッキーさんの熱心さに、巻かれる思いでした。
クラシック、ジャズ、ポップスとジャンルを跨いで聴かせていただきました。一聴、前回の慣らし運転的な状態から、一気に音のグレードが上がっていることに驚きました。上から下まで音を部屋に満たす力強さを感じます。機器のラインナップの変更から予想されたこととは言え、揃えたからと言って鳴るとは限らないのが、オーディオです。Phile-web時代のオーディオ交流で培われたオーディオ経験、スキルが活かされていると思いました。アクセサリー類も必要なものに絞り、シンプル化していることが功を奏しているようです。
Lotus Rootsさんは、リンダロンシュタット、グレン・グールドと、お馴染みのレコードを持ち込まれていました。私は、安全地帯、ビートルズ、松田聖子とカジュアル路線を持ち込みました。会話の中で、モニターオーディオとウィーンアコースティックス(Lotus Rootsさんも私同様に使われています)の音の違いに話が及びました。確かに、モニターオーディオの方が、ニュートラルですっきりしているのかも知れません。正解のない話ですが、今後のニッキーさんの音作りに注目しています。
ニッキーさんを最初に訪問したのは、2014年の3月で、ちょうど10年が経過しました。KYLYN(キリン)さんとご実家を訪問したことは、昨日のことのように憶えています。今回の音と当時を重ねて、あらためて10年の長さを感じた次第です。終了後、ご近所のショッピングセンターにある餃子の王将にて、感想戦を持ちました。こちらも楽しく過ごさせていただきました。ニッキーさん、Lotus Rootsさん、ありがとうございました。別日程ですが、お二人は拙宅にお越しいただく予定です。そちらもよろしくお願いします。
先日はありがとうございました。
楽しいオフ会でしたね。
ニッキーさんの現代ハイエンドの音、光カートリッジの音、大変興味深かったです。
最後のsera una nocheは圧巻でした。
今週はまたよろしくお願いします。
先日は、こちらこそ、ご一緒させていただき、ありがとうございました。B&W時代以来となると、ずいぶん音の変化を感じられたのではと思います。システムだけだなく、経験を積まれたニッキーさんが随分頼もしく感じられました。
確かに、sera una noche録音の良さが、そのまま出音に表現されていました。システムにも合っていると感じました。
3日、よろしくお願いします。どんな音源を持ち込まれるか、楽しみです。