明けましておめでとうございます。今年もオーディオ、音楽、その他の話題で週1回ペースで記事を上げれればと思います。予想はしていましたが、結局、9連休はあっという間に過ぎてしまいした。明日の働き始めが月曜日ですので、1週間で正月ボケは解消できそうです。さて1月2日、沼津アルプスを歩いてきました。昨年末の浜石岳の参加メンバーから、良い山との情報を得ていました。天気の良い日をピンポイントで狙えるのが散歩登山のメリットです。東急線、小田急線、東海道線とつないで沼津に向かいました。
日本各地にはご当地アルプスと呼ばれる山々があります。このブログでも、過去にも播磨アルプス、須磨アルプス、三浦アルプスを紹介しました。実際のアルプスは3000m級ですが、ご当地アルプスはいわゆる低山が多く、地元民に親しまれているのが特徴です。沼津アルプスの最高峰は392mですが侮れません。海抜ゼロメートルからの登りとなる上、稜線のアップダウンが加わります。7峰の通算の獲得標高は1000mあるので、結構ハードです。年末年始の飲食で緩んだ体には、手強い山行となりました。
沼津駅から多比までバスで移動し、大平山、鷲頭山(最高峰)を登って北上するルートを選びました。登り始めてすぐ、後ろを振り返ると多比の港が見えました。まずは最初のピークである大平山を目指します。
沼津から富士山を見るのは初めてかも知れません。手前は鷲頭山の稜線ですが、その奥に愛鷹山(あしたかやま)も見えます。普段、丹沢にブロックされた富士山を見ることの多い私にとって、裾野が見える富士山は新鮮です。
望外の悦びだったのが南アルプスの展望です。すっかり雪化粧した本物のアルプスを見ることができました。塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳等が見えます。手前は富士市街でしょうか。駿河湾の海岸線も美しいです。
樹林帯の中を進むことの多い沼津アルプスですが、所々に開けた場所があり、山からの海を眺めることができます。陽光が海に反射して眩しかったです。対岸は伊豆半島の西側と思われます。
5つ目の頂、徳倉山からの富士山です。この時間帯になると、湧き出た雲が富士山の一部を隠すようになりました。最終の香貫山まで、もうひと踏ん張りです。先を急ぎます。
香貫山のピークそのものの展望は良くなかったのですが、近くの展望台は360度のパノラマを楽しめました。富士山は雲に更に覆われてしまったので省略します。眼下に広がる沼津市街と駿河湾です。
香貫山から本日歩いた沼津アルプスを振り返ります。奥にちょこんと出た山が鷲津山です。7峰5峠の縦走はハードですが、富士山や南アルプス、そして駿河湾の眺めを考えると、確かに良い山だと思いました。
下山後、沼津駅まで歩いて戻り、接続良く東海道線に乗り込むことができました。実は、沼津との接点は、これまでほとんどありませんでした。国道246号の終点、御殿場線の終点、伊豆半島の付け根くらいの知識はありましたが、1日滞在したのは初です。愛鷹山へのアクセスにも使えそうなので、GWの散歩登山に再訪してもいいかと思います。せっかくなので海産物、果物、お茶、スイーツ等の名産を調達したいところです。と言うわけで、2025年も幸先よくスタートできました。