1週間前の18日、今年最後のオフ会を拙宅にて行いました。お越しいただいたのは、チューバホーンさんとOさんです。前回はOさん製作のDAC導入のタイミングでしたので、その後の定点観測となります。1年3ヶ月ぶりのお越しとなりました。2週続けての拙宅オフでしたので、準備は比較的楽でした。午前中はSP調整、掃除等をやり、午後2時からのご来訪を待ちました。DACの製作者、同じDACのユーザさん、何より耳の肥えたお二人を招くのは、楽しみでもありますが、ちょっとした緊張感を伴います。
こちらがOさん製作のDACです。すっかり拙宅のシステムに馴染みました。MFPCの整備、そしてディスクリートDAC導入、I2S出力のDDコンバータ導入と、コロナ禍で拙宅のデジタル系統は大きく変わりました。DACの方は、導入当初にゲインの設定をした程度で、その後は設定は何も変えていません。大きな問題も無く使わせていただいています。DACの足元には、昨年の年末段階より、WELLDELTAを敷いています。当面の間、デジタルの上流は不動のラインナップでいいのではないかと考えています。
今回はデジタルに加えて、アナログも聴いていただきました。これまで何度かお二人にお越しいただいていますが、デジタルのみで終わることが多く、なかなかアナログを聴いていただく機会がありませんでした。もしかしたらチューバホーンさんは2014年以来、Oさんは初めてかも知れません。お二人ともに、既にアナログは手放され、現在はデジタル1本です。普段聴きとは異なるサウンドを楽しんでいただければ幸いです。Oracle Delphi Mk6 の足元にも、4月よりWELDELTAを敷いています。アナログはフォノイコ含めて10年間不動の構成です。
まずはデジタルから、JAZZ、クラシック、歌謡曲の流れで聴いていただきました。以前より、音が随分と細かくなった印象を持たれたようです。SPはほぼ合っていましたが、チューバホーンさんのご指摘で若干右のSPを後ろにずらして、よりマイルドな方向に調整しました。他、トランス有無、電源ケーブル等の音の比較をしましたが、随分変わります。最終的にはストレスの無い、ほぐれた音に落ち着きました。条件によってサウンドステージの高さが変わるのも興味深い現象でした。DACの順調ぶりにOさんも安心された様子でした。
休憩を挟んで、アナログタイムです。こちらは専らカジュアルな路線ですが、往年のニューミュージック、80's、歌謡曲、さらに前週のオフ会でも好評だったイ・ムジチのバスーン協奏曲、パコ・デ・ルシアの「コーヒー・ルンバ」をかけました。「レコードらしい音」とはチューバホーンさんのご感想でした。デジタル、アナログの音の違いを残しつつ、70~80年代の音源を味わい尽くす・・・が今後の目標ですので、正しい方向に行っているようです。アナログの締めは、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」比較となりました。
比べたのは、
・アナログ:米国オリジナル盤(チューバホーンさん)
・アナログ:西ドイツ盤(先日メルカリで入手)
・デジタル:チューバホーンさんが10月に入手された盤
です。曲は長めですが、上記はフルで聴きました。アナログは、米国オリジナル盤の方が低音が深いように感じました。デジタルは、先日のチューバホーンさん宅での好印象が再現されました。押しの強さでアナログですが、細かい音はデジタルの方が聴こえてきました。ちなみに拙宅にあるリッピング済の音源をバスドラが入るところまで聴きました。音圧が高く、ボリュームを慌てて落としましたが、差は明確でした。ちなみにこの曲の音源は144種類もあるそうです。
終了後、先週に続いて近所の「壺中天」にて感想戦を行いました。車でお越しいただいたので、アルコール抜きでの感想戦となりました。寒波の影響で、夕方になって急に冷え込みました。暖かいお茶を台湾式でいただきつつ、オフ会談義を続けました。食事はヘルシーな内容でしたが、楽しんでいただけたようです。チューバホーンさん、Oさん、師走のお忙しい中、オフ会への参加ありがとうございました。また音を磨いて、お迎えしたいと思います。
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。音楽を楽しんでいただけたのは、何よりです。先日の最後の一押しのセッティングはまだできませんが、お越しいただいた状況にするのは、何とかできそうです。
ホテル・カリフォルニアを3回続けて聴くのは、私も初めてです。レコードのオリジナルを聴けてよかったです。せっかく両方式をやっているので、気に入った音楽は、両方式で音のいい盤を入手したいものです。
中華料理店もお口に合って、よかったです。まだ焼きそばが残ってますが、日曜日の夕刻はお休みなもので・・・。来年も、サウンド交流よろしくお願いします。
一聴して、セッティングに相当気合を入れられたのだろうと感じる出音でした。
イーグルスのホテルカリフォルニア対決は楽しかったですね。同じ楽曲のレコードとcdを持参したのは初めてでしたので、結構ドキドキしました。
デジタルやアナログといった方式の違い、またさまざまな音楽ジャンルに関わらず、ただただ音楽を楽しんでしまいました。
また、以前から気になっていたお店もご案内いただき、とても楽しい年末のひと時を過ごすことが出来ました。
来年も今年と同様お付き合いのほどよろしくお願いします。