珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

ハンコックさんを迎えて

2022-05-08 08:04:00 | オフ会
GWオフ、第2弾は4日のハンコックさんのご来訪でした。ハンコックさんとはチューバホーンさん宅での定点観測オフでもご一緒することが多く、昨年は2回、お宅を訪問させていただきました。前回、拙宅にお越しいただいたのは、2019年の10月でした。もう2年半になります。コロナ前で、ラグビーW杯で盛り上げっていた時期です。あらためて年月の進む早さを実感します。当時から拙宅のシステムは大きく変わりました。主要な変更点は、
・床の絨毯を外す
・light MPD×2からMFPCへ(再生ソフトはRoonへ)
・AIT LABOのDAC(ES9018使用)からOさん製作のディスクリートDACへ
・JAVSのX-DDC Plusから、Singxer SU-2 へ(DACへI2S信号を送信)
です。これだけ変われば、出音への影響は大きそうです。

オフ会の前は、オーディオ調整も去ることながら、部屋の掃除に大半の時間を費やします。オフ会が続くと、この準備は楽になります。のんびり準備して、待ち合わせの時間まで過ごすことができました。お互い早めに待ち合わせ場所に着いたこともあって、15分ほどオフ会スタートを早めることができました。


前半の2時間半は、デジタルを聴いていただきました。ジャズ、洋邦のポップスの女性ヴォーカルから入り、ジャズのインスツルメント、クラシックの順で聴いていただきました。全般的に声の印象が良かったようです。低音の骨格がしっかりしたことも挙げていただきました。ハンコックさんとしては、低音はもう少しほぐれた方が好みとのことでした。前回から絨毯を外していますので、ライブな方向に行っていたかと思います。後ろ壁からの影響など、あまり気にかけていなかった点もご指摘いただきました。調べてみます。

デジタル音源をいくつか、持ち込んでいただきました。ワルターの「田園」は拙宅でも同じ型式のCDを持っているので、ハンコックさんの盤と聴き比べました。見通しが歴然と違っていて半分納得、半分がっかりです(苦笑)。この他、ジャズの名盤『Somethin' Else』より表題曲、オーディオの定番『Gaucho』より「Hey Nineteen」、尾崎亜美の『lapis lazuli』より「オリビアを聴きながら」をかけました。それぞれの楽曲の個性が出ていたように思いますが、いかがだったでしょうか?

後半戦はアナログです。ハンコックさんの主戦場であるジャズは、手持ちのレコードが少ないので、持ち込みに期待するしかありません。まずはポップス系のレコードを中心に聴いていただきました。最初は音が奥まって聴こえていたのが、前に出るようになったようです。カートリッジの温まったのではないかとの話でした。ハンコックさんはユーミンのレコードの盤違いにもお詳しいです。拙宅の『コバルトアワー』は比較的若い番号ですが、ジャケットの帯が黒ではなく青の方がプレスが早く、音が良いとのことでした。拙宅の盤も音は健闘していたようです。



ハンコックさんの盤は、流石にどれも手入れがされていてコンディションは良かったです。大学受験時期にリリースされた『VOYAGER』は、私の中では馴染みの薄い盤です。ご依頼は、代表曲「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ 」でした。ちょっとボリューム上げ過ぎた感もありましたが、ユーミンの声には満足いただけたようです。


ビル・エバンストリオの、ライブ盤からは「Nardis」をかけていただきました。ハンコックさんには管楽器、ハードバップのイメージがありましたので、意外な盤を持ち込んでいただきました。


アン・バートンの、オランダのオリジナル盤より、「The shadow of your smile」です。盤によって艶が違うと言われています。本国のオリジナル盤で低い歌声に浸りました。


以前にオフ会で紹介いただいたフランスのサックス奏者、バルネ・ウィラン です。CDで聴くことも多い「Minor Swing」を選曲いただきました。バルネ・ウィランのオリジナル盤は貴重で、高騰しているそうです。


マイルス・デイビスの『relaxin'』です。曲は「You're my everything」です。お馴染みのジャケットと異なりますが、こちらはフランス盤です。米国のオリジナル盤とほぼ同じ時期に出されており、音も同等ではないか、とのことです。冒頭の会話から違います。マイルスのトランペットが本日の聴き納めとなりました。


オフ会終了後は、近所の中華料理店『壺中天』にて感想戦としました。大人数の予約が入っていたこともあり、17時半からの早めの夕飯となりました。『壺中天』はハンコックさんとも無縁ではなく、2017年のオフ会後にも使用しました。ハンコックさん、2年半ぶりに拙宅にお越しいただき、ありがとうございました。前回から間が空いた分、変化点が多く、サウンドにも影響していたのではないかと思います。今後も「声」を大切にしながら、多様な音楽を楽しめるように精進します。引き続きのサウンド交流、よろしくお願いします。


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chibiさん、genmiさんを招いて

2022-05-04 10:06:56 | オフ会
5月2日、GWオフ会の第一弾は、chibiさんとgenmiさんのご来訪でした。chibiさんとは家が近いこともあり、定期的に相互オフ(1日でホーム&アウェー)を行ってきました。今回、ゲストでgenmiさんに加わっていただくこととなりました。chibiさんも既にgenmiさんと交流を重ねられています。話がトントン拍子にまとまりました。遠方からお越しの上、半日で2か所を回るgenmiさんも大変だったかと思いますが、お陰様で楽しい時間を過ごせました。前半が拙宅、後半chibiさんのお宅の流れとなりました。

詳細は改めて報告しますが、拙宅ではWELLDELTAの使い方を変更しています。アナログプレイーとプリアンプを収めているセンターのラックの足元に回しました。スパイク受けとするために、WELLDELTAの部材をブロックからリングに変更しました。プリアンプの下はバーチ素材のウェルフロートボード1枚にシンプル化されました。WELLDELTAをラックに使うアイデアは、先のgenmiさんの訪問で目の当たりにしました。あちらこちらでの評判も良いようなので気になっていました。変更したのGW初日の29日です。


以前は、お客様に合わせてCDを選別しておいたのですが、Roonの操作画面をみながら、その場で選曲するスタイルになりました。話の流れで横道にそれて想定外の曲をかけたりできます。お客様側も、Roon画面のアルバムジャケットを見ることとなり、リクエストを挙げ易くなります。この日はジャズ、ポップスが多くなりました。結果的にクラシックをかける時間が無くなってしまったのは残念でしたが、濃い時間を過ごすことができました。レコードを4~5枚ほどかけて締めとしました。

いくつかのキーワードをいただきました。音の安定感、SP外側への広がり、聴感上のSN比の改善・・・。良い方向に向かっていること確認でき、ホッとしました。genmiさんの前回訪問からDAC、MFPC、機器の足元が変わっており、かなりの変化を感じられたと想像します。アート・ペッパーの「You'd Be So Nice to Come Home To」はchibiさんが初めて来られたときにかけたようですが、その時との差異が印象に残った様子です。リクエストのあった「カンターテ・ドミノ」は、低音が深くなり空気感が増した印象です(オフ会後に再確認しました)。

chibiさんのお宅までは、移動時間は電車を2本つないで45分ほどです。早速、chibiさんのオーディオルームに通していただきました。観葉植物とオーディオシステムが融合する光景にもすっかり見慣れました。SPが前回のHB-1からHB-X1 に戻っています。帯域はX1の方が広いのですが、WELLDELTAとの兼ね合いで調整には苦労があったようです。「SNが良ければいい」とならないのが、オーディオの難しさ、面白さですね。ルームチューニング材を所定の位置にセットして、後半戦スタートです。


chibiさんのご愛用の、大佐さん製作のPCで再生します。ソフトはJRiver Media Centerです。アルバムを見ながら選曲する感覚はRoonに近いです。ジャズ、ポップス、ソウルを中心に、殆どがライブ音源ではなかったかと思います。 リビングルームでシステムを組まれているので、スペースに余裕があります。genmiさんと私で前後を入れ替えながら、それぞれセンターポジションで聴かせていいただきました。


こちらにもWELLDELTAが使用されていました。FM ACOUSTICSのパワーアンプ です。プリアンプ、ラックにも試されたようですが、必ずしも入れれば良いというわけではありません。ラックは比較的問題が少なかったようです。


こちらはシステムとは無関係のルーターですが、何故かここに置く、置かないでも音が変わるそうです。こういった事の積み重ねで音が個性を持つようになるのでしょうね。


先日のgenmiさんのお宅でもしっかりとしたルームチューニングが印象に残りました。その点ではchibiさんも同様です。移動可能なチューニングパネルとは別に、天井には音調パネルがかなりの枚数セットされていました。3人の中では一番ルームチューニングを怠っているのが私ということになります(汗)。


さてchibiさんのサウンドです。ライブ向けに更に磨きがかかったように思います。前回訪問が12月初旬で、わずか5か月間ですが、大きな変化を感じました。ヴォーカルの座りがよくなり、熱量のある声を真正面で受けるような感覚でした。会場の空気感、拍手の実在感も印象的です。WELLDELTAの導入により情報量が上がった分、PCとプリをつなぐケーブルで帯域調整をされたそうです。こういったバランス感覚は見習いたいところです。結局「どんな風に聴きたいかのか」がブレないことが大切です。

最後はご近所のイタリアンバル「SALT」にて感想戦です。初めての訪問となりました。ワインの選定はchibiさんにお任せして、美味しいイタリアンと共に談義を続けました。お店もコロナ以前のような賑わいでした。オーディオに対するスタンス、目指す音、聴く音楽、機器と部屋、3人それぞれ異なります。だからこそ、お互いを尊重しながら、オーディオを熱く?語れる時間は大変貴重です。皆さんがそれぞれ目指しているステージに進んでいることを確認できました。散会後、清々しい気分になりました。

genmiさん、先月のオフ会含めてありがとございました。chibiさん、落ち着いたら定点観測よろしくお願いします。
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杓子山(忍野村)

2022-05-01 18:14:12 | その他
GW2日目の30日、メンバー4名で山梨県忍野村の杓子山に登ってきました。午前中は晴天で見事な富士山を拝むことができました。登山中、徐々に雲が広がり富士山の頂上は隠れてしまいました。それでも杓子山山頂では、遠くの八ヶ岳や南アルプス、足元の山中湖や河口湖の展望を楽しめました。途中、一気に高度を稼ぐ急登部が続き、アップダウンも多い等、登り応えのある山でした。この時期の山登りの魅力は、何と言っても新緑です。山桜と併せて、山の春~初夏を満喫することができました。

忍野村の村役場に車を止めて、登山開始です。その村役場から雄大な富士山を望むことができました。今年は雪が多かったので、しばらくは残雪の富士山を望めそうです。


林道から登山道に入り、しばらくすると、急斜面を直登するルートとなりました。ゆっくり、歩幅は狭くが、基本ですが、流石に連続すると息が速くなります。そんな急登を2か所登り、展望の良い高座山に到着しました。ここで12時でしたので、昼食としました。湧き上がる雲で富士の頂上が見え隠れしていました。


ズームで山頂付近を。


その後、アップダウンを経て、メインの杓子山の登りに入ります。新緑に癒されながら先を急ぎます。


杓子山に到着しました。眼下に忍野村が広がっています。その奥は自衛隊の演習場です。広い山頂には、テーブル、椅子の他、鐘まで設置されていました。山頂は360度、遮るもの無しのパノラマでした。


まずは足元の山中湖から。山中湖を見るのはいつ以来でしょうか?すぐに思い出せません。横浜からは案外近くて遠い湖です。遠く御殿場市街も臨めます。


こちらは河口湖です。その手前に富士吉田市が広がっています。太陽光がキラキラと反射していて、それはそれで美しかったです。他の富士五湖は確認できませんでした。


想定外の展望、その1は八ヶ岳です。シルエットから編笠山と権現岳に違いありません。権現岳のピークにはわずかに残雪も認められます。


想定外の展望、その2は南アルプスの甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山です。帰宅後、ネットで調べましたが、南ア北部~南部までを一望できるようです。


山頂には山桜がありました。満開は過ぎていましたが、この時期に桜を楽しめるのも山の良さです。


都留、大月方面です。背後の稜線は、金峰山や甲武信ヶ岳から奥多摩へ続く山並みです。山頂には30分ほど滞在して、下山となりました。帰りは登りとは別のトレイルラン向けのコースを選びました。


帰路は渋滞を避け、山中湖から道志みち(国道413号)に入りました。点在するキャンプ場を横目に高度をどんどん下げて行きます。バイクや自転車ファンが目につきました。やがて神奈川県に入り、津久井湖、三ケ木を経て橋本を目指しました。橋本駅には19時近くに着きましたが、まだ明るかったです。オフ会と同様、山の方も、ボチボチとペースが上がりそうです。
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