ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

天台宗 武蔵寺での写経会に参加

2010年09月06日 | アフターセブンティ
 二日市温泉近く、天拝山のふもとに武蔵寺という天台宗のお寺があり、毎月初めの日曜に写経浄行会が行われており誰でも自由に参加できる。般若心経や写経との出会いは大学2年の春休みに奈良信貴山の断食道場に2週間入った時が最初。爾来、ビジネスマンとして、コンサルタントして心身の安定維持のため、関心をもち、年に数回は自宅で写経などしていた。松原泰道や瀬戸内寂聴の本やテープを聞いたりもしていた。毎年正月の書き初めは写経であった。
 たまたま天拝公園で写真を撮っていた時、ご住職にお会いし、写経会のことをお聞きし、「おもしろいですよ」ということで出席。まず手を清め、口をすすぎ、写経用紙に息がかからないよう半紙でマスクをつくり、心を静めて墨をする。書写の前に「写経観念文」を全員で読み上げ、般若心経276字(題字含む)の写経に入ってゆく。一字一字無心に書き写してゆくにつれ、心が静寂に支配される。約1時間の写経を終え納経する。
 それから30分ばかり住職の法話があり、おもしろおかしく勘所をおさえた人の生き方や法事に至る知恵をいただく。正式な作法での写経浄行会、まこと有意義な時間であった。
 
 帰り、寺の正門をでたあたりの青葉が茂る森にふくろうの仲間のアオバズクがまたやってきたということを聞き、目をこらす。幸運にも生い茂った青葉の間の細い枝になんと大きな目を見開いたアオバズクを発見することができた。きけば毎年、わたってくるらしい。なんだか今日は大変得をしたような1日であった。
コメント
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