4月の写経会にでた。8日は花祭り、お釈迦様の誕生日、その日、天から甘露の雨が降ったいう言い伝えから甘茶を供してお祝いするようになったとか。今や中国から黄色や黒の雨雲がやってくる。北朝鮮からはミサイルが飛んでくるかもしれないきな臭い東アジア。いったい国の指導者は何を考えているのか
西日本新聞の「時代への眼」にハーバード大学名誉教授の入江昭氏の提言がのっていた。地球益の意識で尖閣問題に対処せよという論説。自分の国はすべて正しく相手国はすべて悪い、妥協を求める動きもなく大局的判断をしようとする姿勢もない、習近平よ、もっと大人になれと言いたいのだろう。歴史と地理が国家の定義を決めるという。戦争の時代と言われた20世紀はまさに領土をめぐる帝国主義戦争であった。戦後68年、またぞろその愚を繰り返すのか。
国益というのは裏返せば自己益だ。TPP反対論者も国益国益というが実は選挙に通るための自己益が裏にある。習近平も軍のてまえ尖閣には強硬な方針を打ち出さざるを得ない。人間というのはほんとに懲りない動物。入江教授のおっしゃる地球益で考えましょうと日中首脳が世界に宣言したらすごいことになると思うが・・・男の本能をつきだすばかりではいけない
御笠川にはアオサギが優美な姿で飛んでいた。孫たちがやってきた。月曜日は図書館など諸官庁施設は休館。しかたないので大宰府遊園地につれてゆく。
日本の平和、世界の平和を守るための各国リーダーの責任は重い。国益ではなく地球益で考えるリーダーよ、出よである。