きれいに改装された近くのかまど神社、去年の紅葉は素晴らしかったが桜がどんな具合かみにいったが期待はずれであった。まだ改装工事が続いている影響かもしれないがね。政府主導の春闘で久しぶりにベアなる言葉が大企業を軸にでてきたが株価は外人売りが優勢で元気なし。消費税アップされ第一四半期は流通、車関連は大幅ダウンか。ロシア、中国がらみの不安要素の中で輸出も伸び悩み。アベノミクスも危うくなってきた。
政治は経済に優先すると言うが安倍政治も極めて危うい感じがする。アメリカなども相当安倍政権に危惧をいだいているらしい。強い日本をつくるという安倍首相の力みが感じられる。
西日本新聞で先日、立花隆氏に日本国の展望を聞く記事がでていた。来年は戦後70年、私も70歳。立花氏はあの戦争の記憶、本質を見失う瀬戸際に来ているという。なにが問題か。一国の指導部の愚かさは一国を滅ぼすに至るということ、日本は1945年に「大日本帝国」として事実上滅んだ。そしてあの戦争を始める決断をした日本の為政者たちが揃いもそろって愚かの限りとしか言いようがない決断をしたという記憶が忘れ去られようとしていると言いきっている。
憲法9条で戦争を放棄したことで経済一本でやってこれ世界2位の経済大国にまでなれた。日本人は戦前戦中と占領期の歴史を十分分析できず歴史の教訓を国民全体の共有財産にできていない。当時の書類が大量に処分され政治を検証できなくされてしまっているという。またぞろ秘密保護法によって政治を検証できなくなるのは恐るべきことだという。
日本の独断、日本の視点だけで世界をみると間違える。韓国大統領が時代がどう変わろうと日本に侵略された過去は絶対忘れないと言っている。日本はアメリカに原爆をおとされ数十万の命を奪われたのにアメリカを初め連合国にそのような恨みつらみは表面化させない。
経済のみならず政治の面でも危うさがでてきた安倍政権の動きには注視すべきだと立花氏は言う。同感ではあるね。