ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

190813 息子夫婦と墓参。お彼岸は日本独特、お盆は中国でもある仏教行事らしい。なぜ8月15日?

2019年08月13日 | マイ家族

 昨日は息子夫婦が福岡からやってきて夜は母親の手料理に舌鼓をうっていた。母親の料理手法を嫁に伝授する。普通、母親の料理に舌が慣れている息子が嫁の料理、味付けに違和感?とまでいかなくとも仕方なく嫁にあわせてゆく。久しぶりに実家に帰り、ゴマアジや冷しゃぶ、南蛮漬け、しそジュースなど息子は楽しみ嫁はレシピを覚えてゆく。

 年寄り夫婦だけの沈滞ムードを破るには子どもや孫が来てくれるのが妻にも張り合いが出るということか。いつもはシャワーだけなのを久しぶりに風呂に入りリラックス。済生会病院で気管支拡張吸引などしたせいか咳も収まり鼻も収束方向?

 翌日、たっぷり朝食をとって9時過ぎ平等寺の西日本霊園へ墓参。2台でいく。終わったら息子夫婦は帰るらしい。蚊よけスプレーをかけて妻方の墓と私の方の墓をきれいにし墓参。

 なぜ8月の15日が(旧暦では7月15日)お盆なのか。お釈迦様の弟子に目連という神通力をもつ弟子がいた。なくなった母親の様子を千里眼でみると、地獄に落ちて飲まず食わずの責め苦にあっている。食事を与えようとすると口元で燃え出す。お釈迦様になんとかしてほしいと懇願。お前の母親は生きている時、心がせまく人を助けようとしなかった。だからその罪の深さゆえ地獄の苦しみを味わっているのだ。ではどうすれば?

 インドでは4~7月雨期で外にでれないので僧たちは寺院で修行をおこなう。夏安吾(げあんご)といいその間僧たちは断食。夏安吾が終わる7月15日に僧たちに布施、ごちそうをしてあげなさい。盂蘭盆経にはそのとおり目連が実施し母親が救われたという話がでているとか。

 目連の母が地獄でうけていた罰のことをウランバナ、(倒懸の苦、逆さづりの苦しみ)といいお盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)という。だからお盆というのは亡くなった人が無事極楽浄土にいけるようにお祈りするための行事。

 どんな人間でも死ねば仏になれるというのが仏教だが、煩悩に穢れた穢土から三途の川をわたって阿弥陀様のまつ浄土に無事行きつくには阿弥陀様の18番目の請願、念仏往生をひたすら信じて南無阿弥陀仏と唱え続けねばならない。

 まあ74歳の今までともかく無事に生きてこれたことに感謝しつつ、六つの修業を日々行いなさいというのが仏教の教え。すなわち六波羅蜜というのは彼岸、浄土にわたるための6つのチケット。

1、布施・・ほどこす。笑顔とやさしい言葉で。顔施(がんぜ)

2、持戒・・戒律をもつ。他人の悪口を言わない。要するに悪いことはしない、いいことをする。といっても人間は馬鹿だからできない。だから毎日懺悔(さんげ)をして反省しなさい

3、忍辱(にんにく)・・要するに達観して耐える。夫婦もあいみたがい。おやがいさま

4、精進・・生涯勉強

5、禅定・・こころを鎮めなさい。ひたすら念づる。写経。対価を求めない

6、知恵・・わだかまりのない静かに正しい判断と行動ができる。

ということで心静かに生きたいものですね、ご同輩!!

13日夜19時半、迎え火を玄関前でたく。炎が暖かくご先祖をお迎えする、そんな感じ・・・

 

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