ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

200322 春真っ只中、桜も開花、なのに政治家の言や、うらさびしい!

2020年03月21日 | 辛口ひとりごと

「権力の効用」を信じないものは政治家にも経営者にもなれない。権力をにぎって、これを自他の為に役立てる、これが政治であり、経営である。しかし、ポイズン オブ パワー、権力の毒!長い間、権力を握り、それになれると人間は必ず「傲慢」という毒に犯される。

 40年前、私が経営コンサルタントして企業繁栄存続の参謀役として苦闘していた時代に読んだ伊藤肇さんの「現代の帝王学」の冒頭の一節である。そして帝王学の基本は「原理原則を教えてくれる師を持つこと」「直言してくれる側近を持つこと」「よき幕賓」をもつことと提言している。

 この2~3日の暖かさで近辺の桜の芽が開き、数輪開花した。いよいよ春まっさかりの時を迎える。しかしながら新型コロナウイルス肺炎騒動下の首相の一斉自粛要請で、ちまたには冷たいウイルス波が漂っている。テレビはこの1か月、あーでもない、こうでもないを繰り返している。

   

 大阪、兵庫間移動自粛要請が府知事から出されたが、厚労省の非公開データと称してこの1~2週間で一挙に3000人近い感染者がでるかもしれない、いわゆるオーバーシュート現象が発生する可能性があるというデータをTV番組で開示した。このデータは両県知事に提示されたらしい。

 大都市中心に感染経路不明の感染者がふえていることによる提言らしいが他の関係都市にもそのデータが渡っているとか。しからばそれら関係首長はどう判断しているのだろうか?

 イタリアやスペイン、医療崩壊しそうな死者増大非常事態の中、東京オリンピック中止などということは一切考えていませんと白々と会見する東京都知事は一体何を考えているのか、あまりにしらっと会見する姿には驚く。まだ半分もオリンピック出場内定がでていないなかで代表決めのための競技がどんどん中止になっている。しっかり直言してくれる側近はいるのだろうか?

 政府も自粛要請はだすが最終は都道府県知事に意思決定をゆだねるというスタンス。責任はだれがとるのか?

 外野席ではなんとでも言えますが当事者は大変なんですよという声が聞こえてくるが、マスクもなく苦闘している現場の医師、看護師がたくさんいることを、政治家たちは一体どこまでわがこととして感じているのだろうか

 

この2~3週間、後期高齢者、閉じこもりのおかげで筋肉硬直、一昨日からまた腰痛のきざし、まったくヤレヤレの気分である。大阪、兵庫でオーバーシュートが発生しないことを祈るのみである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする