ここ数日、家庭サービス、ホームメンテナンスに多忙。充電式トリマーを使っての貝塚の剪定、高速洗浄機をつかっての玄関、階段タイルの泥落とし、庭の枕木テラスへの防腐剤塗布、
台所換気扇のフィルター交換、不調のファックス機廃棄と迷惑電話防止のための電話機交換(固定電話は不要な気もしないではないがベスト電器の改装前セールで最安値の税込み6050円で調達)
乱雑になっている廊下収納室の整理整頓などなど。「自分の好きなことばかりして家のことは言われるまで何もしない」という妻の常套小言を封じるための先制攻撃みたいなもの。お陰で疲れましたが腰痛は発症せず。
ところでこの15cm角のコンパクト電話機は「あんしん応答」という機能が親機にもワイヤレスの子機にもついており、呼び出し音が鳴っている時にこのボタンを押すと「あんしん応答モードになっています。あなたのお名前をおっしゃってください」とメッセージがながれ、相手がだれかスピーカーで確認でき、私の声なら受話器を取って対応、保険のセールスなどの時は左下のスターボタンをおすと、「恐れ入りますがこの電話はおつなぎできません」とメッセージがでて、電話は自動的に切断されるという仕掛け。
食品通販会社などの電話は5回呼び出し音を放置しておくとファックスでPRチラシが送られてきて、せからしいの一言。もうファックスはお蔵入りさせたので、このあんしん応答を活用すればストレスが減りそうだ。
そんなことでホームメンテの疲れをほぐすために先般購入したマルチレコードプレーヤで半世紀前のレコードをチェック。とりあえずは33回転のドーナツ盤をかける。といってもLPレコードはなく、たまたま50枚ほどのドーナツ盤レコードがほこりをかぶって残っていた次第。雑音だらけというのは意外と少なく青春時代を懐かしめた。多分、高校、大学生時代に買って聞いていただろう代物。400円から600円のプライスがついている。
1、アルフレッド・ハウゼ楽団のコンチネンタルタンゴ。「真珠とり」は有名
2、ベルト・ケンプフェルト楽団の「星空のブルース、欲望のブルース」1960年、アメリカに先駆けて日本でヒットしたトランペットの哀愁の音色。
3、魅惑のラテン・ムード音楽。「シェリトリンド、ベサメムーチョ」なつかしいね。
4、ビリーボーン楽団の「テルスター、愛さずにはいられない」
高校時代、長屋で鉄工所をやっていた親父が受験勉強用に近くの魚屋を営んでいた人の2fの一間を借りてくれた。その家には娘さんがいて週1会っていたがおいていたステレオで一緒に聞いたのかもしれないね
5、米映画「アラモ」のサウンドトラック盤。西部劇の理想の男性像と呼ばれたジョンウエインが映画人として全生命を注ぎ込んだ西部劇大作、当時としては3時間20分という長時間の大西部劇映画。遥かなるアラモやテネシーベイビーがよみがえってくる。
6、4人組ボーカルグループのブラザースフォアが「グリーンスリーブス、グリーンフィールズ、遥かなるアラモ」を絶妙のハーモニーで聞かせてくれる
7、ママス&パパス、4人組混成グループ。「夢のカリフォルニア」が懐かしい
8、ポールアンカの「君がわが運命」。ユーアーマイデスティニイのメロディにしびれた。ニールセダカのカレンダーガール。アメリカの若者たちのライフスタイルが日本に伝搬。
9、ジ・アストロノウツのエレキギター&ドラムによる真夏のリズム、サーフィン。テケテケテケというエレキギターの空気を切り裂く音。「太陽のかなたに、パイプライン」などなつかしいね
10、エドモンドロス楽団のボンゴの響き。「エルクンバンチェロ、タブー」思い出すね
11、モダンジャズが映画音楽にとりあげられた。アートブレイキーとジャズメッセンジャーの「危険な関係のブルース」ほか。哀調と孤独感をテナーやトランペット、ピアノ、ドラムスがにじませてくれる。
12、デイブブルーベックカルテットの「タイムアウト」。有名な「テークファイブ」はアルトサックスとドラムの単調なリズムの繰り返し。記憶に残る曲だね
13、ボサノバ。映画、アランドロンの「太陽がいっぱい」のヒットから太陽と若者、青春の喜びを表現、音楽は静かに聞くという日本の古い習慣を塗り替えたとある。「サンライズツイスト、太陽の誘惑」など。
敗戦から15年、そして東京オリンピック、高度成長へとつながってゆく。オリンピックの開催は私が大学の1年になった時。大学4年の冬、家業の鉄工所が倒産、大学卒業そして就職。社会人になってからはレコードを買って聞くという習慣はなくなったように記憶している。苦労知らずの10代に淡い夢を抱きながら聞いていたものなのか・・・・・・
あと33回転のクラシック、10枚ほど、45回転の歌謡曲やポップス、グループサウンズなど20枚ほどあるが、また後日紹介したい。