裏隣のKWさんから留守電が入っていた。こちらに伸びてきている樹木を切っていただきたいという申し出で。実は言われるまでもなく、ぼちぼち切ろうかと思って、通販で高枝ポールチェーンソーを購入したばかりで開梱もしていなかった。
バッテリーを充電してすぐ切りますと返事をする。当方は妻がガーデニングが趣味で20年前に家を建てた時から庭づくりが大前提。ところがお隣さんはそんな趣味はなさそうで、庭の用地は木製デッキをつくって、年末にはいつも餅つき、ご相伴に預かったことはないが価値観の相違はどうしようもなく、こちらが想像力を働かして言われる前から対処すべきことは道理。
充電されるまでに、とりあえずはお隣さんに出張っている枝木からのこぎりでカットしてゆく。鋸の刃がなまっているのか余り切れず重労働。昼食後、取説をみながらリチウムイオン電池を本体にセット、動かしてみる。外に出てスタンバイ。
4.5mの高さの樹木を剪定可とあるがとりあえずは継手なしでトライアル。チェンソー部分が重いので先端に重量を感じる。ロックオフボタンを押しながらトリガーボタンを押す。刃の回転方向と妻の指示するカット対象の樹の狙いをさだめるのが簡単ではない。あとでわかったがサポート部分を狙う木にあててトリガーボタンをおすと先端の重量で木を切ってゆくことになる。ばりばりッとあっという間に切断。これは大したパワーだ。
切断樹木の角度、落ちて行く先を想定して作業しないと危ない。2時間ばかり作業をして、葉や小枝をカッターで切り落として、枝も廃棄しやすい大きさにカットしてひもで結んで行く。軽トラがあれば枝葉ごと積み込んでグリーンセンターに持ち込んばよいのだが裁断して後日搬入する予定。
ブラック&デッカーというのはアメリカのメーカーらしい。リチウムイオンのパワーと相まって切断能力はすごい。22000円ほどで通販で購入、すぐれものだ。4.5mの高さや直径17センチの太さの木もOK、1回の満充電で38mmの木を149本切れるといううたい文句。
腰ベルトでささえるというライバル品もあったようだが先端重量が課題と言えば課題。しかし圧倒的なパワーは及第点。
翌日、隣のKさんの家にかぶっている木とヤマモモの一番てっぺんに伸びている木も切ってしまおうといういうことで継手を接続して最長で作業。O型の妻は思い切ったことをやる。私なら野鳥の止まり木やかぶりそうもないのは残すとかいろいろ考えてしまうがね・・・伐採した樹木がわんさと出た。後処理が大変。
(手前のヤマボウシと奥のヤマモモ)
16時、細断作業終了、なにかスカスカになってしまった感じ、お隣さんまるみえ、新たな視界ができた感じ。野鳥たちは異変にきずいてこなくなるかもしれないね。あとでネットでヤマモモの剪定法をみてみると小まめに不用な枝を剪定して風通しを良くしてやる必要があるとでていた。またヤマモモの赤い小さな実が夏に出てくるようになるのかちょっと気がかりではある。
いずれにしてもこの二日、電動工具のお世話になりました。やはり何事も道具揃え、道具選びが重要ということがよくわかりました。