外は雨がシトシト、気温もさがり、セーターをきてちょうどよい。妻は熊本、中学の同窓会に行っている。卒業して50年、同窓会ができる人、うらやましい。私の中学時代、13~15歳時の記憶はきわめて不鮮明、当時の写真も残っているのは数枚の集合写真のみ。
私が3年連用日記など書き始めたのは32歳の頃から。物資不足の敗戦後の小学生が日記を残すなど親も本人もそれどころではないということか?
まあ、今は日記代わりの写真やビデオなどメディアがあふれているので日記を書く必要は薄れているかもしれないが孫娘なども10歳、思春期を迎えるようになると心模様なども書き留めておくこともそれなりに意味があるのではないか。
さて、「孤独のすすめ」第四章、「世代」から「階級」へ。
階級とはどういうことか? 学生時代、マルクスの資本論を学んだ。資本家階級が労働者階級を搾取するというもの。
1、五木さん曰く、いまや世代対立というよりもはや老人と若者、働き手との階級闘争の入り口に立っている。日本人は世界で初めての使用済み核燃料の処理問題と高速老齢化人口減という難題にぶちあたっており、どう日本人が解決し世界にそのモデルを示しうるか注目を浴びているというわけ。搾取するシニア階級、搾取される若者、勤労者階級であってはならない。そのためにはシニア層は健康寿命をのばし財政医療費負担をへらし、資産を子、孫に移転し、消費につなげ、億以上の金融資産をもつ1%の富裕者は年金を返上するくらいの気概をもてというわけ
2、旧世代は未来の日本人に巨額の借金や核のゴミなどツケを負わしたらダメだが若者のガス抜きのために老人階級が利用されないよう注意も必要という。70数年前の無謀な太平洋戦争もマスコミの扇動があったというが背景には国民の鬼畜米英やっちまえという空気が膨張していたから。今やSNSの時代。嫌老があおられてはいけない
3、シニア世代とて家族を犠牲にして24時間働きズメで今の日本を築きあげてきた。それに比べ今の若いのは何をしてるのかと文句をいいたい気持ちもありそれがリタイア後の横柄な老人の態度になったりしがちだがそこはぐっと押さえて精神の安定、自立を図らねばならない。死生観の確立を含めてリタイア後の林住期、遊行期をどう生きるかの心の整理をしておけというわけ。昔は神国ニッポンだった。アメリカは信ずる信じないにかかわらず「神国アメリカ」であり、見えざる神の御手が働いていると皆思っている。日本人もそういった心のよりどころを持つべき時が来た、とくに老人階級において・・・
第五章 なぜ不安になるのか 第六章まず「きづく」こと・・・は、また明日のブログで!
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