ここ数日の夜、ずっと「やもり(守宮)」が台所の流しのうえの窓ガラスにへばりついて動かない。やもりが家にとりつくとその家は災害から免れるという。がんらい、ヤモリは肉食の爬虫類でイモリは両生類で水がないとダメということだが、窓に吸盤でへばりついている姿はなんとなく愛嬌がある。「ヤモリ通信」というサイトがあるので検索していただいたらよくわかるがたくさん種類がいて、愛嬌のある顔をしている。
ともかくヤモリが家に住み着いてくれるのはなにかいいいことのように感じて、最近、一日一句、俳句をつくることを思い立った関係で作ったのが表題の俳句。字あまりではあるがおいしい夕食をおえて皿洗いを手伝っていてふと見るとヤモリがガラス越しにじっとこちらを見つめているように感じて、ささやかな幸せを感じたという句であるが伝わりましたかな?
さてこのヤモリ、なぜ家守と書かずに守宮と書くのか。昔、女房の浮気防止のためにヤモリの粉末を妻の体に塗っておくと操を守らなかったら塗られた粉末が消えてしまい浮気がばれるという仕掛け。で、貞操を守るということでヤモリのことを守宮と書くようになったらしい。まあ語源はともかく家のもろもろの災難から守ってくれるというのは結構なこと。クモや昆虫など生きたものしか食べないのでこちらから餌をやるのはちょっと難しそうだが「ヤモリ通信」と交信でもして教えてもらいますかな。
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