
俳句通信講座の第二回添削結果が帰ってきた。川柳と俳句の決定的な違い、それは、や、かな、けりなどをつかって読者に想像の世界を提供すること。今回の課題はその三つの切れ字をつかって作句せよということであった。
一句目 「ひなまつり 娘の笑みに うなづけり」
これは評価は△、もっと推敲せよ。具体的な情景がうかんでこないとの評価。去年四つ、今年五つ、1年で成長したなという感慨でうなづいたという意味だったが伝わらなかったようだね。
二句目 「昇竜のごとかけのぼる野焼きかな」
比喩は良いが昇竜とのぼるがダブっている。評価は○
添削・・・「龍のごと 駆け昇りたる 野焼きかな」
三句目 「啓蟄や レンタル畑に はしゃぐ声」
虫たちが動きはじめるのと同じようにレンタル畑に繰り出して農作業を始めた人びとの姿が想像される。下五をもうすこし具体的にすればもっと良い。評価は◎。
添削・・「啓蟄や 家庭菜園 子らもでて」
いかがですか?読者のみなさんも参考になさってください。