仙台ラーメン最強伝説

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一利起(3)

2011年08月04日 | 仙台市青葉区

090119183102 最近よくTVCMで流れていて気になる曲がありまして、ジブリのコクリコ坂からの主題歌「さよならの夏~コクリコ坂から~/手嶌葵」です。この手嶌葵さんはウィスパーVOICEというか、一寸滑舌悪い感じの歌唱法なんですが(失礼)それなのにとても透明感が感じられる声質で、物語性の高い歌い方をされるんですね。あんまり気に入っちゃってまだ映画観てないですがCD買ってリピートで聴いちゃってます。


メロディも、とても昭和っぽいなと思ってたらオリジナルは1976年に森山良子が歌ったものなんですね。作曲は坂田晃一で「さよならをするために/ビリーバンバン」「純愛さがし/高田みづえ」他には「草原のマルコ@母をたずねて三千里」もこの人の作曲だとの事。そういえば手嶌葵さんの郷愁を帯びた声質はフォルクローレのケーナという楽器の奏でる音に少し似ているのかも。


原作が高橋千鶴というのもまたノスタルジックで。往年の”なかよし”妹から借りて読んでましたっけ(笑)っていうかジブリは、海がきこえる(最近TV放映されましたね)の氷室冴子@コバルト文庫とか、耳をすませば・猫の恩返しの柊あおい@りぼんとか、チョイスがズルい!R35世代のツボをよく抑えてます。


ということで、ジブリはもう一回コバルト文庫から映画を作るに違いない!と勝手に予想してます。個人的には”正本ノン”とか見てみたい。あるいは宮崎親子は盛岡(っていうか宮沢賢治)が好きなようなので、盛岡出身の”久美沙織”とかありそう。「薔薇の冠 銀の庭」(知ってます?)とかタイトル的にもジブリっぽくないですか?ジブリ映像でもう一回世に出て欲しいな。


…えっと、思いっきり話がそれました(汗)全然ラーメンの話じゃないし最後はただの願望だし(--;


しかしノスタルジーというものは人を動かしますから。今回のコクリコ坂も宮崎駿の長年の思い入れ、まさにノスタルジーが商品化されたものだそうですし。もちろん人によって懐かしさを感じるツボは異なると思いますが、最大公約数に収まる事ってきっとあって、ラーメンでいうと”札幌味噌ラーメン”だったりとか、何故か札幌行ったことない人でも懐かしさを感じたりして。さらに昭和くさい程に逆に良かったりと結局良いものは良いということかもしれないです。


番丁ラーメン 折立店」「ねぎっこ折立店」「わが家」…お隣のラーメン店が何度入れ替わってもココはずっと変わらない、同じ味を提供し続ける「札幌ラーメン 一利起」です。昭和を感じさせる店構えとノスタルジックな店長(失礼)の職人技が醸し出す「味噌ラーメン」750円(写真上)は、いつまでも変わらない一杯。


どこか懐かしい風味の味噌ラーメンに、札幌直送ブランド麺の西山製麺が裏付けすることで郷愁感が完成しているような気がします。


100523190014 ←そして昭和店長のアレンジが冴える自信作「一利起ラーメン」800円もまた良い。ピリ辛にブレンド味噌、そしてゴマの風味が実に食欲をそそります。(10/05/23食)



110331k3400232 ←震災後もしっかり開店しています。こちらは3/31に食した「一利起ラーメン」800円

震災で大きな被害を受けて時の官房長官も視察に来た折立地区ですが、旧国道48号線沿いは比較的被害が少なかった模様です。


枝野さんも食べていけばよかったのに。(11/03/31食)







スタンダードな「味噌ラーメン」が「さよならの夏/森山良子バージョン」だとしたら、そこに手嶌葵という新しい感性が加わったコクリコの主題歌は「一利起ラーメン」なのかもしれない…。そんな勝手な戯言を考えながら食べるラーメンもまた良いものです。ごちそうさまでした。


090119182050 (09/01/19)
一利起/仙台市青葉区折立2-1-16

コメント
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