仙台ラーメン最強伝説

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麺家 一芯

2019年03月01日 | 宮城県内

宮城県亘理町から福島県相馬市までの県境を国道6号線と並行して走る県道38号線という道路が有りまして海側を走る生活道路だったんですが…、

ロケーションが良く漁港沿いの町並みや生活感を垣間見る事が出来たので震災前いわき市へ行くときなんかは好んで遠回りして通ったりして当時のドライブコースでした。

県境付近にあった某太平洋とか懐かしいな(※知らない人は調べないでね、笑)部屋が煙草臭くてトイレが和式で冬寒くて当時DDIポケットが圏外だったっけ。空港の系列で安いのだけが取り柄で。

海側の小窓を開けると外がすぐ砂浜になっていてTVを消すと一晩中波の音が聞こえてきてドス黒く光る夜の太平洋が何だか怖かったっけな。

写真のこれは風呂場のタイル跡。昭和レトロ感が懐かしい。

そんな個人的若かりし日の思い出も全て3/11の津波に流されてしまい跡形も無くなってしまいました。震災後何度か様子見に行ってるんですが坂元地区なんて何処がどうだったかもう全く分からなくて、駅舎やら学校やらの町並みが丸ごと失われた光景に打ちのめされてしまいます。

そんな山元町ですが内陸側では山下駅と坂元駅が復活し坂元駅の横には農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」が出来たりして少しずつですが復興の兆しが見え始めている模様です。

 

そして国道6号線沿いには新しいラーメン店も出来たらしい。今回は昨年3月にOPENされた「麺家 一芯」に行ってみました。

メニュー見ると鶏ガラ+煮干しのスープを使ったあっさりとこってり、そして味噌が主力のようですが、

ラヲタ向けのメニューもちらほら有りますね。燕三条系とかレアなチョイスだなぁ(^^;好きだけど

 

こってりラーメン」650円

ラーメン雑誌クーポン利用で100円引きにて有り難く頂きます。

早速のスープですが鶏ベースは白湯で取られかなりの濃厚さを持たせつつ油量は然程強くなくて素材の良さを丁寧に抽出しようという動物系の取り方ですね。何気にコストがかかってます。

合わせられる醤油ダレは甘すぎずキレが有って更に煮干しの味わいが全面に効いていてミネラルな塩気が魚介系の旨味と共に強い動物系をしっかりとコントロール。やや大人しめな見た目とは裏腹にインパクトの有るスープ仕上がり印象有り。

作り手がラーメンの素材に自信がある場合元ダレをあっさり目に仕立てがちだったりしますがそういう事が無くて、バランス感の良さに新人らしくない手練手管のようなものを感じました。650円でこのスープの出来はC/P高いですしトラック野郎の多い国道6号線沿いに出店するならこの「こってり」スープは正解だと思います。旨し。

 

こちらは「燕三条系ラーメン」800円

新潟県燕市・三条市エリアのご当地ラーメン”燕三条ラーメン”をフューチャーした一杯。限定メニューで出していたものが人気が出てレギュラーメニュー化されたものだらしい。燕三条系好きとしては頼まない訳にはいかなかった。

動物系ベースはこってりと共通で鶏白湯が主体。スープ表層に細かくトッピングされた豚の背脂を浮かべて刻みタマネギを乗せて”燕三条系”を演出。磯海苔を乗せて”潤系”っぽさを魅せつつカイワレと味玉1/2で彩りを添えます。

実際のスープは燕三条系らしさを演出しつつもタマネギに紫タマネギを使ったり等オリジナリティが高くそんな中で煮干し出汁の強さが光る魅力的なスープに仕上がっていると思います。磯海苔もミネラルな磯味をスープに加えており「こってりラーメン」とベースが共通でありながら全く異なる力のあるスープ印象有り。

麺は「もちもち麺(おそらく「こってりラーメン」で使用の麺)」と「わしわし麺」からチョイス可能。今回「わしわし麺」をオーダーしましたがスープとのマッチングが良好で背脂チャッチャ系スープとのマッチングがかなり良いです。麺だけでもこのメニューを選ぶ価値を感じますね。

# デザートも充実。でもあと100円安くしてほしい所かな。

 

常連さんが数名来店されてましたが何やらラヲタの方が来られてて店長さんとラーメン談義をされてたのが面白かったな。写真は撮ってないようだったのでブロガーさんではないのかな。食べ終わり店を出たら丁度閉店。しびれる味噌ラーメンも気になりますがG系メニューは一度食べておかないと、ですね。ちょっと遠いけどまた食べに来よう。

(19/01/24)
麺家 一芯/宮城県亘理郡山元町坂元字堤入24-1

コメント
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