(前回の続き)富山市内で無化調こだわりの一杯を頂いた後は富山を脱出。国道41号線を南下して奥飛騨温泉郷方面に向かいます。
岐阜県との県境を越えてから国道471号線に入り途中「道の駅 宙(スカイ)ドーム神岡」に立ち寄りましてしばしの休憩。
こちらの道の駅ですが2016年の年末旅行時に一度来たことがありまして(クリックで過去記事へ)ひだ宇宙科学館カミオカラボというニュートリノやスーパーカミオカンデを体験できる施設があるのですが前回は営業時間外で体験できず。
カミオカラボについて | 岐阜県飛騨市にある道の駅「スカイドーム神岡」
今日はバッチリ営業されていましたのでいろいろ体験して勉強させて頂きました。真ん中の巨大スクリーンの映像とかなかなか迫力あってちょっと酔いそうになったくらい楽しかったですね。
お土産コーナーもなかなかのマニアックぶりで見てるだけでも楽しい。陽子崩壊…陽子の陽は太陽の陽!ハイッ
さぁブログ書いてる人の精神が崩壊する前にw
道の駅を出発しましたら国道471号線をさらに進みます。仙台から新潟~富山までほとんど雪が無かったんですが、富山から岐阜県方面へ南下するにつれて積雪が多くなり、ここ奥飛騨エリアはすっかりアイスバーンになっていて流石は秘境の温泉地です。
さて本日の目的地、奥飛騨温泉郷平湯温泉「ひらゆの森」に着きましたらここらでひとっ風呂浴びさせて頂きます。
こちら宿泊施設ですが日帰り入浴も可能で大人700円と比較的安価で硫黄の香りのする白濁のかけ流し温泉を楽しむことが出来ます。施設が結構広くて施設の奥の方にある畳敷きの休憩室も広大で時間制限もなくのんびりできました。
施設入口に翌年の干支”蛇”のモニュメントが飾られてました。
複数ある露天風呂で雪見風呂が出来るのも良かったし、とかくお湯が濃ゆくて泉質がただただ素晴らしくて最高の温泉でした。
ただ一点だけ浴場の全ての床がなんていうんですかね、洗い場から露天まで全部トゲトゲの健康マットみたいな床になっていて不健康な自分は歩くだけでも痛くて難儀してしまいました。普通の床で良かったのになぁ…。
さてさっぱり汗を流した後は高山市方面に向かいましてご当地高山ラーメンを頂きたい。
実は2020年の年末旅行時に下呂温泉へ行った帰りに高山市へ来てたんですがその日少し遅い時間だったことと当時コロナ禍でラーメン屋が全然開いてなくてありつけなかったことがありました(クリックで過去記事へ)今日はそのリベンジを果たしたい。
町中にある老舗の有名店が18:30までとの事で行ってみたんですが18時過ぎに目の前で店が閉まってしまいギリギリ間に合わず残念。しかも駐車場が無さそうな感じだったのでちょっと無謀でした。
やはり駐車場がきちんとある店が安心できますね。ってことで次に県道沿いロードサイド店の飛騨高山中華そば「宮川中華そば」に行ってみましたら混んではいましたが車も停められて入店OKでした。
メニューを拝見。高山ラーメン(中華そば)、つけ麺の他に「焼きそば」や「焼き飯」「カレーライス」なんかもあるみたいですね。
へー豚骨ラーメンなんて高山の辺りでは珍しいんじゃないですかね。
ああしまった限定の文字に惹かれてつい頼んでしまいました(笑)
早速のスープですがベースは白濁で取られた豚骨ガラ味で油量は適量。濃度も十分で程よいこってり感を醸しつつも豚の臭みや雑味はなくクリーミーな動物系がスープの基調となってます。
合わせられる元ダレは醤油系かな。やや甘の塩気薄めで節粉が浮かび魚介の香りが立っていて九州の豚骨ラーメンとはまた違った豚骨スープに仕上がっています。
麺は加水率中~低のストレート細麺で固めの茹で加減で提供。この麺とスープの感じは九州系というよりは関東圏でいわゆる豚骨節系と言われるラーメンに近い印象を受けました。高山ラーメンでは無いけれど普通に美味い一杯。
やっぱり飛騨高山ラーメンも頂いておきましょう
小は器からかなり小さめでセットラーメンサイズくらいのボリュームです。
早速のスープですがこちらは鶏と豚の清湯ベースのようで油量もほどほどのややあっさり目な動物系が基調。香味野菜と煮干しが程よく効いていて見た目よりもきちんとしたスープ印象。
醤油ダレは配合適量で昆布と椎茸かな?やや甘めに調味された和風な味わいになってます。照りもあって馴染みのいいスープでじんわりとした旨味あり。
やややんわり膨らみがあるスープなので適宜胡椒を振っても良し。麺は加水率中~低のストレート細麺が合わせられます。ネギとメンマ、チャーシューとトッピングもシンプルで潔し。
さて「宮川中華そば」ですが2019年に建物をリニューアルされたそうで店内が妙に明るくてピカピカに綺麗でテーブル席も広くて昭和50年創業の老舗の空気感こそありませんでしたが、家族連れや地元の客層が多かったりして地域で支持されている雰囲気はしっかり感じられました。伝統を受け継ぐ一杯。