新型コロナ感染拡大を鑑みましてしばらくは過去の旅行記事をアップして参ります(という名目で遅アップ分の記事化を敢行しています)
今回は2019年8月に新潟県に行った時の話(3回目ラスト)
(前回の続き)燕市で真夜中に頂く禁断の一杯を頂いた後は日本海沿いに走る国道8号線から7号線を一気に抜けて山形方面に向かいます。途中道の駅で仮眠を取りながら翌朝には村上市に到達。
なんだかんだ年に数回は笹川流れを走ってる気がしますが季節や天候で景色が違いますし、それだけ何度来ても飽きないお気に入りのドライブコースになってます。
村上市北端の勝木エリアでは朝9時から開いている「ゆり花温泉」に立ち寄り朝風呂を頂きます。日帰り入浴が大人350円は超安い。しかも露天風呂有りのシャンプー類備付きは地域最安値じゃないだろうか。
お風呂への通路がなんか学校の廊下みたいだなと思ったら平成8年に廃校になった校舎を改装した建物だらしい。温泉は元技術室だったそうな。そう考えるとちょっと趣深いものがありますな。
「もしも入浴中裸のままここでタイムスリップしたら!?」何かご当地ドラマが一つ作れそうな気がしますね。それとも不審者扱いで逮捕されて終わりかな(笑)
さて山形県に入ったら鶴岡市温海にある海の見える「暮坪の棚田」(クリックで過去記事(1)/過去記事(2))に立ち寄ります。ここは日本海が眺められる景色の良い所なのでちょっと一休み出来るかな…。
と思ったんですがこの時期はアブが多くてのんびり出来ず。デカいアブがガンガン車の窓に当たってきて落ち着かないため早々に退散。景色は良いんですが来る季節を選ばないとダメっすね(苦笑)
鶴岡市に入ったらいつもの「旬菓処福田屋」に立ち寄って名物「芋ようかん」をお土産に購入。夏季はかき氷も出してるんですねー。学生さんたちが沢山来客されてました。
そして鶴岡市で老舗酒造がひしめく大山エリアに移動して前から一度行ってみたかった「出羽ノ雪酒造資料館」を訪れてみます。
こちらは「出羽の雪」で有名な「株式会社渡會本店」が運営する資料館で酒蔵の見学や日本酒に関する展示、試飲ができる施設になってます。あー車旅ですのでー、うー残念ながら試飲はNGですがー
興味深い資料や展示物を鑑賞することが出来ました。最後に直売所で高級で良さそうなお酒が沢山並んでいて迷いながらも…、
安めでお手頃なお酒を3本ほど購入。いつか試飲できる環境でじっくり試飲しに(ヲイ)来てみよう。
さてラーメンはこの日の昼に頂いておりましたこちら
鶴岡市の温海温泉エリアに有ります人気店「めん処 久太」に行ってみます。
開店時間を狙ってみましたが既に沢山の車とバイクが停まっていて人気の程が伺えます。
こちらは山形の庄内地方で時折見られるスープ有りの冷製担々麺で個人的に大好きなやつ。これを食べに来ました。通年提供される店も多いですね。
早速のスープですがガラ味ベースで油分は少なめ。摺り胡麻の効いた味噌ダレがブレンドされておりまろやかで濃厚な旨味が存分にスープに溶け込んでいます。
スープ上には焦がしネギ油が少量投入されて香ばしさとコクをアップ。麺は緩い縮れの細麺が合わせられます。
挽肉と刻みネギがトッピングされ面白いのはワカメが加えられている点。海が近いロケーションという事もあり担々麺にワカメはかなり珍しいですがマッチングは悪くない。栄養面もバッチリですね。
こちらはあっさり系。ガラベースはクリアに取られ雑味なく見た目通りにじわじわとした旨味を湛えています。油脂分は少なく香味野菜も感じられますね。
醤油ダレはまろやかでカドが無く配合弱めで塩気も薄い。魚介系が香りますがやんわりと優しめで煮干しと昆布が主体のようですが所謂インパクトや強さは無くバランスを考えたスープ印象ですね。旨味がクリアで奥の深さを感じます。
麺は強い縮れの入った細麺でつるりとしたのど越しのもの。店前に「庄内シルク麺」の旗が立ってましたがそういえば久太で修業され独立された「温もり中華そば 銀河@鶴岡市」もシルク麺使用でしたっけ。そして仙台の人気店「五福星」の主人が製麺を習ったのもここ「久太」だらしい。シルク麺のルーツは鶴岡市にあったんですね。
「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」 ~伝統と革新を紡ぐ~ 鶴岡市
鶴岡市が絹の街だった事は不勉強で知りませんでしたが、麺にシルクを入れてしまおうという発想はなかなかでした。流石麺大国山形、勉強になります。
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