goo

映画「僕のエリ 200歳の少女」:脆く儚い感情の揺れを掬い取った奇跡のようなフィルム

スクリーンのサイズを巧く使った引きのロング・ショットが作品のベースを作り,ワンショットの中でフォーカスを変えることによって,動かない被写体に静かな動きを与える。カメラの生理を知り尽くしたようなトーマス・アルフレッドソンの演出によって,それまでぼんやりと捉えられていたエリ(リーナ・レアンデション)の顔が初めて観客の前に映し出されるという,一見何の変哲もないひとつのショットが,とてつもないスペクタクル . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )