2月23日、名古屋ガイシホールで行われたキッスの来日公演を見てきたのでレポートしよう。
僕がキッスのライブを見るのは9年ぶり、4回目になる。
全て名古屋のガイシホール(レインボーホール)だ。
不思議なことに、キッスのライブを見るたびに、「今までのキッスで一番いい」と感じてしまうのだが、今回もやはりそう思った。
今、例えば2001年のライブ映像を見ると、今よりも声が出てるし、動きも激しく機敏なのだが、それでも今回のライブ
を見終わったあと、「今までのキッスで一番いい」と感じてしまったのだから仕方がない。
今回はド定番の「Detroit Rock City 」からスタート。
2013年のツアーで好評だった巨大なスパイダーセットで来るかと思ったら、今回は巨大モニターが両サイドはもちろん、
後ろ側、さらに天井までつづくという、ハイテク満載のセットだった。
ただし、火薬の量は少なめ。
並のバンドと比べたら、充分ド派手なのだが、キッスにしてはちょっと地味だったかもしれない。
ポールが歌い出す。
まず喉の調子の良さにガッツポーズ。
ここ数年かなり苦しそうだったけど、ようやく復活したようだ。
間髪をいれずに2曲目「Creatures of the Night」 に移る。
80年代にはオープニングの定番曲だったが、その後長い間演奏されていなかったものの、昨年あたりからセット入りした。
僕の大好きな曲で、今回初めて生で聴くことが出来てよかった。
さらに連続して「Psycho Circus」。
これもしばしオープニングに使われる曲で、3曲連続オープニングといった感じだ。
比較的新しい曲だが、今や70年代、80年代の曲と比べても浮いた感じがしない。
僕がライブで聴くのは2回目だ。
ここで初めてMC。
ポールが「次はファーストアルバムからだ」と言ったのに、演奏されたのはセカンドから「Parasite」。
そんなにしょっちゅうライブで演奏される曲ではないと思うが、僕がこれを聴くのは3回目。
初期の曲にしてはメタリックな雰囲気のある曲で、ライブ映えする。
続いて「War Machine」、ジーンの火吹き曲だ。
この火吹きパフォーマンスの曲は、「Firehouse」のパターンと「War Machine」のパターンがある。
どちらも好きな曲なので、どちらで火を吹いてくれてもいいのだが、やはりエンディングにタイマツを持って現れると
「よっ!待ってました!」という気分になる。
「Do You Love Me」、「Deuce」とキッスクラシックが続き、最新アルバムから「Hell or Hallelujah 」。
こうやって聴くと、キッスの本質は70年代から何も変わっていないことがわかる。
そのときそのときの流行に合わせてブレブレだったような印象もあるが、今じゃそれも全部消化されて、
キッスミュージックという形になっている。
80年代のアルバムから「I Love It Loud 」「Lick It Up」というライブ常連曲のあとは、ジーンの血吐き曲「God of Thunder 」。
これも定番となった天井近くの空中ステージに移動してヘヴィに決める。
そして今回のレア曲、「Hide Your Heart 」。
これは地味でちょっとマニア向けだが、素敵な曲だと思う。
こういう曲は盛り下がってしまう可能性が高いのだが、そこはキッス、覚えやすいサビを会場みんなで合唱させて
テンションを維持する。
「Love Gun 」はお馴染みのサブステージに移動して難なく決めたあと、ラストの「Black Diamond 」。
イントロの途中でさらりと「天国の階段」を弾いたり、「上を向いて歩こう」を歌いかけてやめたりして笑いをとる。
そういえば、どこかの曲の間で「上を向いて歩こう」を会場みんなで合唱したが、ポールも僕らもすっかり歌詞を覚えてし
まったようだ。
ラストはドラムライドがグングンせり上がり、大盛り上がりで一旦終了する。
アンコールの1曲目は「Shout It Out Loud 」。
リユニオン以降のライブでは必ず演奏される曲だ。
こういうメジャーキーのロックンロールはとてもキッスらしい。
続いて、これも必ず演奏される「I Was Made for Lovin' You」。
この曲が発表された当時は、「こんなのキッスじゃない」と言われたようだが、今じゃそんなこという人は一人もいない。
おそらく日本では一番有名なキッスの曲だろう。
そして、ももいろクローバーZとのコラボで話題の「Samurai Son 」。
昨晩、Mステで披露された「夢の浮世に咲いてみな」と違い、こちらはキッスバージョンだ。
ももくろのコーラス「イチ!ニィ!」「サン!シィ!」をジーン、エリック、トミー、そして会場のみんなで歌いあげる。
この楽しさを体験したら、異色のコラボに反対してた人も納得するだろう。
大ラストはもちろん「Rock and Roll All Nite 」。
猛烈な紙吹雪、舞い上がる炎、炸裂するパイロ、せり上がるステージ。
そしてポールのギター叩き壊し。
やはりライブはキッスだ。
キッスはライブ、なのではなく、ライブはキッスだ。
たぶん、あと2回くらいは来日すると思うので、まだの人は是非体験しよう。
Samurai Son Rock and Roll All Night
1,Detroit Rock City
2,Creatures of the Night
3,Psycho Circus
4,Parasite
5,War Machine
6,Do You Love Me
7,Deuce
8.Hell or Hallelujah
9,I Love It Loud
10,Lick It Up
11,God of Thunder
12,Hide Your Heart
13,Love Gun
14,Black Diamond
Encore
15,Shout It Out Loud
16,I Was Made for Lovin' You
17,Samurai Son
18,Rock and Roll All Nite
僕がキッスのライブを見るのは9年ぶり、4回目になる。
全て名古屋のガイシホール(レインボーホール)だ。
不思議なことに、キッスのライブを見るたびに、「今までのキッスで一番いい」と感じてしまうのだが、今回もやはりそう思った。
今、例えば2001年のライブ映像を見ると、今よりも声が出てるし、動きも激しく機敏なのだが、それでも今回のライブ
を見終わったあと、「今までのキッスで一番いい」と感じてしまったのだから仕方がない。
今回はド定番の「Detroit Rock City 」からスタート。
2013年のツアーで好評だった巨大なスパイダーセットで来るかと思ったら、今回は巨大モニターが両サイドはもちろん、
後ろ側、さらに天井までつづくという、ハイテク満載のセットだった。
ただし、火薬の量は少なめ。
並のバンドと比べたら、充分ド派手なのだが、キッスにしてはちょっと地味だったかもしれない。
ポールが歌い出す。
まず喉の調子の良さにガッツポーズ。
ここ数年かなり苦しそうだったけど、ようやく復活したようだ。
間髪をいれずに2曲目「Creatures of the Night」 に移る。
80年代にはオープニングの定番曲だったが、その後長い間演奏されていなかったものの、昨年あたりからセット入りした。
僕の大好きな曲で、今回初めて生で聴くことが出来てよかった。
さらに連続して「Psycho Circus」。
これもしばしオープニングに使われる曲で、3曲連続オープニングといった感じだ。
比較的新しい曲だが、今や70年代、80年代の曲と比べても浮いた感じがしない。
僕がライブで聴くのは2回目だ。
ここで初めてMC。
ポールが「次はファーストアルバムからだ」と言ったのに、演奏されたのはセカンドから「Parasite」。
そんなにしょっちゅうライブで演奏される曲ではないと思うが、僕がこれを聴くのは3回目。
初期の曲にしてはメタリックな雰囲気のある曲で、ライブ映えする。
続いて「War Machine」、ジーンの火吹き曲だ。
この火吹きパフォーマンスの曲は、「Firehouse」のパターンと「War Machine」のパターンがある。
どちらも好きな曲なので、どちらで火を吹いてくれてもいいのだが、やはりエンディングにタイマツを持って現れると
「よっ!待ってました!」という気分になる。
「Do You Love Me」、「Deuce」とキッスクラシックが続き、最新アルバムから「Hell or Hallelujah 」。
こうやって聴くと、キッスの本質は70年代から何も変わっていないことがわかる。
そのときそのときの流行に合わせてブレブレだったような印象もあるが、今じゃそれも全部消化されて、
キッスミュージックという形になっている。
80年代のアルバムから「I Love It Loud 」「Lick It Up」というライブ常連曲のあとは、ジーンの血吐き曲「God of Thunder 」。
これも定番となった天井近くの空中ステージに移動してヘヴィに決める。
そして今回のレア曲、「Hide Your Heart 」。
これは地味でちょっとマニア向けだが、素敵な曲だと思う。
こういう曲は盛り下がってしまう可能性が高いのだが、そこはキッス、覚えやすいサビを会場みんなで合唱させて
テンションを維持する。
「Love Gun 」はお馴染みのサブステージに移動して難なく決めたあと、ラストの「Black Diamond 」。
イントロの途中でさらりと「天国の階段」を弾いたり、「上を向いて歩こう」を歌いかけてやめたりして笑いをとる。
そういえば、どこかの曲の間で「上を向いて歩こう」を会場みんなで合唱したが、ポールも僕らもすっかり歌詞を覚えてし
まったようだ。
ラストはドラムライドがグングンせり上がり、大盛り上がりで一旦終了する。
アンコールの1曲目は「Shout It Out Loud 」。
リユニオン以降のライブでは必ず演奏される曲だ。
こういうメジャーキーのロックンロールはとてもキッスらしい。
続いて、これも必ず演奏される「I Was Made for Lovin' You」。
この曲が発表された当時は、「こんなのキッスじゃない」と言われたようだが、今じゃそんなこという人は一人もいない。
おそらく日本では一番有名なキッスの曲だろう。
そして、ももいろクローバーZとのコラボで話題の「Samurai Son 」。
昨晩、Mステで披露された「夢の浮世に咲いてみな」と違い、こちらはキッスバージョンだ。
ももくろのコーラス「イチ!ニィ!」「サン!シィ!」をジーン、エリック、トミー、そして会場のみんなで歌いあげる。
この楽しさを体験したら、異色のコラボに反対してた人も納得するだろう。
大ラストはもちろん「Rock and Roll All Nite 」。
猛烈な紙吹雪、舞い上がる炎、炸裂するパイロ、せり上がるステージ。
そしてポールのギター叩き壊し。
やはりライブはキッスだ。
キッスはライブ、なのではなく、ライブはキッスだ。
たぶん、あと2回くらいは来日すると思うので、まだの人は是非体験しよう。
Samurai Son Rock and Roll All Night
1,Detroit Rock City
2,Creatures of the Night
3,Psycho Circus
4,Parasite
5,War Machine
6,Do You Love Me
7,Deuce
8.Hell or Hallelujah
9,I Love It Loud
10,Lick It Up
11,God of Thunder
12,Hide Your Heart
13,Love Gun
14,Black Diamond
Encore
15,Shout It Out Loud
16,I Was Made for Lovin' You
17,Samurai Son
18,Rock and Roll All Nite