Music Mania

No Music No Life

ナポレオン

2023年12月30日 | 日常
映画ナポレオンをみてきた。
半年くらい前に予告動画をみて、これはぜひ見に行きたいと思ったのだが、上映開始の12月に入ったらいろいろ忙しくて、年明けに行こうと思った。
が、実はこの映画、人気無さすぎて一ヶ月もしないうちに打ち切りだという。
こりゃ急がなくちゃということで、上映最終日に間に合わせたのだった。

どちらかというと見る人を選ぶ映画で、ナポレオンや当時のヨーロッパ情勢を知ってる人でないと意味不明で終わるだろう。
幸い僕は日本史ほどではないけど、ヨーロッパ史、とくにフランス革命からナポレオン戦争についてそれなりに知識があるので、とても楽しめた。
とはいえ、本来なら大河ドラマのように1年くらいかけてやらねばならないナポレオン、それをたったの3時間で見せようとするのはかなりムリがある。
けっこう重要な政治的事件、戦争、ナポレオンを英雄たらしめた数々の戦術など、バッサリカットされてしまってるのは残念だけど尺の都合で仕方がない。
その代わり、見せる部分はしっかり金がかかっていて、戦闘シーンなんかは迫力満点だ。
とくにクライマックスのワーテルローの戦いは圧巻である。

この映画でとくにしっかり描いているのは妻ジョセフィーヌとの関係である。
英雄ナポレオンの人間臭い部分がクローズアップされ、一人の男、夫としての彼は意外にも小さい人間だったりする。
なんとなく今年の大河ドラマ「どうする家康」で描かれた徳川家康のように、どんな偉人でも家では普通の人、という設定が似ている。

ちなみにこの映画、登場人物はみなさん英語喋ってます。
なので、フランス人さんからすると違和感ありまくりでしょうな。

どうだった家康

2023年12月23日 | 日常
2023年大河ドラマ「どうする家康」が終了した。
これは傑作と言っていい名ドラマだった。
最新の研究に基づく史実を元に作られただけあり、通説とはだいぶ違う感じになったのも良いし、各俳優の演技も素晴らしかった。

なかでも徳川家康の前に立ちはだかる壁のような存在、織田信長、豊臣秀吉、茶々の存在感が際立っていて、狂気を感じさせる演技は圧巻だった。
信長はどのドラマや映画でも魔王のような存在として描かれるけど、わりといい人扱いの秀吉が、今回「顔は笑ってるけど腹は黒い」キャラとなっていた。
ムロツヨシの人懐っこさの裏に恐ろしさを感じさせる演技はとにかく不気味で異様で、化け物といっていい凄みがあった。
さらに秀吉の死と入れ替わるように現れたのは、狂気のおんな城主茶々で、戦国の世が産んだ魔女を北川景子のド迫力の演技で表現された。それはまさにラスボスにふさわしいものだった。

で、肝心の松本潤だが、賛否あるものの僕はこれでよかったと思う。
ここでの家康のキャラ設定は、天才でも英雄でもましてや神でもない、普通の凡人ということ。
そんな凡人を有能な家臣団が支えることにより、戦国の強敵に立ち向かうというもの。
なので、敵キャラはアクの強い癖のある演技に対し、凡人家康は薄い演技でよかったのだ。
とはいえ、幾多の困難を乗り越え、数えきれないほどの戦を経験した家康は見事に成長し、関ヶ原の合戦の頃には立派な殿になる。
そして、数々の戦に勝利するごとにより得られるものがある一方、心はどんどん病んでいく。
最後の大戦、大阪の陣に勝利した家康は、とても大きな悲しみを背負う老人になってしまうのだった。

昭和の時代から続く徳川家康像が染み込んでる人からすると、あまりにもイメージが違ったドラマだっただろう。
たしかに主役に松本潤が選ばれたのはジャニーズ忖度があっただろうし、僕だって松潤が家康という発表があったとき違和感しかなかった。
しかし、一年を通して見ると松潤が家康にしか見えなくなるというくらいはまっていた。
実際Xや大河ドラマ系ユーチューバーでもそういう意見が多い。

ドラマの終盤、家康は幸せだった頃の思い出の中、皆から感謝されて笑顔で最後を迎える。
このドラマを見てた僕らも感謝を伝えたい。

晩秋の燃費測定

2023年12月16日 | クルマ
4月1日に下道ロングドライブの燃費計測を行なって、19.7/Lだったことは前にここに書いた。
今回は晩秋編ということでほぼ同じコースを走って燃費計測を行った。

出発時、走行距離と燃費計をリセットする。朝から快晴でいいドライブが出来そうだ。
前にも書いたように、燃費計測で一番大事なのは、他車に迷惑をかける走りは絶対しないことである。とくに遅すぎるスピードでダラダラ走るなんてのはもってのほかだ。



約1時間走って藤原簡易パーキングでトイレ休憩。
41km走って燃費は19.1km/L。
朝の気温が2度と低かったので、前回よりも伸びない。

  

そこから関ヶ原古戦場を越えて30数キロ走って伊吹の里。
74km走って燃費は19.6km/L。
気温が上がってきたのと、道が空いているので燃費が伸びてきた。



小谷城を横切り、賤ヶ岳古戦場を越えて、塩津海道あちかまの里へ。
103km走って燃費は20.6km/L。
前回は桜の季節というのとで混雑していたけど、今回は比較的空いているので20を越えた。

  

海津大崎の湖沿いの道。
天気がいいので景色がとてもいい。
111km走って燃費は20.5/L。
ここから少し前後はするが、帰りまで燃費は20をきることはなかった。



そこからマキノ高原へ向かう。
途中道の駅追坂峠で蕎麦と天丼のセットを食べた。
僕は蕎麦やうどんが好きなので、出かけ先でもこういうのを食べることが多い。

マキノ高原は茶色く色づいたメタセコイヤ並木がとても美しい。
ここは高原ということでわりと天気が不安定なのだが、この日は青空が広がっていた。
また、例年だとけっこう冷え込むところだけど、この日は暖かく外にいても寒さを感じることはない。
澄んだ空気と山の景色、青空とメタセコイヤ並木、絶好のシチュエーションだ。

帰り、浅井三姉妹の里へ寄る。
浅井三姉妹といえば、今年の大河ドラマで北川景子演じる茶々がとてもいい。
乱世の怪物と化した茶々は明日の最終回で悲劇的な最後をむかえるだろう。
181km走って燃費は20.5km/L。



家に到着して、総走行距離は246.6km、燃費は20.7km/l。
Cセグメントのガソリンエンジン車であることを考えればいい数値だろう。
前車のアクセラが14〜15km/Lだったことを考えれば、技術の進歩は目覚ましいことがわかる。
とはいえ、今はハイブリッドの時代であり、もうすぐEV車の時代となる。
純ガソリンエンジン車に乗るのはこのクルマが最後になるだろう。







晩秋の京を味わう

2023年12月03日 | 日常
今年はゴールデンウィークに京都へ行ってきたが、やはり秋の京都もいいよね、ということで行ってきた。
天気予報では曇りになってたけど、見事に外れて秋晴れの一日となった。

今回は久しぶり、たぶん15年ぶりくらいに秋の嵐山へ行ってみた。
気温は低いけど青空が広がり、絶好の行楽日和だ。
阪急嵐山駅の近くにクルマを停めて、渡月橋を渡る。
人が少ないうちに竹林の小径へ行く。
だけど、ここは秋より春とか新緑の季節の方がいいかも。
そこから奥へ入っていくと蓮の池があってその周囲の紅葉が素晴らしい。
京都というと寺と紅葉の組み合わせが絶品で、香嵐渓のような山の中の紅葉とはまた違った趣がある。
落柿舎はすでに柿が少ない状態だった。

「古都芋本舗」というところで大きなみたらし団子を食べる。
旅行系ユーチューバーが京都へ来るとよく紹介してるスイーツで、たっぷりのみたらし餡と柔らかいモチが美味しい。
昼食には「嵐山うどんおづる」というみせにはいる。
開店前からすでに行列が出来ていて、日本人だけでなく外国人も多い。
ここでは生麩と湯葉のうどんを食べた。
出汁が効いていてとても美味しい。
隣にいた韓国人と思わしき人たちも楽しそうに美味しそうに食べていた。

近くの天龍寺に行く。
ちょうど昼過ぎということで、太陽の位置がよく、真っ赤な紅葉と青空のコントラストが素晴らしい。
この日ここを訪れた外国人の方は、日本の美しさ、古都京都の素晴らしさに、きっと満足出来たであろう。

次は東山地区へ移動する。
八坂神社からねねの道、ニ寧坂と歩を進める。
少し例年より人出が少ないかなと思ったけど、三年坂までくるとすごい人だった。
生八橋を買うため、老舗の西尾へ行く。
ここはたくさん試食出来るのがいい。
さらにお茶も飲める。

清水寺まで来るものの、中には入らず団子屋へ行って茶団子を食べる。
寺周辺の紅葉も相変わらず見事である。

夕食は祇園おかるへ行く。
中に入ると所狭しと芸能人のサインがあり、よくメディアに登場する店であることがわかる。
ここはカレーうどんの名店ということなので、迷わずそれを注文する。
出汁が効いた和風カレーうどんで、人気があるのもうなづける味だった。

よく行楽シーズンの京都は人が多すぎてオススメしないという人がいるけど、決してそんなことはない。
たしかに人は多いけど、しっかり秋を楽しむことが出来るので、迷ってる人は絶対に行った方がいい。

京都紅葉前編


京都紅葉後編