Music Mania

No Music No Life

昨日はライブ観戦

2017年07月30日 | 音楽
昨日はいつもお世話になってるEGGさんで友人のバンドG-SPCさんのライブがあったので行ってきた。
最初はべつの予定があって行けないって言ってたんだけど、前日になって急遽行けるようになったのだ。

最初のバンドは桃源郷。
ピンククラウドなど、チャー関連の曲をやるバンドで、これがプロ級の上手さ。
ボーカルさんいい声してたし、リードギターの人、上手いし、アームの使い方なんてチャーそのものだ。
ボーカルさんもギター弾いてるんだけど、この人も相当上手い。
初っ端から圧倒された。

次はSTINGER MISSILEというディープ・パープルの曲をやるバンド。
ドラムはツインペダル、キーボードはハモンドオルガン持ち込みという気合の入りよう。
1曲目の「ファイヤーボール」から重圧なリズムにぶちのめされる。
ギタリストさんはバカテク系の人で、難しそうなフレーズでも余裕で弾いてた。
ボーカルさんも雰囲気のある人で、ギランやカバーデールのハイトーンもキレイに出せてた。
凄いな。

3番目と4番目はG-SPCとG-SPCプラスだ。
マルチプレイヤーの前川さんを中心としたバンドプロジェクトで、前半は女性ボーカルをフューチャーしたプリンセスプリンセスのカバー。
後半は、ハードロックのスタンダードが中心だ。
今年5月の四日市のライブで対バンさせてもらったんだけど、いろいろな創意工夫で聴かせてくれるバンドで、コピーではなくあくまでカバーだ。

前半のプリプリだけど、ボーカルさんがのびのびとストレスなく高い声が出ていて聴きやすかった。
ここはドラマーも女性で、コーラスもするんだけど、こちらもまた難なく高音が出る人で、綺麗にハモっていた。
前川さんはキーボード兼ベース。
四日市サラームのとき同様、事前に綿密にプログラムされたキーボードで、シンセとベースを見事に再生していた。
ギターさんは実力派で、かなりのリッチーフリークとみた。
意外にも、このG-SPCが初めてのバンドらしい。

後半はボーカルが男性に変わり、梅沢富雄の「夢芝居」が始まる。
この、「なんで?」という選曲がすごい。
それまでプリプリやってたのに、いきなり演歌?その後はハードロックだし。
ここからメンバーや、担当楽器がコロコロかわる。
ドラマーも男性に変わり、前川さんはベースを弾いたり、ギターを弾いたり、ボーカルもやった。
途中から入ったベースさんは、ちょっと飲みすぎたみたいで、すっかり出来上がってる。
セッション的な展開で進んでいき、最後には僕までステージに上がってギターを弾く。
あまりにも急な展開で戸惑いながらも、楽しく演奏出来た。

次回は11月4日、津市のBRANというライブバーでやります。
G-SPCのほか、僕たちSTEFANIEも出演しますので、都合のつく方は是非いらしてください。


あなたは予習派?パート2

2017年07月29日 | 音楽
5年くらい前にこんなことを書いた。

あなたは予習派?

ここで僕は、ライブに行く前に事前にセットリストを知っておきたい派であると書いている。
もちろん、今も考えは変わらない。
いや、それどころか、益々事前にセットリストを知っておきたい気持ちが強くなっている。

いろいろな人の意見を見ると、洋楽ロックのファンは、予めセットリストを知っておきたい人が多いように思う。
それに対して、邦楽ファンは圧倒的に知りたくない派が多い。

ライブツアーが始まると、来日アーティストの場合、ファンの集まるコミュニティでは「どんなセットリストでした?」という人が必ずいて、ほとんどの場合セットリストが貼られる。
また、事前に海外のツアーのセットリストを調べてあって、すでに知ってる人も多い。
それどころか、事前にユーチューブでライブをみてあって確認し、どんなステージセットで、どんなアレンジで演奏されるか、知ってる人もけっこういる。

しかし邦楽アーティストのツアーが始まって、誰かがセットリストを貼ろうものなら、即座に大ブーイングがおこる。
これで楽しみがなくなった、どうしてくれるんだ?知りたくないものを見てしまって残念でたまらない、もうガッカリだわ、とか。

僕は昨年行ったイエスのライブは、事前に「ドラマ」と「海洋地形学の物語」から、この曲やあの曲が演奏されると知ったから行くことに決めたのだ。
もし知らなかったら行ってなかったかもしれない。
今のボーカルはどんな声質で、今のメンバーが演奏するイエスの名曲はどんな感じなのか、事前にユーチューブで見て、これを実際に見ることが出来るなんて、とものすごく楽しみになったものだ。
ちなみに、「ドラマ」や「海洋地形学の物語」はイエスのアルバムのなかではそんなに人気のあるほうではない。
むしろキライって人も多い。
もしこの2枚が嫌いな人で、「絶対にセットリストは見ないぞ」という人だったら、このライブはかなり残念な内容になっただろう。

前も書いたけど、アイアン・メイデンのライブに行ったときのことだ。
いつもは過去の代表曲中心のセットリストなのに、このときに限ってニューアルバムから全曲演奏して、過去の曲はちょっとだけ、という内容だった。
一緒に行った友人はセットリストを見ない派で、しかもニューアルバムを聴いてなかった。
もちろん僕は事前に知ってたので、しっかりニューアルバムを聴きこんでいったけどね。
ライブ前、友人は「トゥルーパー大好きなんだ、楽しみだなぁ」って言ってたけど、僕はそれをやらないの知ってたし、ちょっとかわいそうな気分になったものだ。

僕は「さあ、次はどの曲をやるんだろう、ワクワク!」という気持ちはゼロではないけど、わりとどうでもいい。
でも、邦楽ファンの人って、ライブの楽しみの大半がそのワクワク感なのかな?
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ちょっとだけ怪談っぽい話

2017年07月22日 | 日常
今日のお話は、僕が中学生のときに体験した、あるいは人から聞いた話である。
これがどういうことなのかはわからない。
別にこれらを幽霊だとか、超常現象だとかいうつもりはない。
ただ、こんなことがあった、こんなことをきいたってだけである。




【老婆】

当時、学習塾に通っていた僕は、帰り道に友人たちと喋ったり、町をウロウロしたりしていた。
その日も塾帰りに友人宅の前で立ち話をしていた。
時間は夜の9時すぎ、僕らは3人だった。
友人たちとくだらない話で盛り上がってるとき、ふと僕たちの目の前を老婆がゆっくりと横切っていった。
なんとなくシューっという音を立てて、まるで滑るように老婆が横切って行ったのだった。
古い着物のようなものを着ていて、北から南方向へ移動していった。
その老婆があまりに異様だったため、僕らは話すのをやめてしばらく固まっていたと思う。
ゆっくりと滑るように横切ったあと、僕らが一瞬目を離したとき、老婆は消えた。
僕らは老婆がどこへ行ったのか辺りを探したが、どこにも見当たなかった。


【悲鳴】

冬、雪が積もった日の夜、やはり塾帰りの僕らは町をウロウロしていた。
森に囲まれた謎の屋敷の北側は、日当たりが悪く、雪が凍っていた。
僕らは自転車で凍った道をスライドさせたり、ドリフトさせたりして遊んでいた。
真冬の夜9時ごろのことである。
ふと、何か鳴き声のようなものが聴こえるので、遊ぶのを一旦やめて耳をすませた。
すると謎の屋敷の方から、小さな女の子(?)の鳴き声が聞こえるのである、
それもシクシク泣くのではなく、断末魔の叫びのような殺気迫る悲鳴に似たものだった。
僕らは怖くなってあわてて逃げ出した。


【重い足】

近所で噂になったのだが、どこかの主婦の話。
その主婦は、幽霊屋敷と呼ばれる廃墟を横切るとき、足が重くなり、歩いても歩いても、なかなか通り過ぎることが出来なかったそうだ。


【不審死】

ある日の学校帰り、A地区で葬式があった。
次の日、やはりA地区の別の家で葬式をやっていた。
さらに次の日もA地区で葬式があった。
死因は、階段から落ちたとか、風呂場で突然死したとか、そんな感じだったと思う。
結局、一週間の間に4人か5人くらい亡くなった。

※上の図は当時のものであり、現在は全く変わってしまっている。
もちろん、廃墟もなくなり、謎の屋敷もなくなっている。
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売れたミュージシャンを嫌いになる理由

2017年07月16日 | 音楽
先日、サカナクションの山口が自分のFM番組で「売れたら嫌いになる理由」について語ったらしい。

まあ、よくある話だ。
まだインディーズだったり、世間では知られていない時期からファンだった人が、メジャーになって誰もが知る存在になったら興味をなくしてしまうってこと。
僕の場合、メジャーになってから知ることばかりで、売れてない頃から注目してたってこと自体があまりないんだけど、なんとなく心境はわかる。

この売れたら興味を無くしたりキライになったりする理由については、詳しくはリンク先を読んでいただくとして、僕がとくに「なるほど」と思ったのは以下の意見。

応援していたミュージシャンが売れてしまうと気持ちが離れてしまうのは、「売れていない」=「結果を残せていない」ことに、自分を重ねて見ているからではないかと思います。
目立たなくてファンも少ないミュージシャンと、学校や職場で思ったようにやれていない自分。
世間に認められていないところが同じだという安心感を感じて、自分のように冴えない彼らを応援したくなるのではないでしょうか。
だから、仲間だと思っていた彼らが人気になってくると、自分との差が開いていくのを目の当たりにしているように思えてきて、嫉妬心や阻害心で心から応援できなくなるのではないでしょうか。
ベンチ仲間だった部活の友達が自分を残してレギュラーに入ってしまうのと似たような心情だと思います。

ふむふむ、そういうことか。
たしかにそれはありそうだ。
売れてない頃は、なんとなく自分に近いものを感じるんだろうけど、売れてテレビに出たり、コンサート会場が大きなホールやアリーナになっちゃうと、手の届かないところに行ってしまうからね。
遠い存在になってしまってもう、オレたち、あたしたちのバンドじゃなくなってしまう。

あとは月並みだけど、メジャーになったら曲が一般受けするような曲調になって、昔あったアクみたいなのが消えてしまったとか。
昔はバンドメンバーだけでレコーディングやライブを行っていたのに、サポートメンバーが増えてきて変にゴージャスになってしまったとか。
その他、主要なメンバーがタレント化したり、俳優としてドラマなんかに出てたりすると冷めてしまう、ってのもあるだろう。

本来、プロのミュージシャンになったからには、売れなければならないわけで、結果が出せてることを喜ばなければならないだろう。
手が届かなければ届かないほど、本当は喜んだほうがいい。
それを「いかないで」と、いつまでもこっちのフィールドに留めたがるのはアーティスト側にとっては迷惑だろう。
それでもファンとしては、売れてない頃を支えた自分たちに、どこかで恩返しをしてくれ、って思うだろうけどね。

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ローリング・ストーンズとマーキークラブ

2017年07月15日 | 音楽
7月12日の水曜日、会社帰りにFMのスイッチを入れたらローリング・ストーンズの「ミス・ユー」が流れていた。
こんな曲が流れるなんて珍しいな、と思ってたら、次に流れたのはやはりストーンズの「アンダー・マイ・サム」だった。
それだけにとどまらず、選曲は「アンジー」に続く。
もしかして、来日のプロモーションか?とも思ったけれど、実は7月12日は「ローリング・ストーンズ記念日」らしい。

ちょっと調べてみると、1962年の7月12日、ローリング・ストーンズはロンドンのマーキー・クラブでファースト・ライブを行ったらしい。
この時のメンバーは、まだドラムはチャーリー・ワッツではなく、ベースもビル・ワイマンではない。
彼らのデビューは1963年だから、1年に満たない期間でメンバーチェンジとプロ契約までもっていったのは、かなり早く、何もかもトントン拍子にコトが進んだのだろうか。

僕が不思議に思うのは、バンド結成して初めてのライブがどうしてマーキーなんだろう?ってこと。
マーキーって、ロンドンのロックシーンの最重要拠点といっても過言ではないよ?
マーキー出演アーティストを並べると、そのままブリティッシュ・ロックの歴史になるほど、すごいヤツらが出てる。
ざっと上げても、ヤードバーズ、ザ・フー、キンクス、クリーム、ツェッペリン、フェイセズ、クリムゾン、フロイド、デビッド・ボウイ、ピストルズ、クラッシュ、ポリス、アイアン・メイデン、デフ・レパード・・・。
ブリティッシュ・ロック登竜門ともいえる伝説的ライブハウスが、バンド結成してのファーストライブって、あまりにも出来すぎてるんじゃない?

実はストーンズがファーストライブを行ったマーキークラブは、あの伝説的マーキークラブとは違うのだった。
厳密にいえば、同じ店なのだが、ブリティッシュ・ロッカー御用達のマーキーは2号店であり、ストーンズが出演したのは1号店らしい。
マーキー1号店はR&Bやブルースを演奏するクラブで、そこの常連バンドの前座としてストーンズが出演したのだった。
そうか、それなら話はわかる。
いくらミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズが揃ってたとはいえ、まだまだ無名の若者、そうは問屋が卸さないのだ。

このマーキー1号店は、それなりに商売繁盛していたようだけど、映画館設営のために立ち退きさせられることになり、別の場所に装いも新たにオープンすることになる。
それが有名なマーキー2号店であり、そこは最初から来るべきロックの時代を予測して、大音量に耐えられるハコとして作られたという。

1963年ストーンズは目出度くデビューし、ビートルズのライバルみたいな位置づけで不動の人気を得る。
そして、晴れてマーキー2号店にも出演するのだった。




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