Music Mania

No Music No Life

知ってる曲を聴く時間がもったいない

2020年09月27日 | 音楽
今週のアメリカンヒットチャートは、先週1位のBTSが2位、代わりに2位だったWAPが1位になった。
ダベイビーは4位で、まだまだロングヒットは続いている。
なんだけど、ここ3ヶ月ほどアメリカンヒットチャートを毎週チェックしてて思うのは、動きが少なすぎやしないか、ということ。
以前はこんな感じじゃなかったはずだ。
これもサブスク時代ならではの現象なのだろうか。
一説によると、アメリカではラジオでのオンエアが強い影響力を持っているんだけど、ラジオ局がいつまでもいつまでも今ヒットしてる曲ばかり流してるから、というのがあるらしい。
今週ヒットしてる曲をずっと流した結果、次週のヒット曲もその曲になり、それをまた次週も流す、そしたらまた次週もそれがヒットして、というループになってるんだそう。

さて、少し前にビリー・アイリッシュが言ってたことだけど、肌の色によってジャンル分けがするのは差別的ではないのか?、という。
その曲がいくら普通のポップであっても黒人だとヒップホップになるそうだ。
たしかに、今ヒットチャートにいるザ・ウィーケンドなんて普通にポップだと思うけど、しっかりヒップホップにジャンル分けされている。
アルバムも聴いてみたけど、ほとんどヒップホップな感じはなく、シンセポップだと思う。

さて、サブスクで音楽を聴くようになって、聴きたい音楽がありすぎて、知ってる曲を聴いてる時間がもったいない今日この頃である。
なので、ここ2ヶ月の間に、アルバムでいうと30枚くらい聴いたと思う。
最新作から数十年前のもの、洋楽も邦楽も、これも聴きたい、あれも聴きたい状態に陥ってしまってる。
となると、少し聴いてピンとこない曲は、もう聴かなくなってしまう。
このように浅く広くが行き過ぎると、大事な何かを見逃してしまう気がする。
なので、気に入ったアルバムはなるべく何度もじっくり聴くように心がけようと思ってる。

今のお気に入りでよく聴いてるアルバム。

・タワー・オブ・タワー「バック・トゥ・オークランド」(1974年)

EW&Fをさらにファンキーにしたような、それでいてポップさは失われていないかっこいファンクアルバム。
バラード曲なんかは、ちょっとシカゴっぽい雰囲気がある。

・マイルス・デイヴィス「マイルス・イン・ザ・スカイ」(1968年)

マイルスのロックアルバムで、とくに1曲目の「Stuff」がとてもいい。
テーマが明確でジャズ臭くないのがいい。
エレキピアノがテンションコードを弾いてるのだが、これが独特の緊張感を生み出し、リズム隊と相まってマイルスを引き立てている。

・ジーン・シモンズ「アスホール」(2004年)

先週書いた通り、お気に入りです。

・ジャパン「孤独な陰」(1980年)

不思議なポップロック?テクノ?ネオロマンチック?
前に「Tin Drum」というアルバムを聴いてから気になってたバンドで、いつかきちんと聴きたいと思ってた。
ニューウェイブ系の一つだとは思うけど、かなり個性的なサウンドだ。




ディスカバービートルズ その15

2020年09月26日 | ビートルズ


9月20日放送のディスカバービートルズは、リボルバーからA面だった。
このアルバムが発売される前、ペイパーバックライター/レインのシングルが発売されている。
この2曲、とくにB面のレインはリボルバーに入っていてもおかしくない曲で、マニア人気の高い曲である。
ちょっと極論だけど、レイン1曲を聴けばリボルバーの全てがわかるとまで言われる。
この曲のエンディング付近で、ジョンがテープの逆回転ボーカルを挿入しているが、正回転でどう歌ってるのかわからなかった。
で、番組ではこの部分を正回転でオンエアしてくれたのだけど、ジョンはAメロを歌っていたことが判明した。
そうか、そうだったのか、いやー、面白いな。

リボルバーのA面はジョージの曲から始まる。
それまでのアルバムとは完全に流れてる空気が違う。
ビートルズの人気は頂点に達してる時期だけど、まだまだ攻めの姿勢でアルバムを作ってるのが凄い。
実はこの時期、ジョンとジョージは幻覚性のクスリであるLSDを体験していて、人生観が変わるほどの衝撃を受ける。
これがサイケデリックの始まりなのだが、ここからジョンとジョージの作風は実験色、アバンギャルド色を強くしていくのだった。
とくに、異色のインド風ロック「ラブユートゥ」なんて、当時のファンはついていけなかったんじゃないだろうか。
対してボールはLSDをやらず、よりコンテンポラリーな作風を目指すようになる。
リボルバーA面でいえば、エリナーリグビーやヒアゼアアンドエブリウェアのような、クラシカルな路線だ。

今回の特集はビートルズの弟分バッドフィンガー。
何かと不運なバンドで、トラブル続きだったらしい。
このバンドで一番有名な曲はウィズアウトユーだけど、実はバッドフィンガー版はそれほど売れてなかったらしい。
それが後に多くの人がカバーするようになり、今度はその印税を巡ってメンバー間でトラブルが発生し、自殺者も出ているようだ。

Badfinger - Without You - Television 1972

アスホール

2020年09月20日 | 音楽
今週のアメリカンヒットチャートは、3週連続でBTS「ダイナマイト」が1位である。
これは彼らの首位獲得が決してまぐれではなく、実力を伴っていることの証明といえる。
アメリカを制するということは、世界を制するといっても過言ではなく、アジア人であってもそれが可能なことがわかった。
ぜひ日本勢も躍進してもらいたいところだ。
今週のヒットチャートでの動きでは、ルイス・キャパルデイ「ビフォーユーゴー」が10位に入ってる。
最近では珍しいロック色のある曲で、今のアメリカでもいい曲であればロックでも売れるようだ。  

Lewis Capaldi - Before You Go (Official Video)


・ジーン・シモンズ「アスホール」
ジーンの2004年に発表されたソロアルバムで、今週はこれをよく聴いている。
内容はキッス風ハードロックではなく、オルタナティブやバラード、ポップ、グランジなどバラエティ豊かな内容になっている。
どれもジーンのメロディメーカーぶりが発揮されていてとてもいい。
もしかすると、最近のキッスのアルバムよりいいかもしれない。
けっこう外部ライターにも手伝ってもらってるようで、キッスでは出来ないような曲を大胆に取り入れている。
それだけに「アスホール」などというふざけたアルバムタイトルがいただけない。
ジーンらしいといえばそうだけど、こんなんでは元々のジーンのファンしか買わなかったのではないだろうか。
ジャケ写もジーンらしくセクシーな女だらけである。

Gene Simmons-Firestarter
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ディスカバービートルズ その14

2020年09月19日 | ビートルズ


9月13日放送のディスカバービートルズは、ラバーソウルからB面だった。
B面といえば「ガール」や「インマイライフ」が有名だけど、それ以外の曲も味わい深くていい。
1曲目の「消えた恋」なんて、リンゴボーカルの目立たない曲だけど、軽くて爽やかでとても良い。
またジョージの「恋をするなら」は来日公演でも演奏された曲で、ジョージ楽曲のオリジナリティみたいなものが確立されつつあるように思う。
個人的に好きなのは「ウェイト」で、これまた目立たない曲だけど、ボリューム奏法を使ったギタープレイがいい感じにきまってる。

さて、今回の特集はノーマン・スミス。
この人はビートルズのレコーディングエンジニアだった人で、デビューからラバーソウルまでのアルバムを手がける。
その後、ピンクフロイドを発掘してきてそっちへ行ってしまう。
その後、自作曲を自分で歌って全米3位の大ヒットを記録するという、華やかな経歴を持つ人なのだ。
この人はミュージシャンではないのに、ビートルズやピンクフロイドといった一流のバンドと仕事をし、アルバムを作ってきたという経験により、いろいろな作曲ノウハウが得られたのだろう。
それにより、ミュージシャン一筋で努力を積み重ねても全米トップ10ヒットなんて滅多にとれないのに、あっさりと大ヒット曲を作ってしまうって、なんかそら恐ろしいものを感じる。
業界内での人脈が広いのと、ビートルズのメンバーが「彼の楽曲は素晴らしいよ」みたいな宣伝があったのだろうか?

Hurricane Smith - Oh Babe What Would You Say

マツダ3

2020年09月13日 | クルマ
アクセラの5回目の車検が終わった。
現在走行距離は24万キロを超えている。
毎回きちんとディーラーで点検、車検を受けてるおかげもあって、驚くくらい問題がない。
最近の国産車の出来の良さは、おそらく世界一だと思う。
今回は代車に新型マツダ3が貸し出された。
アクセラの後継車で、見た目はすごくカッコいい。
それにマツダ車の常で、乗り味がすごくスポーティーで、この辺の伝統は見事に受け継がれている。
最新のクルマだけあって、装備がとてもハイテクなのもいい。
あくまでも2代目アクセラとの比較で、現在では当たり前の装備もあると思うけど、こんな感じ。

・ドアノブに手を触れるだけでキーのロック/解除が出来る
・エンジンスターターはボタン式
・スピードメーターはアナログに見えて実は液晶表示
・運転中、目線の先、ちょうどボンネットの先くらいに、制限速度と走行速度が浮いて見える
・ナビ使用中は、ボンネットの先に何キロ先右折とかの表示が浮いて見える
・ヘッドライトのハイ/ローの切り替えが自動
・手持ちのiPhoneと連動して音楽が聴けるのは当然として、曲名やアルバムジャケットまでモニターに表示される
・モニターで360度クルマの周りの映像が見れる
・バックギアに入れるとモニターに駐車スペースへのガイドラインが表示される
・走行中車線変更したいとき、斜め後方にクルマが走ってると、ドアミラーに警告が出る

実際に2日間運転してみて感じたこと。

・215/45R18というスポーツカーみたいなタイヤなのに、乗り心地がいい。硬すぎるという人もいるようだけど、2代目アクセラよりソフトに感じる
・運転してる間、エンジン音はほとんど聴こえず、風切音もロードノイズも少ない。つまりかなり静か。これは下道でも高速でも同じ
・ディーゼルターボだけど、運転中は言われなければわからないほどディーゼルっぽさはない
・ハンドリングはほとんどスポーツカーレベル。2代目アクセラも良かったけど、こっちはそれ以上にいい
・シートの出来がよく疲れない
・2代目アクセラとボディサイズが同じくらいなので、車幅感覚などはすぐに慣れた
・内装の質感、高級感は2代目アクセラより2ランクくらい上がったように思う

とこんな感じでかなり好印象だけど、ちょっと気になったこと。

・視界が悪い。とくに後方の視界は悪すぎる。
・ディーゼルターボのエンジンは、高速道路ではパワー不足を感じる。2代目アクセラ(1500ガソリン)よりパワー不足に思う。
・パドルシフトによるマニュアル操作のレスポンスが少し悪いように感じた。2代目アクセラはもっとダイレクトだ。
・燃費は渋滞が多かったこともあり、思ったより伸びず、15キロ/Lくらい。ただし条件が良ければ18〜20くらいはいくと思う。軽油なので燃料費は安い。
・運転中はわからないけど、車外ではディーゼルエンジン独特の音が出る
・クルマの性能ではないけど、標準のオーディオの音質が2代目アクセラより少し劣る

比較対象が11年前の2代目アクセラなので参考にならないかもしれないけど、今もクルマは進化し続けてることがよくわかった。