Music Mania

No Music No Life

花魁ROCKER ライブEGG その2

2023年04月29日 | 花魁ROCKER
自分たちの出番となり、ステージに上がる。
セッティングを済ませてオープニングSEを待っていると、ここでトラブル発生。
PAからSEを流すことが出来ないという。
リハのときはなっていたのだけど、本番ではこういうトラブルは付き物、よくあることだ。
というわけで、SEなしでいきなりの本番スタートとなる。

1曲目の初めくらいまではPAの調整でバランスがよくないのも、いつものよくあること。
サビくらいからバランスがとれてくる。
ただし、バランスがとれてるのは客席側、つまり外音だけで、ステージ内ではそんなことはなかった。
サウンドチェックのときにギターの音が大きすぎると感じたけど、本番だとさらに大きい。
かといって、下げてほしいと言って、下がりすぎて聞こえなくなるともっと困るので、そのまま行くことにした。
ただベース、キーボードがほとんど聞こえず、ドラムとボーカルが少し聞こえる程度で、とてもリズムがとりにくい。
やはり、サウンドチェックのときしっかりとやっておかないとダメなのだ。

ライブ自体は良かったと思う。
何より、お客さんがとても盛り上がってくれた。
楽しんでいただけて良かった。

セットリスト

1.あゝ無情
2.カモメが飛んだ日
3.絶対絶命
4.異邦人
5.色彩のブルース
6.銃爪
7.勝手にしやがれ
8.私は嵐
9.フェアリー

ライブ後は、そのまま会場で打ち上げ。
珍しく出演バンド全員が参加となり、楽しく語り合えた。


花魁ROCKER Live 鈴鹿EGG

花魁ROCKER ライブEGG

2023年04月23日 | 花魁ROCKER
昨日は鈴鹿EGGで花魁ROCKERのライブを行った。
今回は我々の主催ということで、ライブ後の打ち上げも含めて仕切らせていただいた。

参加バンドは花魁ROCKERのほか、ラマンズ、乙☆三、LANの計4組で、僕らはトリでの出演だ。
ライブハウスEGGは、旧会場であるイエローと新会場のホワイトがあるが、今回はホワイトでの開催で、花魁ROCKERとしては初となる。

今回、僕らにしては珍しくサウンドチェック時にメンバーが全員揃っていて、きちんとしたカタチで音合わせをする。
少し自分ギターの返しが大きすぎる気がしたけど、聞こえにくいよりはいいだろうとそのままにする(これが本番時に問題となるのだが)。

サウンドチェックが終わると、ライブ後の打ち上げ用に、惣菜の買い出しに出かける。
打ち上げ参加人数は22人、予算は1人1000円ということで、2万2千円分の買い出しだ。
居酒屋とかにいくより格段に安い。
イオンモール鈴鹿へ出かけ、女性2人はスーパーで惣菜、男性3人でケンタッキーとミスタードーナツへ行く。
ドーナツ22個とチキン22個、あとプラスアルファで、値段を考えずに適当に買ったのに奇跡的にピッタリ1万円、惣菜組もほぼ1万2千円で、合計2万2千円となった。
これ実際に見ると、なかなかボリュームたっぷりの量です。

ライブハウスに戻り、客席でスコーンを食べながら開演を待つ。
次々とお客さんが入って来て、すぐ満員になる。

1番目はラマンズからスタート。
昭和歌謡をオリジナルアレンジで聴かせるバンドで、メンバーそれぞれのキャラがとてもいい。
ここはサックス奏者がいるので、それだけでサウンドが随分大人っぽくなる。
MCはとても楽しく、和気あいあいとしてリラックスして楽しめるバンドだった。

2番目は乙☆三、BOOWYのコピバンだ。
今もBOOWY人気は凄まじく、いくつものコピバンを見て来たけど、ここもレベルが高くかっこいい。
選曲は正統派で、どれもよく知ってる曲だ。
ボーカルは若い頃の氷室を彷彿させるカッコよさ、ギターは定番の布袋モデルでいい音してました。

3番目はLAN、男闘呼組のコピバン。
ここはライブハウスのオーナー夫妻がやってるいくつかのバンドの一つで、旦那さんがギターボーカル、奥さんがキーボードだ。
僕は男闘呼組の曲は一つも知らないのだけど、80年代ジャニーズらしいキャッチーな曲で、初めて聞く曲でも楽しめた。
安定した歌と演奏、コーラスも決まっていて流石である。

そして、いよいよ自分たちの出番だ。
(つづく)

レスポールは不人気

2023年04月16日 | ギター
最近は出来るだけギター講師動画は見ないようにしている。
これは自己啓発本と同じで、それを見たところでギターが上手くなるわけではないのに、少しだけわかった気になってしまうからだ。
もし動画を見る目的が暇つぶしというなら、お好きにどうぞ。
なので、ギターが弾けない状況(会社内とか出かけ先とか)で、少し時間が空いたときなどに見るのがいい。

で、最近見たギター系YouTubeで「そういえばそんな気がする」と思ったことがあった。
それは、最近レスポールを弾いてる人が激減しているという話。
とくに若い人でレスポールを弾いてる人はほとんど見かけない。
昨年、京都でライブをしたときも、大学生バンドのギタリストはフェンダー系が多く、レスポール、それどころかギブソンを弾いてる人はいなかった。
何年か前に高校生バンドと対バンしたときも、ギブソンはいなかった。
その他対バンで、たまにレスポールやその他ギブソンを弾いてる人を見かけても、それは中高年ギタリストに限られている。

レスポール危うし?なんで減ってしまったのか?


そのギターは正直オススメしません


この理由について、今の若い人が影響を受けるであろうプロギタリストで、レスポールを弾いてる人がほぼいないからだという。
自分の好きなギタリストと同じギターが欲しいと思うのは人の常であるわけで、そういう人たちが使ってるのは、テレキャスやジャズマスターだ。
なので、若いギタリストが買うのもそれらになる。

ではなぜ最近の若手はフェンダー系を使うのか。
おそらく、カッティング主体の演奏が多いから、ではないだろうか。
僕もたまに、ずとマヨやYOASOBIやadoとか弾く時があるが、カッティング主体で、さらに1曲のなかでいろいろな音色を使い分けることが多い。
そういうシチュエーションにおいて、レスポールは使いにくい気がする。

もう一つ付け加えると、ヒデノリ氏が言うには、レスポールやSGは現在のギターテクにおいてすでに時代遅れで、今から使い始めるギターではないという。
なのでレスポールは、メタル系のギタリストからも敬遠されるらしい。
僕は自分のストラト以外のギターを弾くことがほとんどないので、どう使いにくいのかわからないけど、そうなのかもしれない。

個人的には、ギターのカタチでいえばストラトよりレスポールの方がかっこいいと思う。
僕がレスポールをメインで弾いていたのはもう35年くらい前だけど、慣れてしまえばとくに弾きにくいとは感じなかった。
ギター復活してからも、新しく買うならレスポールと決めてたけど、今はストラトの方がいい。

ディスカバービートルズ再び

2023年04月15日 | ビートルズ
日曜日のNHK-FMで1年を通して放送されるディスカバーシリーズ。
2019年マイケル・ジャクソンに始まり、ビートルズ、クイーン、そして昨年はカーペンターズだった。
僕はこの機会にカーペンターズを再チェックしようと聞き始めたのだが、途中で入院することになり、そこで途切れてしまった。
退院してからも聴こうとは思ってたものの、結局途切れたままになってしまった。
で、今年度である。
僕の予想通りでは、ローリング・ストーンズかスティービー・ワンダーあたりかな、と思ってたけど、なんと再びビートルズだった。

進行役は前回と同じ杉真理と和田唱で、初回は2人参加だったが、以降は2週間ごとに交代するらしい。
前回はとくに杉真理の全曲解説が聞き応え満点でよかったのだが、今回はそれはせずにまた違うアプローテでビートルズを語るらしいから楽しみだ。

ひとつ残念なのは、時間が変わったこと。
昨年のカーペンターズから日曜夜9時スタートではなく、昼間の放送になったのだけど、それはまあいい。
だいたい僕は月曜日くらいに「らじるらじる」で聴くから。
問題なのは50分に短縮されたことだ。
たった10分とはいえ残念である。

サロメの唇

2023年04月08日 | 邦楽
サロメの唇という昭和歌謡に強い影響を受けたバンドを知ったのはつい最近のことだ。
残念ながらちょっと前に解散してしまったのだが、彼らの残した音楽は今も聴くことが出来る。
そのセンス、楽曲のクオリティーの高さ、歌や演奏のスキルの高さに驚き、すっかりはまってしまった。

サロメの唇は、ベースの水のさとしが仕切っていて、楽曲制作だけでなく、総合プロデューサーとしてのイメージ戦略、さらにマネージメントまでやっていたようで、彼がいかにディープな昭和マニアなのかがよくわかる。
おそらく歌謡曲だけでなく、昭和40年代から50年代はじめくらいの映画、テレビ番組、さらに現代に残る昭和的施設(ドライブインや怪しげな秘宝感など)も研究していると思われる。
そんな水のさとしの思い描く昭和的世界観を見事に表現しているのが、ボーカルの橘京子(芸名っぽい)だ。
昭和の女性ボーカルといってもいろいろなタイプがいるわけで、曲に合わせてあるときは美空ひばり風、あるときは和田アキ子風、そしてあるときは中島みゆき風だったりするのだ。

彼らの音楽を聴くと、僕のような昭和生まれ昭和育ちの人間には、いかにも当時そのものの歌謡曲のように聴こえるが、よく聴くと決して昭和の頃にはなかった現在のロックであることがわかる。
昭和歌謡の演奏は基本的にビッグバンド形式であることが多いが、サロメの唇はシンプルにギター、ベース、ドラム、フルートだけで、せいぜいたまにピアノが入るくらいだ。
こんなにシンプルなロックサウンドで歌謡曲のバックを固めているような曲は昭和の頃はほとんどなかったはずだ。
それでいながら、ここまで昭和を感じさせるメロディ、アレンジ、歌唱などはさすがだと思う。

もう一つ彼らの特徴で取り上げねばならないのは、民謡や音頭といった日本古来の音楽を取り入れているところだ。
岡林信康なんかもエンヤトットのリズムを取り入れたりしてたが、サロメの唇はもっと高度に民謡とロックの融合が成功していて、違和感がない。
好き嫌いは分かれるところだと思うが、これはいい試みだ。
それだけに、解散したのが惜しい。

サロメの唇 / サルビアをわたしに