Music Mania

No Music No Life

マクサへライブ

2023年11月24日 | ギター
11月19日は松阪マクサへバンド仲間のライブを見に行ってきた。
まずはいつもギターの修理や調整をしてくれている玉野さん率いるTHE青心(ブルーハーツ)だ。
早速ステージ前を陣取り、拳を振り上げて応援する。
やはりブルーハーツはいい。
全部知ってる曲だし、一緒に歌えるし、なにより楽曲がライブ映えする。
THE青心の安定した歌と演奏で、心も身体もビートに酔いしれることが出来た。

続いてイエモンのコピバン登場。
僕はイエモンの曲をほとんど知らないのだけど、どの曲も素晴らしい。
これはもっときちんと聴いてみるべきアーティストだ。

そして我らがなっちゃんのスキァンティである。
主に昭和の曲をロックアレンジでやるのは花魁と似ているけど、そのカラーはより硬派だ。
花魁が80年代的華やかさとギラギラ感を出しているのに対し、スキァンティは70年代的でストイックである。
そしてライブパフォーマンスは、パワフルで躍動感がすごい。
花魁のような魅せて聴かせるタイプではなく、お客さんと一緒に暴れる体験型ライブともいえる。

トリはオリジナル曲をやってるバンドで、この日の主催と思われる。
ここのバンドのベーシストが半年ほど前に亡くなられての追悼ライブということで、特別なステージとなっていた。
僕は知らない人だったけど、同じ県内の同世代のバンドマンが亡くなるのは悲しいことである。

百花繚乱夏の陣 その2

2023年07月08日 | ギター
Kai☆Sixがその名の通り6人揃ってライブを行うのは3年半ぶりくらいになる。
4年くらい前にここEGGで6人編成でやったことがあるけど、そのときと今ではメンバーが2人替わっている。
今回はベーシストが春先に指先を骨折した関係で、いつもとちょっと違うセトリだ。

スタートは「ブライトンロック」、僕が単音リフを延々と弾き続ける。
ステージの中音はちょうどいいくらいで、他のメンバーの音やボーカルもよく聞こえる。
お客さんも楽しんでくれてるようだ。
ただ後から撮った動画を見ると、PA側で部分的にボーカルやギター、ドラムにリバーブをかけていたようで、とくにギターソロ時はすごく派手な音色に聴こえる。
それも概ね評判が良かったようだ。

このメンバーでやるのは3年半ぶりくらいなのに、リハは1回しかしてないということもあって、いろいろまとまってないところもあるし、ミスも多い。
けど、盛り上がってたし楽しめたと思う。

セットリスト

1.ブライトンロック
2.感触(タッチ)
3.最後の夜汽車
4.あんたのバラード
5.ハイティーンブギ
6.ポップコーンを頬張って
7.HERO(ヒーローになるときそれは今)
8.安奈

Kai☆Six EGG WHITE 2023-07-02

レスポールは不人気

2023年04月16日 | ギター
最近は出来るだけギター講師動画は見ないようにしている。
これは自己啓発本と同じで、それを見たところでギターが上手くなるわけではないのに、少しだけわかった気になってしまうからだ。
もし動画を見る目的が暇つぶしというなら、お好きにどうぞ。
なので、ギターが弾けない状況(会社内とか出かけ先とか)で、少し時間が空いたときなどに見るのがいい。

で、最近見たギター系YouTubeで「そういえばそんな気がする」と思ったことがあった。
それは、最近レスポールを弾いてる人が激減しているという話。
とくに若い人でレスポールを弾いてる人はほとんど見かけない。
昨年、京都でライブをしたときも、大学生バンドのギタリストはフェンダー系が多く、レスポール、それどころかギブソンを弾いてる人はいなかった。
何年か前に高校生バンドと対バンしたときも、ギブソンはいなかった。
その他対バンで、たまにレスポールやその他ギブソンを弾いてる人を見かけても、それは中高年ギタリストに限られている。

レスポール危うし?なんで減ってしまったのか?


そのギターは正直オススメしません


この理由について、今の若い人が影響を受けるであろうプロギタリストで、レスポールを弾いてる人がほぼいないからだという。
自分の好きなギタリストと同じギターが欲しいと思うのは人の常であるわけで、そういう人たちが使ってるのは、テレキャスやジャズマスターだ。
なので、若いギタリストが買うのもそれらになる。

ではなぜ最近の若手はフェンダー系を使うのか。
おそらく、カッティング主体の演奏が多いから、ではないだろうか。
僕もたまに、ずとマヨやYOASOBIやadoとか弾く時があるが、カッティング主体で、さらに1曲のなかでいろいろな音色を使い分けることが多い。
そういうシチュエーションにおいて、レスポールは使いにくい気がする。

もう一つ付け加えると、ヒデノリ氏が言うには、レスポールやSGは現在のギターテクにおいてすでに時代遅れで、今から使い始めるギターではないという。
なのでレスポールは、メタル系のギタリストからも敬遠されるらしい。
僕は自分のストラト以外のギターを弾くことがほとんどないので、どう使いにくいのかわからないけど、そうなのかもしれない。

個人的には、ギターのカタチでいえばストラトよりレスポールの方がかっこいいと思う。
僕がレスポールをメインで弾いていたのはもう35年くらい前だけど、慣れてしまえばとくに弾きにくいとは感じなかった。
ギター復活してからも、新しく買うならレスポールと決めてたけど、今はストラトの方がいい。

聴かない権利

2023年03月04日 | ギター
ライブバーで、ライブを見ずに仲間とお喋りをしている人に対し文句を言う人がたまにいる。
今はライブ中なんだからライブを見ろよ、お喋りは曲の間とかバンドの入れ替わりのときにしろよ、という。
僕は全く同意出来ない。
ライブステージに目を向けさせられない演者が悪いのであって、客にはつまらないバンドに興味を持たない権利があると思う。
ライブはいろいろな楽しみ方があっていいのだ。

中にはボブ・ディランみたいに客の多様性をいっさい認めない人もいる。
また来日の予定があるそうだが、スマホでの撮影はおろか、会場への持ち込みも絶対ダメだという。
理由はスマホがそこにあるだけで集中力が損なわれるから、らしい。
俺の歌を聴きたいなら全集中で聞け、ということなのだろう。
まあ、この人は昔から変人で有名なので、やれやれ仕方ないなと諦めるしかないのだが、僕だったらそんなライブは行きたくない。

デビュー前のビートルズがハンブルグで演奏し始めたとき、誰も彼らの演奏に耳を傾けなかったという。
最底辺といっていいクラブに来る客にとって、どこの馬の骨かわからんバンドより、今日の出来事をビール飲みながらクダを巻いてるほうがいいのである。
そんな彼らを振り向かせるため、ビートルズは日々工夫を重ね、試行錯誤し、パフォーマンスに磨きをかけていったのだ。
その結果、そっぽを向いていた客はステージに目をやるようになり、歌や演奏を聴き、また明日の夜もここへ来ようと思うに至る。
そして噂が噂を呼び、どんどん客が増えていき、出演する店もランクアップしていったのだ。
もし、客はマナーを守るべきとかいって、最初から客がステージに目を向けていたら、その後のビートルズはなかったかもしれない。

いやいや、ビートルズと比べたらアカンでしょ、という人もいるだろう。
でも、いつもの四日市の店でのことだ。
その時出ていたのはディープパープルのコピバンだったが、途中オルガンソロのタイムに入った。
そのときのオルガンソロは凄まじく、流麗でありながら、激しくワイルドで、まるでジョン・ロードが乗り移ったかのような演奏だった。
そのとき店にいた全員がステージに注目し、その圧倒的な演奏に目を耳を奪われていたのだ。
また、シンガーソングライターの坂上太一さんが歌ってたときも、雑談してる人はいなかったし、他にもそういうアーティストやバンドはあった。
ライブが見る価値のあるものなら、そこにルールなど必要ないのだ。

イースト始め

2023年02月18日 | ギター
今日は四日市EASTでKai☆Sixのライブだった。
対バンはスカイブルーと酔桜の予定だったけど、前日になって酔桜が都合によりキャンセルとなったので、急遽ウィステリアに出てもらうことになった。

まずはウィステリアで、女性二人のアコースティックユニットである。
曲は邦楽の名曲カバーで、イルカ、中島みゆき、岡村孝子など僕の世代のJ-PQPだ。
二人とも元G-SPCでお馴染みである。

続いてスカイブルーの登場。
やはり中心になってるのは元G-SPCで、そのせいかお客さんもG-SPCに関係してた人が多い。
ここは女性3人、ギターのみ男性だ。
曲はわりとなんでもありだけど、中心になってるのはJ-POP、J-ROCKでとても明るく楽しいステージだった。
メンバー全員のキャラがいいので客席も大いに盛り上がった。
たぶんこのバンドって練習も楽しいんだろうなと想像出来るけど、やはりそういう雰囲気の良さは人に伝わるのである。
それってすごく大事なことだ。

で、我らがKai☆Sixはトリでの出場。
前のスカイブルーのいい雰囲気が残ったままなので、最初から熱い状態だ。
1曲目は今回初披露の「ブライトンロック」。
いつもと違う入り口で新鮮な感じだった。
2曲目から定番曲と前回からやってる「かりそめのスウィング」をやり、それから恒例のサプライズコーナー。
前回もやったツイスト「あんたのバラード」と今回初の近藤真彦「ハイティーンブギ」、そして今回出演出来なかった酔桜のボーカルさんを迎えてのレベッカ「ラズベリードリーム」をやった。
とくにラズベリーは前日の夜に決まったことで、なんとかやり終えた。
最後は「ポップコーンをほおばって」、アンコールに「ヒーロー」で終了。

1. ブライトンロック
2. きんぽうげ
3. 裏切りの街角
4. かりそめのスウィング
5. あんたのバラード
6. ハイティーンブギ
7. ラズベリードリーム
8. ポップコーンをほおばって
9. ヒーロー

今回の出来は、前回よりも格段に良くなった、だけどコロナ前のレベルにはまだ戻っていない、という感じだ。
長すぎるブランクの後遺症はまだ癒えていないのだった。


Kai☆Six Live digest 2023-02-18