ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツさんが亡くなった。
現役ロッカーとしては最も高齢なミュージシャンの一人だったけど、いざ訃報が届くとやはり驚いてしまう。
ストーンズサウンドになくてはならない人だったので、今後バンドはどうなるのだろう?
チャーリー曰く「俺はジャズドラマーである。ジャズドラマーがたまたま世界一のロックバンドにいるだけさ」とのこと。
たしかに、彼のドラムセットはジャズセットのように見えるし、スティックの持ち方もジャズドラマーに多いレギュラーグリップである。
ただ、ストーンズの音楽は典型的なロックサウンドなので、チャーリーのドラムもとくにジャズっぽいとは感じない。
プレイスタイルとしては、ジョン・ボーナムやキース・ムーンのような自己主張の強いタイプではなく、リンゴ。スターのようなバンドのボトムを支えるタイプだ。
この手のドラマーは過小評価され勝ちで、おそらくチャーリーも過小評価されてる一人だと思う。
THE ROLLING STONES - Honky Tonk Women
チャーリーのプレイスタイルでとくに印象的なのは、スネアを叩くときハイハットを止めるやり方だ。
ライブ映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」で初めてそういう叩き方をしてるのを知った。
こうすることにより、スネアの音をよりいっそう響かせることが出来るという。
これは賛否両論があり、例えば山下達郎なんかは「絶対ダメ」と否定している。
理由は、ハイハットを止めるとそこでグルーブが途切れるからとのこと。
しかしストーンズを聞いてノリが悪いと感じる人は皆無だろう。
これはチャーリーだからこそ、あるいはストーンズのメンバーにしか出来ない奇跡的なリズム感なのかもしれない。
(チャーリーのこのスタイルはデビュー当時からのものでなく、途中で彼自身が作り上げたものである。60年代の映像を見ると、スティックはマッチドグリップだし、ハイハットも止めていないのがわかる)
The Rolling Stones - The Last Time - Live
最後にチャーリーのジャズドラマーとしての活躍を見てみよう。
90年代からストーンズとは別にジャズドラマーとしても活躍していて、ライブ活動も行なっている。
元々シンプルなプレイスタイルだけど、ジャズをやってもそのシンプルさは変わらない。
あくまでも縁の下の力持ちな人だったのだ。
Charlie Watts - (Satis)Faction
現役ロッカーとしては最も高齢なミュージシャンの一人だったけど、いざ訃報が届くとやはり驚いてしまう。
ストーンズサウンドになくてはならない人だったので、今後バンドはどうなるのだろう?
チャーリー曰く「俺はジャズドラマーである。ジャズドラマーがたまたま世界一のロックバンドにいるだけさ」とのこと。
たしかに、彼のドラムセットはジャズセットのように見えるし、スティックの持ち方もジャズドラマーに多いレギュラーグリップである。
ただ、ストーンズの音楽は典型的なロックサウンドなので、チャーリーのドラムもとくにジャズっぽいとは感じない。
プレイスタイルとしては、ジョン・ボーナムやキース・ムーンのような自己主張の強いタイプではなく、リンゴ。スターのようなバンドのボトムを支えるタイプだ。
この手のドラマーは過小評価され勝ちで、おそらくチャーリーも過小評価されてる一人だと思う。
THE ROLLING STONES - Honky Tonk Women
チャーリーのプレイスタイルでとくに印象的なのは、スネアを叩くときハイハットを止めるやり方だ。
ライブ映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」で初めてそういう叩き方をしてるのを知った。
こうすることにより、スネアの音をよりいっそう響かせることが出来るという。
これは賛否両論があり、例えば山下達郎なんかは「絶対ダメ」と否定している。
理由は、ハイハットを止めるとそこでグルーブが途切れるからとのこと。
しかしストーンズを聞いてノリが悪いと感じる人は皆無だろう。
これはチャーリーだからこそ、あるいはストーンズのメンバーにしか出来ない奇跡的なリズム感なのかもしれない。
(チャーリーのこのスタイルはデビュー当時からのものでなく、途中で彼自身が作り上げたものである。60年代の映像を見ると、スティックはマッチドグリップだし、ハイハットも止めていないのがわかる)
The Rolling Stones - The Last Time - Live
最後にチャーリーのジャズドラマーとしての活躍を見てみよう。
90年代からストーンズとは別にジャズドラマーとしても活躍していて、ライブ活動も行なっている。
元々シンプルなプレイスタイルだけど、ジャズをやってもそのシンプルさは変わらない。
あくまでも縁の下の力持ちな人だったのだ。
Charlie Watts - (Satis)Faction