Music Mania

No Music No Life

釜めし詐欺

2015年03月28日 | 食べ物
駅弁なんかでよくある、小さな陶器の釜に入った釜めしをご存じだろうか?



車窓から流れいく風景をみながら、これをいただくと、なんかとても美味しいんだろうな、という気がしてくる。
フタを開けるとホワっと湯気が立ちのぼり、食欲をそそる香りが鼻にしみる。
こういうのは家で食べても美味しくない。
いや、美味しいんだろうけど、やはり電車の中で食べたほうが、雰囲気があってよろしい。
といいながら、実は食べたことないんだけど。

で、僕はつい最近まで、この小さな陶器の釜に米と出汁と具を入れて炊いてるんだと思っていた。

だが、どうやら違うらしい。
大きな業務用炊飯器で、炊き込みご飯を作り、鶏肉やシイタケなどの具は別に作り、最後に炊き込みご飯をあの陶器の釜
に入れて、その上に具を乗せるのだ。
だったら、あの小さな釜ってダミーというか、別にあの入れモノである必要性がないじゃないか。
このガッカリ感、まるで詐欺にあったような気持ちになるじゃないか。

たしかによく考えたら、あんな小さな釜で、一合くらいの米を炊いても美味しくないだろうし、第一手間がかかり過ぎる。
そもそも100個作ろうと思えば、コンロが100個必要になるのだ。

ところで、電車内で弁当を食べるシチュエーションというのは、そんなにあるわけではない気がする。
少し前、隣に座った女子高生がいきなりマクドナルドを食べだして、匂いがちょっときつかったことがあった。
こういうのは、やはり特急とか新幹線みたいな車両でないと厳しいかもしれない。
そういえば、たまに新幹線に乗ると、出張帰りと思われるサラリーマンが、席に座るなり売り子からビールを買って
飲んでるのを見かけるが、そのまま家に直帰だとしても、家に帰るまでが仕事ではないのだろうか。
と、ガラにもなく固いことを思ったりする。

話は駅弁の釜めしにもどる。
駅弁の小さな釜めしの容器で一人前の釜めしを作ることが出来るらしい。
チャレンジしてみたい気持ちわかるなぁ。

峠の釜飯で混ぜご飯を炊いてみました


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レコードコレクターな人たち

2015年03月21日 | 日常
先週の日曜日、僕は近所のツタヤでCDを物色していた。
目当ては浜田麻里で、ほとんど聴いたことのない僕は、とりあえずベストか最新盤、あるいは過去の代表作でも借りようと
思ったのだ。
だが、なかった。
「は行」を探しても、浜崎あゆみや浜田省吾はあっても、浜田麻里はなかったのだ。
そんななか一枚のCDに目が止まる。
山下達郎オールタイムベスト。
おお、これは以前、アマゾンでチェックしていて、買おうかな、と思ったけど山下達郎ならレンタルにあるだろう、と保留にして、
結局2年くらい忘れていたCDだ。
というわけで、山下達郎のオールタイムベストを借りて帰ったのだった。

このオールタイムベスト、ボリュームがスゴイ。
3枚組プラスボーナスディスクで、合計4枚。
収録曲は全部で55曲、お腹いっぱいすぎる内容だ。

僕は音楽の消化が悪いので、一週間たっても、まだ2枚目までしか聴けていない。
毎日これを聴いているのに、まだ3枚目に行くことが出来ないでいる。
今年初めに買ったネーナ5枚組は、全部聴くのに一ヶ月近くかかった。
だいたい一枚のアルバムを最低5回は聴かないと「聴いた」という気になれないのだ。

前置きが長くなってしまったが、ここから本題。

世の中にはものすごくたくさんCDやレコードを買う人がいる。
一ヶ月に10枚以上は普通、20枚買ってマニアレベル、一度店に行ったら50枚くらい買う人もいる。
僕はそれをとてもうらやましいと感じる。
たくさん所有してるのがうらやましいのではなく、それだけの音楽を消化できる音楽の胃袋がうらやましい。
まだまだ聴きたい音楽はたくさんあるのに、音楽の胃袋が追いつかないと、消化不良を起こしてしまうのだ。

僕はそんなにたくさんCDを持ってるわけではない。
レコードは全部売ってしまったし、CDだって一番多いときでも1,000枚を少し超える程度で、今は確認はしてないけど、
おそらく500枚から700枚くらいだと思う。

たくさん買う人だと、所蔵量は数千枚はおろか、数万枚に達する人もいる。

ここで再び山下達郎の名前が登場するのだが、彼はマニアを超えた、変態レベルのレコード収集家らしい。
「もう一生かかっても聴ききれないくらいのレコードを買ってしまった」といい、その数は約6万枚といわれる。
内容はロックやポップスで、おそらくファンクやソウルもかなりありそうだ。

作家の村上春樹もそうとうなレコード収集家で、海外へいくと必ずその町の中古レコード屋へ行き、一日中ジャズのレコード
を物色し、大量のレコードを死ぬほど苦労して持って帰るらしい。
「世界は中古レコード屋だ」という彼も、おそらく数万枚規模だと思われる。

この数万枚という数がどれほどスゴイことなのか検証してみよう。

たとえば一日一枚、レコードないしCDを買って聴くとする。
1年で365枚、10年で3,650枚、30年で10,950枚だ。
毎日買って、30年という月日を費やして、やっと一万枚を超える。
だから数万枚ものレコード、CDを持ってる人というのは、もはや、心療内科の扉をノックしたほうがいい症状といっていい。

いや、聴くのが目的ではなく、買うのが目的、所有するのが目的なのだ、という意見もある。
山下達郎は、一生かかっても聴ききれないレコードを所有しながら、それでもレコードを買い続けるだろう。
村上春樹は、レコードの倉庫が満タンになっても、中古レコード屋に行かずにいられないだろう。
ついでに、村上春樹の場合、奥さんは骨董品のコレクターらしいので、さらに大変なことになってるに違いない。

やはり「聴く」より「買う」とか「コレクション」の愉しみのほうが強いと思われる。
山下達郎や村上春樹は、自由に使えるお金がたくさんあるので、破産することなくコレクター道を歩んでいるが、
一般人の場合、かなり無理して集めてる人も多いという。

買いたいレコードが次から次へとあらわれる、というのはわかるけどね。
世の中には素敵な音楽が有り過ぎるから。
僕の場合、ユーチューブで済ませることが出来る気質なので、予算的にも保存スペース的にもかなり助かってるけど。

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バロック音楽をギターで弾こう

2015年03月15日 | ギター
バッハでいこう、といって早一ヶ月。

で、バッハはどうなった?

とりあえず中間報告です。

J.S Bach Bourree BWV 996



やはり難しい。
弾けば弾くほど、難しいと感じる。
途中のトリルが上手く音が出ていないし。

というわけで、しばらくバッハの練習は継続するとして、次の課題にも挑戦したい。

もう10年くらい前に買った、イエスの「シンフォニック・ライブ」というDVDに収録されている、スティーブ・ハウのギターソロ曲
があるのだが、これを前から弾いてみたいと思っていた。
曲は、ヴィヴァルディのリュート組曲から第2楽章ニ長調をギター独奏用にアレンジしたものと、ハウのオリジナル曲
「ムード・フォー・ア・ディ」だ。

Steve Howe - Lute Concerto in D Major e Mood For A Day



先に演奏されるヴィヴァルディのほう、アレンジが見事で、オリジナルの譜面に囚われることなく、けっこう自由に弾いている。
それに対し、オリジナルのほうは、さすがに手慣れた演奏で、完璧だ。
アルバム「こわれもの」に収録されているスタジオバージョンより、さらに進化していて、より複雑になっている。

この2曲のうち、「ムード・フォー・ア・デイ」のほうは、昨年の夏に一通り弾けるように練習してユーチューブにアップしたが
今聴くと恥ずかしい演奏だ。



そして今回は、ヴィヴァルディのほうに挑戦しようと思う。
いや、すでに練習を始めている。
ただ、このハウ版の楽譜がないので、かなり厳しい。
こちらで、ヴィヴァルディのオリジナル版なら譜面があるのだが、これをこのまま弾いても、協奏曲用アレンジなので、あまり
面白くないのだ。

なので、ヴィヴァルディ版をベースに、自分なりに独奏用にアレンジしてみたいと思う。
一つ問題なのが、チューニングだ。
ヴィヴァルディ版は、6弦Dという変則チューニングなのに対し、ハウ版はレギュラーなのだ。
さて、どう味付けをするか、5月の連休くらいにはアップしたい。

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白い安息日

2015年03月14日 | 日常
僕はホワイトデーが嫌いだ。
いや、今はそんなに嫌いでもないので、正確には「嫌いだった」というべきだろう。
基本的にお返しをしない僕は、その後ろめたさというか、何かすごく悪いことをしてるみたいな、そういう悪者気分がイヤ
なのだ。

だったら、普通にお返しすればいいじゃん。

というわけにはいかない。

ヘラヘラと「モテる男はつらいよ、ホント」みたいな顔して、せっせとお返ししてる様がカッコ悪いのだ。

最近は、妻以外の人間からもらうことがないので、そんなことを考えることなく、平和にホワイトデーを過ごしている。
妻は、僕がホワイトデーどころか、プレゼント自体が嫌いな人間ということを理解しているので、催促もない。

だいたい、もらったから返す、というのってどうなんだろう?

それって単なる取り引きではないのだろうか?

昔、知り合いに手作りケーキがプロ並に美味しい、という男がいた。
そいつはホワイトデーには必ず自作のケーキを渡していて、職場の女子連中は、そのケーキ欲しさにチョコを渡していた。
これってケーキ屋さんで、お金を払ってケーキを買うのと、そんなに違わない気がするのだが。

ところで、このホワイトデーという風習は日本発で、欧米ではないらしい。
もらいっぱなしでは悪いから、何かお返ししなきゃ、という発想は日本的だ。
最近では、韓国や中国でもホワイトデーが広まりつつあるという。

僕はホワイトデーというのは、お返しデーなのではなく、バレンタインの男版でいいんじゃないかと思う。
バレンタイン時にプレゼントをもらわなくても、女性にプレゼントをする。
相手は、妻や恋人はもちろん、日ごろ頑張ってるな、と感じる部下だったり、お世話になってる人だったり、行きつけのバーの
ママでもいいだろう。
ひそかに恋心を抱いてる女性に告白するタイミングとして利用すれば、それは人生のターニングポイントになる可能性もある。

というわけで、今年はわが人生初のホワイトデープレゼントを実施した。
といっても、何を買っていいのかわからなかったので、セブンイレブンでバームクーヘンを買っただけなのだが。
見た目だけはちょっとだけ高級っぽい感じかな。

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写真みたいな絵を描く人

2015年03月08日 | 日常
最近ユーチューブでよくみる「これはスゴイ!」と思う動画を紹介しよう。

紙に絵を描いている動画だ。
撮影はタイムラプス(早送り動画)で、カメラと紙を固定しているのがミソだ。
そして驚くほどうまい。
まるで写真のようだ。

作製中の動画をタイムラプスで見せる、というのは、新しいタイプのアートだと思う。
これでヘタだったらどうってことないが、ここまで完璧にうまいと見応えがある。


ポーランドの変わり種ウォッカ




M&M'sチョコレート




アイアン・メイデン「頭脳改革」のレコード




5ユーロ紙幣




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