Music Mania

No Music No Life

ダイエット結果発表

2016年06月25日 | 日常
一ヶ月ほど前、ダイエットを始めたということを書いた。
体重が70に近くなるとダイエットをして60代前半まで落とす、というのをここ10数年繰り返してるんだけど、年々減りにくくなってきている。
そのため、今までは有酸素運動オンリーで、つまり食事は今まで通り食べながら、体重を落としてきたが、今回はそれプラス筋肉トレーニングも加えたのだ。

で、結果は昨日時点で5キロ減量となった。

ダイエットを始めると同時に体重の記録もつけるのだけど、その推移を見ていただこう。



これを見ると、素直に体重が下がるのではなく、途中何度も上がったり下がったりしながら少しづつ減っているのがわかる。
僕は元々、そんなに太ってたわけではないので、そこまで体重にこだわる必要はないんだけど、やるからには結果が出るほうがいい。
筋トレの効果はどれだけあったのかわからない。
少なくとも、筋トレのおかげでウエストが引き締まったとか、胸板が厚くなったとか、たくましそうな腕になったなんてことは一切ない。
ただ、体脂肪率は16パーセント台だったのが15パーセント台にはなった。

もうあと2キロくらい落として、体脂肪率は14パーセント台にしたいと思う。
なので、もうちょっと続けます。

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映画を見る目がない人間、それ即ち自分

2016年06月19日 | 日常

最近は映画を見たい、という気にならない。
というか、見たい映画がない。

とくに映画にこだわりがない僕は、今まで話題の映画、人気の映画ばかり見てきたのだが、たぶんそれがいけなかった。
本当にいい映画を見てきたわけではないんだと思う。

音楽については、流行りを意識するものの、ある程度自分の好みのものを選んできた。
おかげで、今も音楽には飽きていない。
まだまだ聴きたい音楽はつきない。

僕と同世代の、例えば会社の人なんかは、もう音楽には興味のない人が多い。
もう何年もCDなんて買ったことがなく、もちろんDLもしていない。
レンタルで借りることもなく、カラオケでは20年前、30年前の曲を歌う。
もしかすると、流行りの曲しか聴いていないとそうなってしまうのかもしれない。

僕は今まで、流行りに乗ることは悪いことではない、むしろ古い曲しか聴かない人は時代に取り残されてると思っていた。
「流行りには乗らない、自分がいいと思ったものだけを選ぶ」というのは一見正論のようで、実は著しく柔軟性に欠け、脳が老化してるのを認めたくないだけの言い訳だと思っていた。
しかし、それは間違いなのかもしれない。

話を映画に戻そう。

昔の映画は良かった、今の映画はつまらない、というわけではないと思う。
たぶん、今も良質の映画は作られてるはずだ。
そして昔もつまらない映画はたくさんあったはずだ。
しかし、メディアがプッシュしてるのは、映画の中身より、人気の俳優女優が出てることを優先したものなのかもしれない。
そして、そういうのばかり見てると、映画そのものに興味を失っていく、今まさに僕自身がその状態なのだろう。

というわけで、これからは映画批評サイトなんかを参考にして選んでみようと思う。
いくつか見たサイトのなかでは、ここなんかは参考になりそう。
ここで高評価の映画をみて、それが自分にあうかどうかだけど。

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リゾート気分で461オーシャン・ブール・バード

2016年06月18日 | 音楽


夏が近い。
というより、もう夏なのかもしれない。まだ本番じゃないだけで。
この時期になると聴きたくなるアルバムの一つが、今日紹介するエリック・クラプトンの「461オーシャン・ブール・バード」だ。
僕にとって、なんとなくリゾート地で聴きたい、あるいは(それが自宅であっても)リゾートな感覚に浸りたいときに聴きたいアルバムなのだ。

ギターの神様といわれるクラプトンが、もっとも弾いてないアルバムともいわれる。
クリーム時代の弾きまくり状態が100とすれば、このアルバムはせいぜい10から20くらいしか弾いてない。
だが、それがいい。
肩の力を抜いたリラックス感がまた、リゾートに似合うんだと思う。

アルバムジャケットもいい。
海の近くと思われる白い建物とヤシの木。
一人で立ってるクラプトン。
なんかリゾートだなって感じがする。
で、空が青くないのもいい。
晴れてるのか曇ってるのかよくわからない真っ白な空が、かえって枯れた味わいをもたらしている。

70年代のクラプトンを代表するアルバムといえば、コレともう少しあとの「スローハンド」だと思うけど、この時期のクラプトンが嫌いという人も多い。
その気持ちはよくわかる。
僕自身、この時期のクラプトンをいいと思うようになったのって40過ぎてからだし。
昔は若いギター小僧から総スカンを食らったという。
そりゃそうだろう、だって同時期のジミー・ペイジやジェフ・ベックはバリバリ弾きまくってるから。
それに比べてクラプトンは、レイドバックかなんか知らんけど超ぬるいし、手抜きみたいだ。
ある程度大人になってからのほうが、そしてちょっと疲れてたりなんかしたほうがいいのかもしれない。

個人的には全曲いいと思うけど、なんとなく1曲づつこれはどうだとか、そういうのを書こうという気にならない。
ただ、ぼーっと聴く、とくにどこかのリゾート地をイメージして(一番いいのは本当にリゾート地に行って)聴いてるとノンビリ出来る。

1. Motherless Children
2. Give Me Strength
3. Willie And The Hand Jive
4. Get Ready
5. I Shot The Sheriff
6. I Can't Hold Out
7. Please Be With Me
8. Let It Grow
9. Steady Rollin' Man
10. Mainline Florida



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鈴木大介「最貧困女子」

2016年06月12日 | 読書
鈴木大介「最貧困女子」を読んだ。




格差社会と言われて久しい。
男性の最貧困クラス、つまりホームレスはよく話題になり、社会問題として取り上げられる。
しかし、若い女性の最貧困クラスが話題になることはほとんどない。
この本ではいろいろな方向から、いくつかのタイプに分けられる最貧困女子の実態を取り上げている。

たまに格差社会は、努力した人が報われるいい社会だという人がいる。
貧乏なのは努力をしてないから、と切り捨てる人たちだ。
それは完全に間違った考えであることがこの本を読めばわかる。

生まれた時点で片親で、しかもそれが精神疾患だったらどうしますか?
まともに子育てが出来ない親が一人で子を産んだとき、それをフォローする人はいますか?
生まれた子に責任ありますか?
決してこれらは特殊な例ではなく、皆さんが思ってる以上に多いと思う。

この本では、その中でもさらに最悪のケースを取り扱っている。
家庭環境の悪さゆえ家出した女は、やがて家族、地域、社会制度という三つの縁をなくし、セックスワークで日銭を稼ぐしかなくなる。
しかも、それで容姿が悪いとなると、どこの風俗店でも雇ってくれなくなり、より過酷な方向へ進まざるをえなくなる。

非常に痛々しい内容の本。
だけど、これも今の日本の現実だ。
興味のある方のみどうぞ。
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小田嶋隆「ポエムに万歳!」

2016年06月11日 | 読書
今、日本にはびこるポエム化、それに警笛を鳴らす一冊。
著者の小田嶋氏は、ネット上のコラムなどで、盛んにポエム化の危険性を指摘している。



(以下引用)

「ポエム化の一番の問題点は、目的が抽象的だという点です。
例えば、震災後に政治家やマスコミがこぞって使っていた『被災者に寄り添う』『想いを伝えたい』などのフレーズは耳当たりはいいけれど非常に抽象的ですよね。
ポエム的な言葉は個人の心情や感情をうまく取り入れているから、共感を呼びやすい。
でも、『じゃあ実際には何をするのか』というと、まったく姿が見えてこないんです。
結果、責任範囲の明確さや意味が損なわれるので、グレーゾーンが大きく、具体的には何も提示されていないのに、納得させられてしまう。
こうした感情的なごまかしが生まれるから、ポエムは危険なんです」


(引用終わり)

僕がこの本を読んでみようと思ったのは、やはりポエムっぽいものに違和感を感じていたから。
やたらと仲間、絆、友情なんかを声高に叫ぶ人に限って、すごく薄っぺらいものを感じてしまうのだ。
僕には数十年もの付き合いの友人が何人かいるが、友情なんて言ったことがない。
まさか「俺たち親友だよな?」なんて口が裂けてもいえない。
なので、平気で友情、絆とか、酷いのになると「君とは一生続く友達」とか言ってる人って、この人本当は友達いないんだろうな、と思ってしまう。

この「ポエムに万歳!」には、ポエム問題だけでなく、その他いろいろ現代社会の矛盾や問題点が書かれている。
その中で、僕がちょっと面白い視点だなと思ったのを一つ紹介しよう。

一時期、産地偽装食品や偽ブランドなどが出回る問題があったが、そういう偽装が発生するのは、元々そこにインチキがあるからだという。
「フェイクはフォニーにしか発生しない」
小田嶋氏がいうには、たとえばトヨタ・カローラにはコピー商品は存在しない。
なぜなら、カローラは本物中の本物で、どの業者もあのクオリティのクルマをあの値段で発売することが出来ない、本当にまっとうな商品というのはそういうものだという。
ところが、相手がヴィトンのバッグみたいなものだと話は違ってくる。
腕のある業者なら、ほとんどソックリの偽物を10分の1の価格で作ってしまう。
そもそもの値段の付け方が間違っているため、そこに偽物が入るこむ余地を作っているのだという。
ブランド牛もそうで、味に対して価格があまりに不当で高額なために、そこに偽装が発生するのだ。

ふむふむ、なるほどね。
これはまさにギターにも当てはまることで、80年代当時フェンダーUSAが中身に対してあまりに高額だったため、5分の1くらいの値段の国産コピーギターがあふれた。
そして、それらは本家を凌ぐ完成度だったという。
もし、最初からフェンダーUSAが5万円くらいで発売されてたらこんなことにならなかったのは言うまでもない。

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