ポール・スタンレーのソロプロジェクト「ポール・スタンレーズ・ソウル・ステーション」のファーストアルバム『ナウ・アンド・ゼン」が発売となった。
以前からこういう活動をしているというのは知ってたので、アルバムが発表されるのを待っていたのだけど、なかなか期待通りの作品だと思う。
内容は古き良きソウル、R&Bのカバーと、オリジナル曲で、そこにキッスの面影はない。
今までのポールのソロは、キッス的価値観におけるハードロック作品だったので、今回のようなキッス的価値観から大きく外れるどころか、ロックですらないという内容は、戸惑う人も多いだろう。
数年前から喉の調子がイマイチ良くないポールだけど、ここでは無理なく歌える曲ばかりで、とてものびのび歌ってるように聴こえる。
無理矢理ハイトーンを絞り出すのではなく、今のポールにとても似合ってる。
もしこれが従来通りのハードロック作品でこういう歌い方だと、いかにも衰えた感が出てしまうけど、今回は新境地を開いたかの如く新鮮味あふれる内容で、逆に若さすら感じる。
このアルバムは題名のとおりNow、つまり現在の自分のオリジナル曲と、Thenにあたるスタンダードナンバーからの内容になっている。
このNowな新曲がThenの曲と違和感なく馴染んでいて、50年近くハードなロックを作り歌ってきた男とは思えない幅の広さを感じる。
Paul Stanley's Soul Station - I, Oh I
Thenで取り上げられている曲では、テンプテーションズの「Just My Imaginetion」に注目してみよう。
この曲はローリング・ストーンズのカバーが有名だけど、そちらはストーンズ流のエロいロックナンバーに生まれ変わっている。
それに対して、ポール版はほぼ原曲のイメージのままカバーされていて、このプロジェクトのコンセプトがよくわかる。
PAUL STANLEY SOUL STATION JustMyImagination
The Rolling Stones - Just My Imagination - Detroit 2015
以前からこういう活動をしているというのは知ってたので、アルバムが発表されるのを待っていたのだけど、なかなか期待通りの作品だと思う。
内容は古き良きソウル、R&Bのカバーと、オリジナル曲で、そこにキッスの面影はない。
今までのポールのソロは、キッス的価値観におけるハードロック作品だったので、今回のようなキッス的価値観から大きく外れるどころか、ロックですらないという内容は、戸惑う人も多いだろう。
数年前から喉の調子がイマイチ良くないポールだけど、ここでは無理なく歌える曲ばかりで、とてものびのび歌ってるように聴こえる。
無理矢理ハイトーンを絞り出すのではなく、今のポールにとても似合ってる。
もしこれが従来通りのハードロック作品でこういう歌い方だと、いかにも衰えた感が出てしまうけど、今回は新境地を開いたかの如く新鮮味あふれる内容で、逆に若さすら感じる。
このアルバムは題名のとおりNow、つまり現在の自分のオリジナル曲と、Thenにあたるスタンダードナンバーからの内容になっている。
このNowな新曲がThenの曲と違和感なく馴染んでいて、50年近くハードなロックを作り歌ってきた男とは思えない幅の広さを感じる。
Paul Stanley's Soul Station - I, Oh I
Thenで取り上げられている曲では、テンプテーションズの「Just My Imaginetion」に注目してみよう。
この曲はローリング・ストーンズのカバーが有名だけど、そちらはストーンズ流のエロいロックナンバーに生まれ変わっている。
それに対して、ポール版はほぼ原曲のイメージのままカバーされていて、このプロジェクトのコンセプトがよくわかる。
PAUL STANLEY SOUL STATION JustMyImagination
The Rolling Stones - Just My Imagination - Detroit 2015