Music Mania

No Music No Life

コピーバンド観戦

2023年07月29日 | 邦楽
先週の土曜日(7月22日)、松阪のライブハウスMAXAへ友人たちのライブを見にいった。
出演バンドはコピーバンドばかりで、バービーボーイズ、ジュンスカイウォーカーズ、ボウイ、ブルーハーツと僕の世代ド真ん中である。
どのバンドにも友人知人がいて、満員のお客さんも友人知人だらけである。
昨年までコロナ禍ということもあり、久しぶりに会う方も多く、かなりの盛り上がりが予想される。
うちのバンドからはボーカルなっちゃんとベースミチナカさんも来ていた。

1番目はバービーボーイズのコピバン、Bs Kneesで、名前こそ違えど事実上G-SPCである。
僕はかつてこのバンドのサポートギタリストをしていたけれど、メンバーはほとんど変わっていた。
ここはなんといっても男女ツインボーカルが素晴らしい。
とくに男性ボーカルはすごくハイトーンなので、歌いこなせる人は少ないのだけど、ここは完璧だった。
サックスも入ってサウンド面でもしっかりバービーだった。

2番目はジュンスカのコピバン、SHOSE COIN ROCKERSで、この日のライブはここのベースさんからのお誘いだ。
彼はいつもKai☆Sixのライブに来てくれて盛り上げてくれるので、今日は僕が盛り上げる番である。
最前列に移動してガンガン拳を振り上げ声援をおくる。
のだけど、最前列付近は乱闘になるのでは?というくらい大暴れ状態だ。
流石のバンド演奏は抜群の安定感だ。
ストレートなパンクサウンドと親しみやすいメロディなので、火に油を注ぐようにドンドン盛り上がっていく。

3番目はボウイのコピバン、乙☆三で、4月に花魁ROCKERとも対バンしたバンドである。
ボーカルさんは相変わらずかっこいい。
若い頃はさぞモテたことだろう。
全曲知ってるし、自分も弾いたことのある曲も多いので、見どころはたくさんある。
そして僕がやってた頃のボウイバンドよりずっと上手い。
みんな大好きBOOWYなので、やはり最前列付近は大暴れで、いかにもライブハウスでのロックのライブという風景だ。

トリはブルーハーツのコピバン青心で、専属ボーカルではなくギターボーカルのトリオ編成なのが珍しい。
系統してはジュンスカと似ているブルーハーツだけど、世間の知名度としてはこちらが上だろう。
そして名曲も多い。
ジュンスカやブルハあたりが後の青春パンクへと繋がるんだと思う。
トリということで、客席前方はよりいっそう大暴れ、コロナ禍の終わりを象徴するような光景だ。

というわけで、怒涛のような激しいライブは終わった。
僕としては、いつも盛り上げてくれる人たちのライブで、ようやく恩返しが出来たかなと思う。

サーキットの狼

2023年07月22日 | 日常
YouTubeで昔の映画「サーキットの狼」を見た。
原作はスーパーカーブームの火付け役となった少年ジャンプ連載の漫画だ。
当時小学生だった僕は、この漫画の大ファンで、当然スーパーカー大好き少年の一人だった。
実写映画があったのは知ってたけど、今まで見てこなかったのは、この作品すこぶる評判が悪かったからだ。
駄作中の駄作とまで言われてたので見るのをためらっていたが、YouTubeで無料で見られるのならちょっと見てみようと思った。

原作と同じ設定やストーリーの部分と、映画オリジナルの設定、ストーリーが混ざっていて、とくに映画オリジナルの部分がダメである。
まず、原作通りなのは

・風吹裕也のクルマは白に赤のストライプが入ったロータスヨーロッパ
・勝負に勝った数だけ星マークをつけている
・ライバルの早瀬左近のクルマはポルシェ911
・風吹の恋人、早瀬ミキは左近の妹
・早瀬左近はナチス軍の総統
・風吹は姉と2人暮らし
・風吹の姉の婚約者はレーサーの飛鳥ミノル
・飛鳥のクルマはランボルギーニミウラ
・対立してる暴走族は極道連
・沖田は警官でパトカーはフェアレディZ
・沖田は結核

原作と設定が違うのは

・風吹は整備工場で働いている
 (原作で働いてるシーンはなかったと思う)
・早瀬ミキも同じ整備工場で働くことになる
 (ミキは暴走族連合のリーダーだった気がする)
・早瀬ミキはなぜか帰国子女みたいな喋り方
・早瀬のポルシェが青(原作は白)
・極道連のリーダーのクルマがトランザム
 (原作ではサバンナGTだった気がする)

ざっとこんな感じかな。
その他、風吹の両親が亡くなった真相や、そこに沖田や極道連が関連してることなど、原作にはない物語も追加されてちる。
それでもまあここまでは、普通にB級映画くらいの内容で、超駄作というほどでもない。
この映画が駄作中の駄作というレッテルか貼られる最大のシーンは、クライマックスとなるサーキットでのレースである。

この鈴鹿サーキットで開催されるレースは、プロのレーサーだけでなく、一般の走り屋も自分のクルマで参加することが出来るというトンデモレースだ。
このレースに参加するのは、星野一義、高橋国光、長谷見昌弘、中嶋悟など当時の日本を代表するレーサーと、スーパーカーの数々。
そこへド素人である風吹や早瀬や沖田や極道連の連中が一緒にレースをするのである。
で、レースは鈴鹿サーキットだけでなく途中から山岳コースとして鈴鹿スカイラインまでワープする。
極道連のアメ車軍団のクラッシュ、沖田の死などが強引に詰め込まれ、その後どういうわけか風吹が優勝する。
日本を代表するレーサーよりも、ド素人で普段乗ってるロータスで参加した人間がゴールシーンもなく優勝するのだ。
こうして誰もが納得出来ぬ展開のまま終了する。

この映画は、実在の人物や実在のクルマが多数登場するというリアリティと、いかにもマンガチックな、いや原作漫画以上にトンデモな展開になるストーリーとのバランスが悪い。
それでも原作者池沢さとしも登場して棒読みセリフを言ってるし、「およげたいやきくん」が大ヒットしたばかりの子門真人がテーマ曲を作曲して歌うなど、それなりに気合入れて作ってる気がする。
そして、「トラック野郎」との2本立てで上映され、トラック野郎人気も相まって興行としては11億円近くの収入となったようだ。

余談

僕はこの頃よく鈴鹿サーキットへ遊びに行ってたが、いつだったか子門真人がミニコンサートを開いて、そのときサーキットの狼のテーマ曲を歌ってたのを覚えている。
だけど、小学生の僕には渋すぎて全然いいと思わなかった。
今聴くと渋くてかっこいいロック曲だと思う。


サーキットの狼[公式]

山下達郎問題

2023年07月15日 | 邦楽
山下達郎がジャニーズ批判をしないことでバッシングされている。
きっと山下達郎なら厳しい態度で発言してくれるに違いないと思い込んでた人たちが、期待外れなことしか言わなかったので怒ってるのだろう。
どうせ今怒ってる人たちも、数ヶ月もしたら忘れてしまって12月にもなれば例年通り「クリスマスイブ」を聴くんだろうけど。

ジャニー喜多川が多くの少年に性暴力を行っていたのは重大な犯罪であり、これはもっと大騒ぎしていいことだ。
どうも男同士ということで、そこまで問題視されてない気がするけど、これがもし秋元康がアイドルの少女に性暴力を行っていたらもっともっも問題になったはずだ。
少年も少女も関係ない。
ジャニー喜多川は故人となっても有罪にならなければおかしい。

というわけで、一番悪いのはジャニー喜多川本人で、次に悪いのはそれを黙認していた事務所の人間である。
どれくらい知ってたのかわからないが、時としてかなり重大な共犯者になりうる。
そして、次に悪いのは、そんな噂を耳にしながらもジャニーズに忖度し続けたメディアである。
ジャニー喜多川が死ぬまで公に出来なかったのはメディアの責任だ。

それらの悪事に比べたら山下達郎の発言なんてどうってことない。
わりと偏屈なところのある彼のこと、まあ仕方ないよね、と思う。
それよりも、SNSは一切やりません、サブスク配信もやりませんってのは時代錯誤だし、老害と思われても仕方ないだろう。

どうする家康、後半戦へ

2023年07月10日 | 日常
今年の大河ドラマは賛否ある。
今年に限らず毎年そうなのだが、今年はわりと評判いいだけに、否定意見も多いのだ。
僕としてはとても面白いと思って見ている。
ただ、徳川家康の長い人生を1年で描くのに半年以上経ってまだ織田信長が生きてるっていうのは遅すぎる気がするが。
最近の大河は青年期を長く描くパターンが多いので、これもそうなんだろう。

僕は今回の大河でとくに良いと思うのは、今までの常識とかイメージを覆す脚本になってることだ。
否定的な人はおそらくそういうところが嫌いなんだろうし、好きな人はそういうところが好きなんだと思う。

で、7月9日の放送。
家康が武田を滅ぼして、信長の接待を成功させるという会。
終始信長の機嫌を取りまくる家康がすごく不気味で、秘めたる恐ろしさを感じる。
もうすぐ本能寺の変。
家康、信長、秀吉、光秀、歴史を動かす4人の動きがどう描かれるのかワクワクが止まらない。

百花繚乱夏の陣 その3

2023年07月08日 | 花魁ROCKER
トリは主催である我らが花魁ROCKERだ。
4月にここでやったときはトラブルによりSEなしでスタートしたけど、今回は予定通り。
ただし、いきなりボーカルマイクのトラブルで出たしの音声が入らない。
やり直すこともなく、そのまま強引に突っ走る。
出鼻をくじかれたものの、すぐに復活していつもの調子に戻ることが出来た。

今回のセトリはいつもはラストあたりで演奏するフェアリーを1曲目に持ってきて、代わりにオープニングでやってた六本木心中を後にしてみた。
一曲目にこういうメタルな曲からスタートすると、最初からアクセル全開でライブが出来るのだ。

中間あたりで歌謡ブルースな色彩のブルースを入れて、少しクールダウンした後は最後までノリのいいナンバーでやり通した。
最後は私は嵐で、メタルに始まりメタルで終わった。

今回の問題点は、まずライブ中自分のギターの音がほとんど聞こえなかったこと。
前回はモニターが大きすぎたのが問題だったけど、今回は逆だ。
Kai☆Sixのときは問題なかったのになぜなのか。
これもライブあるあるで、仕方のないことである。

全体的には出来は良かったと思う。
やはりライブは続けなくてはならない。
ようやくコロナ明けで調子が戻ってきたといえる。

セットリスト

1.フェアリー
2.カモメが飛んだ日
3.絶対絶命
4.異邦人
5.色彩のブルース
6.ボヘミアン
7.勝手にしやがれ
8.六本木心中
9.私は嵐

花魁ROCKER Live EGG White 2023-07-02