昨日、マイミクのカインさんが車の追突事故の被害にあったという。
幸い、たいしたケガもなかったようだが。
もう10年以上前のことだが、僕は追突事故で酷い目にあったことがある。
その日は雨がシトシト降り、3月だというのに冬のように寒い日だった。
四日市の路上で信号待ちをしていたら、突然激しい衝撃が体全体を襲う。
後ろの車が僕のクルマに追突したのだった。
僕のクルマは信号待ちの先頭だったが、交差点の真ん中くらいまで突き飛ばされた。
相手の人は誠意というものがまるでなく、非常に荒っぽい野人のような男だった。
警察でわかったことだが、男は暴力団組員だった。
傷害などいくつもの前科があり、今も現役ヤクザだという。
そしてクルマは本人のものではなく、しかも車検切れ。
家は公団アパートに住んでいるらしい。
(このときの警察対応は非常に冷たく、実に不愉快だった)
その後、この暴力団員となんどか電話でやり取りしたが、今は忙しいだの、払う金はないだの、あそこに止まってたおまえが悪いだの、まるで修理代を払う気がなかった。
修理代金は35万円くらいだったと思う。
仕方がないので、市の交通事故相談センターへ行った。
事情を話したが、相手が払う気がない場合、どうしようもないと言われた。
安定した収入がなく、財産も差し押さえるものもない場合、日本の法律では強制労働は出来ないのでなんともならないと言う。
それでもあきらめられないので、弁護士に相談することにした。
しかし、弁護士にも同じことを言われた。
弁護士は逆じゃなくて良かった、つまり僕がヤクザに追突したのではなく、被害者側だったから良かったと言われた。
裁判をしてもいいが、そして確実に勝つだろうが、費用がかかるだけでメリットは何もないらしい。
そしてヤクザには関わるな、と言われた。
どうしても納得がいかない僕は、知り合いのツテを頼って、地元の暴力団事務所をたずねた。
対応してくれた組員さんは、警察よりもずっと親切に話を聞いてくれた。
結果、そういう問題を解決するために組を動かすと、100万円以上お金がかかるとのこと。
たかが30数万円の問題で100万円使うのか?男としての誇りのためにやる、というなら動いてもいいが、まあやめとけ、と言われた。
こうなったら単身、相手の暴力団事務所に乗り込み、そこの組長と話をしようかとも考えた。
今思うと、あまりに無茶な考えだが、当時は理不尽さに納得出来なかったのだ。
そうこうするうちに、周りからもヤクザとは関わるな、社会勉強したと思ってあきらめろといわれる。
修理に出したディーラーでも、ヤクザが相手ではなんともならない、代金はまけとくからあきらめたほうがいいといわれた。
(30万ジャストにしてくれた)
結局、泣き寝入りとなる。
クルマ修理代金30万円は自腹で払った。
医療費は特例で保険を使わせてもらった。
普通は相手の自賠責保険があるのだが、車検切れだったためそれもなかったのだ。
今もたまにネットでの交通事故相談でこの事例について尋ねてみるのだが、やはりなんともならないらしい。
幸い、たいしたケガもなかったようだが。
もう10年以上前のことだが、僕は追突事故で酷い目にあったことがある。
その日は雨がシトシト降り、3月だというのに冬のように寒い日だった。
四日市の路上で信号待ちをしていたら、突然激しい衝撃が体全体を襲う。
後ろの車が僕のクルマに追突したのだった。
僕のクルマは信号待ちの先頭だったが、交差点の真ん中くらいまで突き飛ばされた。
相手の人は誠意というものがまるでなく、非常に荒っぽい野人のような男だった。
警察でわかったことだが、男は暴力団組員だった。
傷害などいくつもの前科があり、今も現役ヤクザだという。
そしてクルマは本人のものではなく、しかも車検切れ。
家は公団アパートに住んでいるらしい。
(このときの警察対応は非常に冷たく、実に不愉快だった)
その後、この暴力団員となんどか電話でやり取りしたが、今は忙しいだの、払う金はないだの、あそこに止まってたおまえが悪いだの、まるで修理代を払う気がなかった。
修理代金は35万円くらいだったと思う。
仕方がないので、市の交通事故相談センターへ行った。
事情を話したが、相手が払う気がない場合、どうしようもないと言われた。
安定した収入がなく、財産も差し押さえるものもない場合、日本の法律では強制労働は出来ないのでなんともならないと言う。
それでもあきらめられないので、弁護士に相談することにした。
しかし、弁護士にも同じことを言われた。
弁護士は逆じゃなくて良かった、つまり僕がヤクザに追突したのではなく、被害者側だったから良かったと言われた。
裁判をしてもいいが、そして確実に勝つだろうが、費用がかかるだけでメリットは何もないらしい。
そしてヤクザには関わるな、と言われた。
どうしても納得がいかない僕は、知り合いのツテを頼って、地元の暴力団事務所をたずねた。
対応してくれた組員さんは、警察よりもずっと親切に話を聞いてくれた。
結果、そういう問題を解決するために組を動かすと、100万円以上お金がかかるとのこと。
たかが30数万円の問題で100万円使うのか?男としての誇りのためにやる、というなら動いてもいいが、まあやめとけ、と言われた。
こうなったら単身、相手の暴力団事務所に乗り込み、そこの組長と話をしようかとも考えた。
今思うと、あまりに無茶な考えだが、当時は理不尽さに納得出来なかったのだ。
そうこうするうちに、周りからもヤクザとは関わるな、社会勉強したと思ってあきらめろといわれる。
修理に出したディーラーでも、ヤクザが相手ではなんともならない、代金はまけとくからあきらめたほうがいいといわれた。
(30万ジャストにしてくれた)
結局、泣き寝入りとなる。
クルマ修理代金30万円は自腹で払った。
医療費は特例で保険を使わせてもらった。
普通は相手の自賠責保険があるのだが、車検切れだったためそれもなかったのだ。
今もたまにネットでの交通事故相談でこの事例について尋ねてみるのだが、やはりなんともならないらしい。