Music Mania

No Music No Life

レベッカ祭(名古屋)

2015年10月28日 | 音楽
25日は名古屋ボトムラインBLCafeで開催されたレベッカ祭を見に行ってきた。
出演バンドはButterfly、KOBECCA、FITZ BEATの3組、各1時間づつ全28曲というボリュームだった。
セットリストがよく考えられていて、3バンドで一つのライブのようになっており、ダブりが少なく、
有名曲はトリを務めるFITZ BEATが担当した。

まずはButterflyから。

(SE 光と影の誘惑)
1.Hot Spice
2.CHEAP HIPPIES
3.モーター・ドライブ
4.ONE MORE KISS
5.真夏の雨
6.NERVOUS BUT GLAMOROUS
7.ボトムライン
8.NOTHING TO LOSE
9.プライベイト・ヒロイン

定番SEから1曲目に入り、イントロの途中からボーカルが登場。
このバンドは音のバランスがすごくよく、とても聴きやすい。
ギターもバッキングはナチュラルな音色でやや控えめながら、ソロになるとしっかり存在感をアピールしていた、
ベースはここのバンマスで、エレキベースだけでなくウッドベースも弾きこなす器用さがあり、コーラスも上手い。
ドラムは派手さはないものの安定した腕で、とくに「ONE MORE KISS」での難易度の高い演奏には息をのんだ。
キーボードは土橋安騎夫の音色を見事に再現していて、これぞレベッカサウンドと言えるもの。
この日、「CHEAP HIPPIES」は3バンドとも演奏したが、キーボードはここが一番だったと思う。
そしてなんといってもこのバンドの売りはボーカルだ。
パワフルでセクシー、声量もありハイトーンも難なく出る。
とくに「NERVOUS BUT GLAMOROUS」は秀逸の出来で、嫉妬に狂う女を大人の色気で表現していた。
スツールを使った演出も妖艶な雰囲気を出していたし、ラストの「プライベイト・ヒロイン」では床に転がったりなど、
ドハデなパフォーマンスで圧倒していた。



つづいての出番はKOBECCA。

1.フリーウェイ・シンフォニー
2.ラブ・パッション
3.ボトムライン
4.CHEAP HIPPIES
5.Virginity
6.London Boy
7.Cotton Love
8.ガールズブラボー!
9.76th Star

まず、その風貌に驚かされる。
ドラムとギターは金髪ロンゲで、今からメタルバンドが登場するかのような雰囲気だ。
キーボードもかっこいいお姉さんで、レベッカのコピバンには珍しいタイプだと思う。
ライブが始まると、1曲目でいきなりメンバー紹介、これも珍しい。
そして、5曲目からゲストボーカルとしてデュランデュランのコピーバンドの男性ボーカルが入る。
コーラスというよりツインボーカルに近いスタイルで、上手くハモっていた。
ベースはなんと6弦ベースで、「ボトムライン」のベースソロも難なく決めていた。
8曲目でギターがストラトに持ちかえての「ガールズ・ブラボー!」、ものすごいカッティング!
リズム感といい切れ味といい、素晴らしいプレイだった。
ドラムも上手く、しっかりとしたリズムを叩きだしている。
ボーカルは素敵なキャラで、声もいい、音程もいい。
客席から「かわいい」という声も多かった。
キーボードが少し聴こえにくかったが、最後の「76th Star」のソロでは、その高い実力を知ることが出来た。



トリはFITZ BEAT。

(SE 光と影の誘惑)
1.RASPBERRY DREAM
2.MOON
3.LONELY BUTTERFLY
4.CHEAP HIPPIES
5.ラブ・イズ・Cash
6.Virginity
7.OLIVE
8.When a woman loves a man
9.フリーウェイ・シンフォニー
(アンコール)
10.フレンズ

このバンドもファッションがカッコいい。
フロント3人もいいし、ドラムとキーボードは今年の再結成レベッカの衣装を意識した白シャツと黒タイだ。
ここはベースが女性で、長身で多弦ベース(5弦)をかまえる姿はカッコいい。
非常に華奢な指なのに、弾き出されるサウンドはグルーブ感のある野太い音だった。
ギターは前二人はローランドJC120を使っていたのに対し、こちらはマーシャル。
「Virginity」や「OLIVE」でみせた速弾きテクも余裕でこなし、音色のセンスもよく、コーラスも上手い。
キーボードは新加入らしいが、「When a woman~」でのソロワークも完璧だ。
ドラムは小田原さん譲りのヘヴィさにプラスして、ときおりみせるテクニカルな一面もカッコいい。
ボーカルは可愛い感じで、安定の歌唱力。
レベッカ好きっぷりが伝わってくる歌だった。
このバンドはとにかく笑顔が印象的で、すごく楽しそうなのがいい。
心の底から演奏を楽しんでいる感じが伝わってきて、例えば「When a woman~」のサビでのダンスも楽しさに溢れていた。
最後にアンコールとして「フレンズ」を演奏して、この日の祭りは終了した。



最後に、この日は客席もよかった。
とくに最前列中央付近にいた女性グループのノリは最高で、バンドもかなりテンションがあがったと思う。

出演された皆さん、本当にお疲れ様でした。


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性善説と性悪説

2015年10月25日 | 日常
僕は長谷川豊のブログをよく読む。
基本的にこの人の考え方が嫌いで、いつもウンザリしながら読むのだけど(たまに同意することもある)、
自分と違う考え方の人を知るのはいいことだと思ってる。

コメント欄もなかなか興味深い。
よく考えもせず長谷川の言うことを鵜呑みにして同意してる人もいれば、反論してる人もいる。
で、ここのコメント欄に「性善説」という言葉を間違って使ってる人がちょくちょくいて、ちょっと気になる。

「日本人は性善説で疑うことを知らないアホばかり」とか、
「世界で唯一の性善説の国民だから、世界から取り残される」とか、
「お人好しの幼稚な性善説ではなく、もっと普通の国になるべき」とか。

違うでしょう。

人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ、というのが性善説。
人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ、というのが性悪説。
結局はどちらも、人は善にも悪にもなるということで、性善説だから疑うことを知らないお人好しとか、そんなのではないのだ。

もし、道を歩いていて1万円札を拾ったとしよう。
それを交番に届けるか、自分のポケットに入れるかは、性善説とかそんな単純な話ではないと思う。
仮に人は生まれつきは善だったとしても、成長するに従い、ズルいことを覚えたり、
経済的に苦しかったりするとポケットに入れてしまうかもしれないし、
生まれつきは悪だったとしても教育が良かったり、あるいは宗教的な理由によりお金を届けるかもしれない。

今のところ、日本では拾った1万円札を交番に届ける人が多く、海外では自分のポケットに入れる人が多いのだろう。
それって日本人の美徳だと思うんだけど、ダメなのか?
長谷川豊やその支持者からすると、ご丁寧にお金を届ける人は、お人好しのバカにしか見えないようだけど。

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ギターにまつわる都市伝説

2015年10月17日 | ギター
ギターにまつわる都市伝説、ちょっとだけ検証。

1.ギターが弾けるとモテる
2.ギター初心者はFで挫折する
3.古い弦は熱湯で煮ると復活する


まず1から。

ギターが弾けるとモテる。
モテたいからギターをやるんだ。
ギターやってたんならモテたでしょ?
キミもコレでギターが弾けるようになる、明日からモテモテだよ!

ほとんど都市伝説になってる、ギター弾きはモテるという幻想。
でも、こんな調査結果があった。

【男子必読】ギターが弾ける男性は魅力が9割増しとの調査結果

これによると

・10人中9人が「ギターが弾ける人はセクシー」
・4人に1人の女性が「ギターが弾けるという理由だけでデートしたことがある」
・10人に1人は「男性にとってギターテクニックはマストアイテム」

このアタマの悪そうな調査結果をみて、思わず「ウソ書くなよ」と思ってしまった。
だいたい、ギターが弾けるという理由だけでデートする女って、いったいなんなんだ?
その女にとって、男の価値とか基準ってギターなのか?

元々モテる男は、何をしてもモテる。
ギターであろうがベースであろうがボーカルであろうが、間違いなくモテる。
モテない男は何をしてもモテない。


次に2、「ギター初心者はFで挫折する」
一見、伝説でもなんでもなく、普通に事実のようだけど、本当にそう?
たしかに始めたばかりの人にとってコード「F」はちょっぴり難易度が高いかもしれない。
しかし、僕が見てきた経験からすると、ギターで挫折する人は「F」までに諦めている。
コード「C」とか「Am」も弾けずにやめる人ばかりだが。
今日初めてギターを触った人が、いきなり曲を弾こうとして挫折したり、指の痛さに耐えられずに諦めたりする。
地道にコードパターンから入った人は、「C」とか「Am」をマスターし、「F」には苦戦しつつも乗り越えると思う。


次に3、「古い弦は熱湯で煮ると復活する」
これ、僕がギターを弾き始めた30年以上前から言われてたことだ。
ということは、今張ってある弦を外して、煮て、またそれを張るんでしょ?
そんなこと実際にやる人いるのか?
煮たら乾かさなきゃいけないし、それって天日干しとかしなきゃ巻き弦の奥まで乾かないだろうし。
ネットで調べてみると、実際に試した人がいて、いちおう新品のような音色が復活するらしい。
理屈は、弦についたホコリや油分、汚れなどが落ちてクリアな状態になるからだという。
ただし、寿命は短いとも書いてあった。
僕なら、外した弦をまたギターに張るなんて精神的にムリ。
だって、クルクルと巻き癖がついた弦を一から張りなおすなんて、ありえないでしょ。
そこまでして新品の音色を復活させて、で、ディスト―ションめいっぱいかけて弾いてたら、ちょっとしたギャグかと思うぞ。

今回の検証はここまで。

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涙のハードおにぎり

2015年10月10日 | ギター
ギターを弾くときのピックを、長年愛用していたオニギリ型からティアドロップ型に変更した。

ギターを弾き始めた10代半ばから、今年の夏くらいまでずっとオニギリ型ピックを使っていた。
若い頃はミディアムという硬さのもの、復活後はハードという最も硬いタイプのものだ。
僕はバッキング時にジャキジャキした歯切れの良さを出すため、すごくピッキングが強いのだけど、
このときピックは硬いほうが弦の張りに負けず、キレがいい。
難点は弦をよく切ること。
ここ数年の悩みの種だ。
対策として、弦をアニーボールのハイブリッドスリンキーという、巻き弦のみワンサイズ太いタイプに換えたところ、
切る頻度は下がった。

この春くらいに、ピックを最も柔らかいタイプに換えてみた。
慣れないので弾きにくい。
その代り弦を全く切らなくなった。
しかし、長年ハードになれた身としては、あまりに弾きにくいので今度は昔よく使っていたミディアムを買ったのだが、
この際、違う形状のものも試してみることにした。
一般的にエレキギターのピックとしてもっとも多く使われているのが、涙の粒型ピックだ。
これのミディアムも買ってみた。

オニギリ型ソフトが僕の弾き方に全くあわなかったので、それと比較して涙の粒型ミディアムは弾きやすかった。
ただ、ピックの弦に当たる部分の角度がオニギリ型より鋭角なので、少しひっかかる感じはある。
それも慣れの問題だろうということで、しばらく使ってると、違和感なく使用できるようになった。

そしてウソみたいに弦を切らなくなった。
相変わらずピッキングは強い。
弦は巻き弦のみ太いタイプから、通常の09ゲージに戻した。
それでも切らなくなった。

今のお気に入りは島村楽器オリジナルのウルテム製ピック。
弾き心地がいい。
定番のフェンダーのピックも使ってみたが、新品のうちはいいものの、すり減ってきたとき少し引っかかりを感じる。
他にもいろいろ試した結果、やはり島村楽器のものが一番しっくりくる。
ようやくコレというピックが見つかったので、当分はこれを愛用することになるだろう。



左から、以前よく使っていたおにぎり型、フェンダー製、島村楽器製
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あなたの趣味はなんですか?

2015年10月04日 | 日常
昨日のエントリーで40代の趣味について「趣味探し.com」というところのリンクを貼ったが、このサイトはなかなか興味深い。
世の中の人の趣味ってなんなのだろう、という話を少し前に音楽仲間のNAOさんとも話してたのだが、
「趣味探し.com」には多くの趣味が紹介されている。

では、ここをお読みの方が最も関心が深いであろう、音楽系の趣味を見てみよう。

やってみたい音楽趣味(鑑賞、演奏)

1位 ギター
2位 カラオケ
3位 ピアノ
4位 サックス
5位 音楽鑑賞
6位 ハーモニカ
7位 オーディオ
8位 DJ
9位 劇団員
10位 ドラム
11位 ジャニーズおっかけ
12位 バイオリン
13位 ウクレレ
14位 ミュージカル
15位 ライブ、コンサート(観る)
16位 楽器演奏
17位 作曲
18位 フルート
19位 津軽三味線
20位 コンピュータミュージック

1位はギター、今も昔も不動の地位だ。
ギターの中にはエレキもアコギもクラギも含まれる。
初期投資が比較的安価で、ある程度高齢になってからでも始めることができる点が人気なのだろう。
2位のカラオケも誰でも気軽に始められる趣味で、しかも極めようとすると非常に奥が深い分野だ。
サイト的には、ヒトカラ(一人でカラオケ)を勧めていて、なるほどそれなら一緒に行く人がいなくても
暇なときいつでもいって技術を磨くことができるので、より趣味性が高いといえよう。
5位の音楽鑑賞、これを趣味というからには、FMやテレビで流れる流行りのJ-POPを聴くだけではちょっと弱い。
何もクラシックやジャズとはいわなくても、ちょっとばかりこだわって聴いたほうがいいだろう。
11位のジャニーズおっかけ、今やこれも立派な趣味の一つのようで、当然、女性アイドル、はたまた地下アイドルのおっかけも
趣味としてしている人は多い。
楽器演奏系のなかで、ギターやピアノの人気が高いのはいいけど、シンセサイザーをやりたい人はいないのかな?
ピアノよりも敷居が低く始められると思うんだけど。
サックスは、やりたい人が多いわりに実際にやってる人は少ない印象。
やはり家で練習しにくいのは、現実問題として難しいんだろうな。

音楽系以外の趣味もみてみよう。

総合ランキングの1位は「在宅ワーク」。
男性ランキングの1位も「在宅ワーク」。
女性ランキングの1位も「在宅ワーク」。
10代ランキングの1位も「在宅ワーク」。
20代ランキングの1位も「在宅ワーク」。
30代ランキングの1位も「在宅ワーク」。
40代ランキングの1位も「在宅ワーク」(笑)

これは何かの印象操作か?
はっきりいって、こんな結果には文化の貧困を感じる。
たぶん、イタリア人が見たらひっくり返るよ、本当に。
家で仕事するのが職業の人は別として、なんで仕事から帰ってきてからも家で働かなきゃいけないんだ。
まだまだ日本人は働きアリ気質が高いようです。

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